かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「御巣鷹」からはや30年。空の安全は少しは進化したのでしょうか。

2015-07-11 23:23:23 | Weblog
 今日はやたらと暑苦しい一日でした。奈良市で最高気温32℃だったそうですが、湿度が高くムシムシした気候で、体感はもう少し暑いように感じました。夕方、どんよりとした黒雲がかかっていましたから、いっそ夕立でもあればと期待したのですが、結局雨はなく、ガッチリ暑さを封じ込めたような様子だったのが地味にこたえました。明日も今日に勝るとも劣らず暑い一日になるそうですが、これまで梅雨空でどちらかと言うと寒いくらいに涼しい日が多かったためか、急にきたこの暑さには大分負担を感じているようです。
 一方台風は、9号は大陸をかすめて朝鮮半島に向かう模様で、うまくいけば半島を襲っている渇水が多少は助かるかもしれません。もう一つ、11号の方は、なんだかこのまままっすぐ北上して西日本の何処かに直撃するコースを取りそうな予想が、気象庁で出ていました。今のところ、最接近は16、17日になりそうですが、夏の台風は迷走することも多いと聞きますし、もう少し様子を観察する必要があろうかと思います。

 さて、群馬県御巣鷹山に日航機が墜落した大事故から30年、というニュースを見て、もうそんなになるのか、とちょっとばかり驚いてしまいました。一口に30年と言うのは簡単ですが、30年前、自分が何をしていて、今どうなっているのか、をつらつら考えて見るに、中々そうやすやすとは総括しかねる、それなりに波瀾万丈の半生が思い起こせそうです。あれから空の旅は安全になったのか、というと、多分事故率などは下がったんだろうな、とは思うのですが、最近でもエールフランス機やインドネシア航空機が墜落した事故など記憶に新しいものもあり、実際の所どれだけ安全性が高まったのか、今ひとつピンとこない気がします。この日航機墜落事故もそうですが、事故原因が結局明瞭に納得できる形で提示された例が少ないようにも感じられますし、と言ってトンデモな陰謀説を採用するのも色々根拠に欠け、結局、過去の様々な航空機事故の例に漏れず、真相などそう簡単にわかるものではない、ということが改めて理解されるばかりです。いつか、絶対安全確実な空の旅が約束される時代がくるのだろうか、超音速旅客機とかまだまだ捨てがたいロマンを覚える物もありますが、もっと地味でロマンとは程遠い、安全技術の革新的発展にこそ、期待をしたいと思う30年目でした。

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