かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

冥王星と衛星カロン、想像よりもダイナミックで美しい星だったみたいです。

2015-07-16 20:52:15 | Weblog
 朝から断続的に降り出していた雨が、今は切れ目なく降り続いています。風も少し強くなってきたようです。とは言うものの、別に豪雨というわけでもないので、本当に台風が接近してきているのか? と台風速報とか観てなければちょっと疑わしく感じるほどの降りようではあります。まあ奈良県への最接近は、今夜半から朝にかけてのようですから、本番はまだこれから、ということなのかもしれません。一方で、台風12号がまたなんとも不気味な動きをしているようで、この調子だと24日頃日本に最接近、というようなコースをたどりそうな塩梅です。11号が過ぎてそろそろ夏本番で梅雨明け、ということになろうかと思っていましたが、これは案外思いの外時間がかかるかもしれませんね。

 さて、冥王星へ探査機「ニュー・ホライズンズ」が無事最接近を果たし、フライバイで更に深宇宙に向けて旅立って行きましたが、その際に撮影された写真がNASAから公開されました。これまでとは格段に解像度が違う鮮明な冥王星と衛星カロンの姿や、冥王星表面の、富士山クラスの高さを持つ氷の山脈など、実に興味深い映像です。秒速14キロというとんでもないスピードで移動しながら、太陽から届く光も実に微妙なレベルになっているだろうと推測されますのに、このような美しい写真が得られるというのは正直驚くばかりです。しかも、そんな装置類を、宇宙空間で9年も保たせ、きっちり仕事をさせるNASAの技術も、実に大したものだと思います。これから更に彗星の巣カイパーベルトに向かい調査するそうですが、是非また新たな発見と素晴らしい映像を届けてもらいたいものです。といいつつまだ冥王星観察は続いているそうですし、その調査データが完全に送られてくるまでには数ヶ月以上の時間がかかるとのこと。写真だってまだまだ驚くべきものが届くに違いないでしょうし、冥王星の大気のデータとか、新しい知見も満載になることでしょう。それらが整理・解析され、発表されるのが実に楽しみです。
 それにしても、太陽系の端っこでも水の氷、って実在するんですね。さすがに全長300m超の宇宙戦艦が潜水したりするほどの体積があるのか判りませんが、想像以上に起伏に富んだ地形とかは中々見応えがあって、想像をもてあそぶには格好の素材でした。

コメント
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