かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

電気柵で大人二人が死亡。都会人にはそんなトラップがあること自体判らなかったのが事故の原因かも?

2015-07-19 23:30:40 | Weblog
 台風が過ぎて、ようやく夏らしい天気になるかと思いきや、今日も朝から天気は渋りがちで、時折雨がぱらつく曇り空のまま終始しました。まああんまり暑くなくてありがたいといえばそうなのですが、さすがにあまりこの調子では夏を無事越せるのか心配にもなってきます。明日以降はとりあえず晴れが続くみたいですが、台風12号崩れの熱帯低気圧の動きを観てみますと、週末はどうなるかかなり怪しい感じです。
 それにしても、気象庁は台風が熱帯低気圧になった途端、それまでの進路予測を大幅に縮小してしまいました。また発達して台風と呼べる大きさになったらしれっと改めて進路予測を出すのでしょうが、これはちょっと不親切なんじゃないでしょうか? 日本近海での進路の精度は気象庁には劣るそうですが、一貫して1週間分の進路予想を発表しているアメリカ海軍の台風予報の方がずっと親切です。

 さて、今日の午後4時40分ごろ、静岡県西伊豆町で、動物よけの電気柵に触れ大人5人と子ども2人が感電、大人の男性二人が死亡した事故がありました。事故にあった人たちは川崎市などから遊びに来ていたそうで、誰かが誤って電気柵に触れ、それを助けに行った人たちが次々感電、事故が広がったらしいです。
 普通、動物よけの電気柵は高電圧ではあっても低電流で、びっくりしたり痛い思いをすることはあっても生死に関わるようなことにはなりにくい危険性の低いもののはずなのです。また、漏電すると何より電気代がもったいないので自動的に電気を切断する機構もあるものなのですが、ひょっとしたら禁止されている100Vないし200Vコンセントからの直出しとか、安全装置なしだったりとかいうようなことでもしていたのでしょうか? 事故にあった人たちは川遊びをしていたそうですし、もしそうなら感電しやすい濡れた身体で違法な高電圧高電流を浴びてしまった、という事になります。もちろんそれは何ら根拠の無い憶測ですし、今後続報でもあれば判明することなのでしょうが、いずれにしても人死にが起こってしまった、ということからしても、通常の電気柵であるとは中々考えにくいところがあります。
 奈良県でも、山の中はサル、イノシシ、シカ、それにアライグマやイタチと言った動物による被害が大きく、その有効な対策としては電気柵が優れていることもあってそれなりに普及しておりますが、都会の人たちは、田舎ではそういう装置が普及していることや、そもそもどんな装置であるか知らないヒトも多いのかもしれません。田舎の人達にとっては死活問題になる害獣対策ですから、この事故を契機にしても電気柵自体が無くなったり規制されたりするようなことはまずないでしょうが、使う田舎の人達だけでなく、たまに遊びに来る都会の人たちも、そういうものが山の中には設置されているのだと知っておく必要があるでしょうね。亡くなった2人にはお気の毒ですが、そんな意識啓発の取っ掛かりに、今回の事故はなってくれるかもしれません。

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