かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

豚コレラはパンデミック化しているのでは? もはやワクチン使用をためらう時期ではないのかも?

2019-02-08 22:27:39 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は4.5℃、最高気温は7.6℃、五條市の最低気温は5.5℃、最高気温は7℃でした。今日は朝から曇りで日中ほとんど日差しがなく、肌寒い1日になりました。ただ、風もありませんでしたし、寒波襲来で厳寒というところまでも行きませんでした。少し意識して冬装備で固めていれば、十分しのげる程度の寒さだったと思います。ただこの3連休はずっとこの調子のようで、洗濯など週末の日常仕事は捗りそうにありません。ストーブを付けつつの部屋干しが主体になりそうです。

 さて、岐阜県で始まった豚コレラ禍、その後愛知県にも移って中々収まらない状況が続いていましたが、なんと一気に長野、静岡、大阪、滋賀へと広がりました。愛知県の豚コレラ発生農場から子豚がそれぞれの府県の農場へと出荷されて広まってしまったという、これまでの野生の猪が運んだ、と考えられていたウイルスの伝染が、人為的に広げられてしまったという痛恨の封じ込め失敗が記録されてしまうことになりました。殺処分の対象豚は数万頭にのぼるそうですが、大阪府東大阪市の場合は豚舎が住宅街にあって周辺住民への配慮から感染豚の殺処分作業が出来ない、という前代未聞の事態になっているそうです。農場の規模にもよるでしょうが、いざ処分となると、数十人、場合によっては100人単位で動員がかけられ、交代しつつ昼夜兼行の24時間作業で迅速な処分が進められます。重機やリフトなどの機械も動くことでしょうし、なにより何十人もの人間が夜中も煌々と明かりを照らして作業するのですから、周辺住民としてはたまったものではないでしょう。豚なんて臭いも結構出ますし、よくそんなところに豚舎など営めるものだと驚きますが、これまで豚舎の全頭を速やかに鏖殺することで蔓延を防ごうというやり方が出来ないという事態に陥ったわけです。
 こうなると我が奈良県でも発生は時間の問題なのかもしれません。予防措置としてはワクチンの摂取しか手がないようですが、ワクチンを使うとワクチンを使うと国際獣疫事務局(OIE)による清浄国認定から外れ、ワクチン使用を停止し、ない限り清浄国への復帰はできなくなります。それが輸出など産業に悪影響を与えるとのことで政府。農水省はこれまでワクチンの使用を認めませんでしたが、このままなし崩し的に広がり続ければ結局「清浄」とはとても言えないでしょう。早期に終息をはかるためには、長期間のペナルティを覚悟しても有効なワクチン使用に踏み切る決断が必要かもしれません。


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