今朝の奈良市の最低気温は0.9℃、最高気温は10.8℃、五條市の最低気温は−1.2℃、最高気温は10.6℃でした。今日は見事な冬晴れの天気で、季節の西風も緩やかで、日向ではかなり暖かく感じました。夕方まで快晴の空で明日雨が降るのがちょっと信じがたかったのですが、どうやら雨は午後遅く、場合によっては夜になってから降り出してくるみたいです。明日は気温も大幅に上がってきて早くも「春一番」が吹くのではないか、という話ですし、飛ばされないようにだけ気をつけて、朝のうちから洗濯や布団干しなどしておけば良いかもしれません。
さて、厚生労働省で様々な国の趨勢を捉える統計数値がいい加減に扱われていた問題で、
厚労省の頭頸部局がこの10年で職員2割減、予算も3割程削られていたことが報道されていました。
今回不正があった、毎月勤労統計と賃金構造基本統計は、政策統括官(旧統計情報部)という部署が所管しており、10年前は257人の統計職員がいたそうです。それが段々減員となり、今年には208人まで減らされたのだとか。予算も2004年には12億4千万円あったのが、いまや9億円台にまで削られて来ているとのこと。国の政策を決めるための基礎情報である統計で不正をやらかすこと自体許しがたい話ではありますが、このように重要な部署で人員と予算を削減してきたということは、国全体として情報軽視、統計軽視の姿勢があったと言わざるを得ない状況と言えるでしょう。行政改革はもう50年以上前から断続的に行われ、中でも小泉政権の時や民主党政権の時はザクザク切りまくって国民の喝采を浴びていたこともありましたが、結局切ってはならない基盤までえぐってしまっていた、ということもあるのかもしれません。情報軽視は前大戦時代からのお家芸なところもあるような気もしますが、派手派手しいいかにも仕事してます感溢れる事業よりも、地味でも国の根幹を成すこういったところにはしっかり予算も人員も配置して、正しい数字や情報を得て整理できるようにしておくべきでしょうね。もっとも、それと数字を粉飾した今回の不正とは別の話でしょうが。
さて、厚生労働省で様々な国の趨勢を捉える統計数値がいい加減に扱われていた問題で、
厚労省の頭頸部局がこの10年で職員2割減、予算も3割程削られていたことが報道されていました。
今回不正があった、毎月勤労統計と賃金構造基本統計は、政策統括官(旧統計情報部)という部署が所管しており、10年前は257人の統計職員がいたそうです。それが段々減員となり、今年には208人まで減らされたのだとか。予算も2004年には12億4千万円あったのが、いまや9億円台にまで削られて来ているとのこと。国の政策を決めるための基礎情報である統計で不正をやらかすこと自体許しがたい話ではありますが、このように重要な部署で人員と予算を削減してきたということは、国全体として情報軽視、統計軽視の姿勢があったと言わざるを得ない状況と言えるでしょう。行政改革はもう50年以上前から断続的に行われ、中でも小泉政権の時や民主党政権の時はザクザク切りまくって国民の喝采を浴びていたこともありましたが、結局切ってはならない基盤までえぐってしまっていた、ということもあるのかもしれません。情報軽視は前大戦時代からのお家芸なところもあるような気もしますが、派手派手しいいかにも仕事してます感溢れる事業よりも、地味でも国の根幹を成すこういったところにはしっかり予算も人員も配置して、正しい数字や情報を得て整理できるようにしておくべきでしょうね。もっとも、それと数字を粉飾した今回の不正とは別の話でしょうが。