今朝の奈良市の最低気温は4.1℃、最高気温は14.4℃、五條市の最低気温は1.7℃、最高気温は13.2℃でした。今日もまた1日よく晴れましたが、朝から緩やかながら風が北から吹くようになり、天気の割にはあまり気温が伸びませんでした。もっとも、これくらいあればとりあえずマフラーは外して出歩くことができます。その分花粉がついに本格的な散布時期を迎えているようです。なんとか花粉症の薬を服用することでひどい症状は出ないで済んでいますが、それでも鼻がムズムズして目が痒くなるのは防ぐことができません。九州四国は今がピークなのか、連日千超えが当たり前な地域も増えているみたいですが、こちらもそんなになってきたら果たして大丈夫かどうか。全く、大量に出るなら早く吐き出して季節を終えて欲しいものです。
さて、昨年の11月30日のブログで取り上げた、中国の遺伝子改変赤ちゃんの話、遺伝子を弄った理由はエイズウイルスに対する抵抗性を付与することが目的、と聞いておりましたが、どうやらその効果はそれだけではないようです。
エイズウイルスは感染の際にCCR5と呼ばれるタンパク質を足がかりにして、体内に侵入してくるそうです。それなら、そのタンパク質を生み出す遺伝子をノックアウトすれば、CCR5が作られることがなく、エイズウイルスに抵抗性を付与することが可能となる理屈です。話題となった中国の双子の赤ちゃんも、そのCCR5遺伝子を人工的に「切り取り」、失活させたとのことですが、実はこの遺伝子、生物の機能を強化する可能性があるのだそうです。具体的には、マウスのCCR5をノックダウンすると、賢さがアップしたという結果も出ているとのこと。生来的に同遺伝子を持たないヒトは脳卒中からの回復が早いのだとか。それらの情報から類推すると、この双子は単に抗エイズ体質に改変されただけでなく、その知能も強化されたかもしれない、ということになります。まさしく、コーディネーター誕生ですね。
ただ、ヒトの遺伝子は複雑で、その機能がまだ十分に解析されたとは言えない状況でしょう。また、目的の遺伝子だけを確実に切り、その他に全くなんの影響も及ぼさないという技術も、まだまだ未熟であろうと思われます。となれば、この赤ちゃんらは他に思わぬ遺伝的影響を受けている可能性があり、これからの人生予断を許さない状況になるやもしれません。個人的に遺伝子コーディネートなどいくらでもやればよいと思うのですが、それも十分に狙い通りの事ができて他に想定外の影響を及ぼさない技術があってのことで、その部分に保証がない以上、まだ実行するのは時期尚早だろうと思います。ともあれ生まれた命に罪があろうはずはなく、実験の経過観察というような話とは別に、叶う限りの良い環境で育ち、しかるべく生きて天寿を全うして欲しいと思います。
さて、昨年の11月30日のブログで取り上げた、中国の遺伝子改変赤ちゃんの話、遺伝子を弄った理由はエイズウイルスに対する抵抗性を付与することが目的、と聞いておりましたが、どうやらその効果はそれだけではないようです。
エイズウイルスは感染の際にCCR5と呼ばれるタンパク質を足がかりにして、体内に侵入してくるそうです。それなら、そのタンパク質を生み出す遺伝子をノックアウトすれば、CCR5が作られることがなく、エイズウイルスに抵抗性を付与することが可能となる理屈です。話題となった中国の双子の赤ちゃんも、そのCCR5遺伝子を人工的に「切り取り」、失活させたとのことですが、実はこの遺伝子、生物の機能を強化する可能性があるのだそうです。具体的には、マウスのCCR5をノックダウンすると、賢さがアップしたという結果も出ているとのこと。生来的に同遺伝子を持たないヒトは脳卒中からの回復が早いのだとか。それらの情報から類推すると、この双子は単に抗エイズ体質に改変されただけでなく、その知能も強化されたかもしれない、ということになります。まさしく、コーディネーター誕生ですね。
ただ、ヒトの遺伝子は複雑で、その機能がまだ十分に解析されたとは言えない状況でしょう。また、目的の遺伝子だけを確実に切り、その他に全くなんの影響も及ぼさないという技術も、まだまだ未熟であろうと思われます。となれば、この赤ちゃんらは他に思わぬ遺伝的影響を受けている可能性があり、これからの人生予断を許さない状況になるやもしれません。個人的に遺伝子コーディネートなどいくらでもやればよいと思うのですが、それも十分に狙い通りの事ができて他に想定外の影響を及ぼさない技術があってのことで、その部分に保証がない以上、まだ実行するのは時期尚早だろうと思います。ともあれ生まれた命に罪があろうはずはなく、実験の経過観察というような話とは別に、叶う限りの良い環境で育ち、しかるべく生きて天寿を全うして欲しいと思います。