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かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

千載、万歳、万々歳! 千代に八千代にその行く末に幸多からんことを!

2005-11-15 22:44:30 | Weblog
 細々、長々と好き勝手しながら続けているこのブログ、広大無辺な電脳海の中では、名も無き無人島の猫の額ほどな砂浜に積もる砂粒の1つ程度の存在感しか無いだろうな、と自分では思っているのですが、それでも同盟サイト「かっこうの本棚」に比べますと、閲覧数では常時上回っており、時折数倍のヒットがあったりして、驚かされることもあります。昨日も閲覧数110、なんていう記録が出ていて、一体どこのどなたが? と目が丸くなってしまいました。浜の真砂の小さな存在も、私個人にとっては結構比重の大きな日々の営みの一つになりつつあるようです。

 さて、紀宮様ご結婚は、あらゆるマスコミが紙面時間の大半をさいて報道に明け暮れているでしょうが、時代が時代なら国民挙げてお祝いし、提灯行列がでる様な騒ぎになっていたであろう事を思えば、まだまだ大人しいものかも知れません。私などはお祝いに「愛国行進曲」を風呂場で気持ちよく歌わせてもらいましたが、そんな私事はともかく、ここはやはりまず一言、おめでとうございますと御言祝ぎ申し上げておきましょう。
 この一事で皇族がまた一柱失われたわけで、たとえ女系天皇が誕生しようとも、このままではいつか皇室その物が存続できなくなるのではないか、と少し心配にはなりましたが、一方で、結婚して民間人になった紀宮様に、出来れば今後も皇族の時同様に各種団体の名誉会長などを勤めてもらえたら、という声が挙がるのには、感心いたしました。もちろんこれまでと違って、一般人としての生活もありますでしょうし、無理強いは出来る訳はないのですが、たとえ民間に降嫁され、社会的には皇籍を抜けられたからといって、それまでの歴史や皇族としての心映えが消えるわけではありません。私は、たとえ民間人になろうとも、国民の皆さんがかのお方は皇族の一員である、という共通認識を持っていれば、皇族として扱っても良いのではないか、と思うのです。女系天皇を云々する先の議論にしてみたところで、男系天皇が時の国民に天皇陛下として認められなくなればそれで終わりなわけで、そんな形式を弄ぶよりも、日本国民の精神的象徴としての存在をいかに尊重し、守り育てていくか、という話の方がずっと大事なのではないでしょうか? その方法が男系の血統を守る事だけ、と言うのは、たとえY染色体の継承があったのだとしても、かなり根拠希薄な気がいたします。例えば、日本人男子全員のY染色体を調査して、天皇家との遺伝的距離を測ってみればどうなるでしょう。過去大勢の天皇陛下がたくさんの子供を成し、その子供達が源氏や平家のように姓をもらったりして臣下になって地方に土着したりしてきたのですから、案外かなりの人数が、天皇家と何らかの関わりを持っていたりするかも知れないじゃないですか。そんなありふれたものよりも、天皇家が天皇家たる所以のものをしっかりと見据え、それを形骸化することなく継承していくことこそ重要な事だと私は思います。そしてそのものこそ、紀宮様の結婚を心から賀し、その将来に幸多かれと祈りつつ、公務からの引退に惜しむ声を挙げる国民の心だと思います。そんな国民皆から慕われるべきは、その遺伝子ではなく、天皇家の精神であるべきだという考えが、今日の結婚式で改めて強く思われました。

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私も結構健康食品市場に貢いでいたんですね。

2005-11-14 22:51:59 | Weblog
 どうも体がおかしいですね。体が、と言うか、頭の具合が変な感じ。いつものことだろうと言う定番のつっこみは置いといて、仕事で気合いが入っているときはさほど気づかないのですが、ふと気づくとふわふわした感じが取れず、おかしな気分でした。あえていうならめまいに近いのですが、目が回るというのでもなし、気分が悪いと言うのでもないのです。単にしゃきっとしないだけ。それもいつものことだと言われたらあまり胸を張って言い返せないのですが、とにかく一日何か現実感が薄いような感じでした。睡眠不足が抜けきっていないのかも知れません。

 さて、自分の健康が気になっていましたら、健康食品に関するアンケートが行われていました。日本全国の15才から79才の男女を無作為抽出し、訪問してアンケート調査したそうです。これは調査した個体数や年齢層など、結構まともに書いてあったのが、この手のニュースにしてはまともだな、と感心いたしました。それによると、1割強の人が健康食品をよく使い、更に46%の人がたまに使うと答え、一月の健康食品への支出は平均4700円くらい、千円程度の人が2割強でもっとも多い一方で、1万円以上使う人も15%近くいたとのことです。。ここで、健康食品の定義が書いてないので、回答した人が何を持って健康食品ととらえているのかが判りかねますけど、金額的にはいわゆるサプリメントと呼ばれる栄養補助食品の類なのでしょう。この調査結果に自分を当てはめてみますと、今は4種類のサプリメント(亜鉛、ノコギリヤシ、コエンザイムQ10、αリポ酸)をほぼ毎日常用し、支出は月1000円くらいになるので、使い方は多い方、支出は安い方というちょっと異なった消費行動をとっている事になりそうです。
 もっとも私は、普段から推奨されている量の半分か三分の1しか飲まないことにしているので支出がこの程度で抑えられているわけで、表示の通り飲んでいたらほぼ平均近い出費をしていることになるのでしょう。
 正直なところ、これで体の調子がどうだというようなことはもう一つはっきりしないのですが、こういうものは薬と違って即効的に効くものでもないので、体に合うかどうかも含めてある程度続けて見ないとはっきりしたことが言えなかったりもします。その中でも亜鉛は既に5年ほど常用していますが、まあそれなりに効いているような気はいたします。ノコギリヤシもほぼ効能通りの結果が出ていますし、後は最近飲みだした2つのサプリが、もてはやされているとおりの効果を発揮するのかどうかが気になっているところです。
 これら健康食品の市場は既に2000年には1兆3千億円を突破、2010年には3兆2千億円に達する見込みだそうです。薬と違って病気を治す、と言うようなものではありませんが、病気にかかりにくくなる、とか、病気になっても治るのが早くなる、とかすれば、国としても健康保険事業が助かりますし、税収も増えます。また、個人としても、それだけの出費をしてもまあ悪くないのではないでしょうか? ただ問題は、それらサプリメントが本当に効果があるのかどうか。更に副作用はないのかどうか。中国産痩せ薬で死者が出るようなある意味大変怪しい世界ですから、研究の進展を待って摂取するかどうか決める方がいいに決まっています。残念ながらこれらサプリの効果はほとんどがネズミなどの実験動物か、外国での実験が多いのが実状です。でも、ネズミと人間では体の構造が大分違いますし、西洋人で効くからといって、我々日本人で効くかどうかは判らないのです。国も健康保険事業の破産を憂える暇があったら、日本人を使った実験がもっと簡単かつ大規模に出来るように制度を整え、しかるべき研究者や企業にどかんと予算を付けて、本当に効くサプリメントを国民に提供できるようにすべきです。それで国民が健康になり、保険事業を円滑に進める糧となるのなら安いものだと思うのですが。

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蘇我入鹿の邸宅跡が見つかった?!

2005-11-13 20:57:34 | Weblog
 昨日は寒かった、と書きましたけど、今朝の寒さはもう昨日の比ではありませんでした。昨日の夕方から、風があまりなく、雲一つない澄み切った青空が広がっていたので嫌な予感はしていたのですが、まさに寒いと言うより冷たいというのが正しい朝になりました。冷え切った空気は温冷覚よりも痛覚が刺激されているようにさえ感じます。霜も降りたみたいですし、いよいよ本格的に冬へ季節が移行しつつあるのでしょう。もっとも昼間はぽかぽか陽気で、昼過ぎから陰ってきてもさほど寒さを覚えないくらい。明日から雨なので少し暖か気味なのでしょう。この雨が過ぎれば、また一段と冷えてくるに違いないのでしょうが、まだ一晩で寝不足解消とは行かなかったので、ひとまず寒さが弛んでほっと一息付けそうです。
 
 そんな秋の深まる中、独立行政法人文化財研究所という文化庁関係の研究機関が、奈良県明日香村での大発見を報じました。恐らく誰でも知っている大化改新の敵役、蘇我入鹿の邸宅跡と思われる遺構が発見されたというのです。場所は甘樫丘(あまかしのおか)と呼ばれる小さな山の東南ふもとで、そこを発掘調査していたところ、掘っ立て柱の跡や塀の跡、焼けた土などが出てきたんだとか。それが何故蘇我入鹿の邸宅と推定されるかというと、日本書紀で「谷の宮門(はざまのみかど)」と呼ばれた邸宅が、この甘樫丘東側にあったとされること。そしてこの発掘場所が、大昔に谷を大規模に造成した痕跡が伺えること、その場所から今回7世紀の建物跡や焼けた土が見つかったこ。それらを総合すると、西暦645年に中大兄皇子と中臣鎌足によって滅ぼされた蘇我氏の邸宅だった可能性が高い、と言うことで発表されたそうです。もちろんまだ建物跡もごく一部しか出てきておりませんし、天皇家を凌ぐ勢威を誇った大豪族の邸宅かどうかは実のところ現段階で断定はできないと思うのですが、今回発見された建物跡をとっかかりにして、今後更に発掘が進めば、闇雲に掘るよりも高い確率で本殿など他の遺構も出てくる可能性は大いにあります。その上で、かつて長屋王邸宅跡であったみたいに、蘇我氏の事が書かれた木簡などが出てくれば、ようやく蘇我氏邸宅跡として教科書にも載るような場所に認定されることでしょう。蘇我氏に関しては、聖徳太子共々判らない事がまだまだ結構あるらしいので、歴史好きの私といたしましても、ほんの目と鼻の先で挙げられたこの発見が、日本の古代史に新たな一ページを加えるものになることを、期待して止みません。
 ただ、今この時期の発表になることに、何となく不純なものを感じてしまうのは、陰謀史観に毒され過ぎ、というところでしょうか? でも私には、何気に考古学の研究機関って、予算編成の時期になると大発見を報じているような気がしてならないのですよ。実はもっと前から発見はしていたんだけど、予算獲得に少しでも有利になるよう発表時期を調整していたりするんじゃ無かろうか、と。もしそういう関係機関にお勤めの方がいらっしゃったら勘弁して下さい。これは、ちゃん報道記録などにあたって確かめた上で書いているわけではなく、あくまで私の個人的な根拠のない妄想ですから。きっとまだ私の頭には、あの旧石器時代の石器を捏造した事件の事や、石舞台古墳の壁画管理ミスなどが、記憶の片隅に残っているんでしょうね。だからあるかどうかも判らない妄想にうつつを抜かしてしまうのでしょう。こう考えると、一度失った信用というのは容易に回復しないものだなと、改めて感じてしまいます。分野こそ違いますが、私もそんな羽目にはならないよう気を付けないと。・・・で、発表時期と予算は本当っに、関係ないですよね?(まだ言ってる(苦笑))


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すっかりマスコミが犯人扱いなのが実はちょっと気に入らないのですが・・・。

2005-11-12 21:14:49 | Weblog
 今日は一日寒かったです。気温もそれなりに下がったのでしょうが、それ以上に体感温度が低かった様に感じます。最近夜眠ることが難しくて睡眠不足気味で、特に昨夜は徹夜同然の状態だったため、自律神経が不調で体温が下がっていたのが原因と考えられます。いつもよりも服を着込んでカロリーの高い食べ物やビタミン剤などを補給した上、熱いお茶をがぶ飲みしていたのですが、それでも寒気が取れることはありませんでした。解決にはもうしっかり寝るしかないのですが、明日は休日出勤ですので、のんべんだらりと朝寝を貪るわけにも参りません。ただ、幸か不幸か、今大変眠たくて、この文章もろれつが怪しくなってきておりますので、とにかく早々に書き上げてとっとと寝てしまえば、明日はもう少しましに動くことが出来そうです。

 寒いと言えば背筋が凍る事件が一昨日ありましたね。高校一年生の女の子が包丁でめった突きにされて自宅で殺された事件。その犯人と目される16才の男が捕まりました。今のところ知ることの出来る動機は、小中と同級生だったのが高校になって急に冷たくなったから、と言うことだそうですが、よくある幼なじみかというとどうもそれほど親しいという間柄でも無かったらしく、ストーカーと同じ様な、一方的な片思いが高じた犯行という事になるのかも知れません。犯行自体、初めから殺害を目的に入念な計画を練ったものではなく、凶器は女の子の家にあった包丁だそうですし、服も学校の制服のまま、殺し方もいかにも強引と言うか、無茶苦茶に斬りつけたみたいで、つまるところその場で衝動的に瞬間沸騰した殺意によるものという見方になるのでしょう。ただ、一体この男が何のために女の子の自宅を訪ねたのか判りませんし、事件その物がまだまだ不明な所だらけです。しかもこの男の外観が、まじめで責任感が強く、成績も順調、ワンダーフォーゲル部で活動するという絵に描いたような好青年という姿しか判りませんし、取り調べでは淡々と取り乱すことなく答えているというのも不思議と言えば不思議です。ひょっとして、実は犯人は別にいてそれをかばっていたりするのかも? と無駄な想像を羽ばたかせてみたりもしましたが、もう少し捜査の進展がないとなんとも言えません。
 今の時点で唯一の不安は、またぞろ残虐ゲームの類やアニメ、ビデオ、漫画等が男の持ち物から出てきたりはしないか、と言う点です。一つでも出てきたら、鬼の首を取ったがごとくマスコミが大騒ぎして「メディア原因説」を声高に唱えるに違いありません。アメリカでは残虐ゲームと犯罪の関係について明確な科学的相関が取れず、この種のゲームを禁止しようとしたいくつかの州政府が裁判で負けております。まだまだ研究途上の点もあるのでしょうが、今の時点ではこういったゲームの類と犯罪との間に関係があるかどうかは、何ら科学的根拠が無いのです。マスコミもいい加減説明しやすく物語を作るのは止めて、もっときちんとした事実に基づく報道をする姿勢を、示して欲しいものです。どちらにしても、しばらくマスコミがなにかと報道を続けるでしょうし、私としても目を離せない事件になりそうです。

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6カ国協議、こうも実りがないと言うこともなくなりますね。

2005-11-11 16:41:12 | Weblog
 今日も今日中に自宅から更新できるとは限らない状況なので、とりあえず出先から更新しております。多少出費はかかりますが、こうしていつでもやろうと思えば更新できるというのは結構いいもんですね。ブログにしたかいがあるというものです。
 一方雨が降るとまた寒さが一段と増してくることでしょう。といっても多分それでやっと平年並みくらいなのでしょうが、ずっと暖かだった状況から一気に晩秋あるいは初冬の状態に放り込まれるのは、結構体にはこたえます。紅葉も、色づかないまま散ってしまいそうですし。この月末にはカラオケオフも予定しておりますので、こんなことで風邪などひかないよう、注意したいもんです。

 さて、北朝鮮を巡る6カ国協議は、あまり実りのないまま終わった見たいですね。完全な核放棄と核拡散防止条約(NPT)への復帰、国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れの確約などの9月の合意事項の履行を確認する、というのは、前回から一歩も前に進んでいないと言うことを、示しただけなんじゃないのでしょうか? もっとも北朝鮮の出した段階的な核廃棄なんて、いかにも条件を小出しにしてはなし崩しを狙うかの国の外交のあり方を示しているようで、受け入れられなくて当然だと私も思います。とはいえ、アメリカも戦争をふっかけたりしない、と約束したみたいですし、結局9月の時点から全く進むことのないまま、また協議再開まで進展は見られないのでしょう。いつ再開されるか分かりませんけど。こうして北朝鮮に時間稼ぎさせているだけのような気がしてまだるっこしいですけど、表には出ないいろいろな駆け引きや取引も水面下ではあったんだろうな、と想像をたくましくして、その成果が表に現れてくるのを期待したいと思います。
 
 
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石原都知事の戦争観は旧帝国陸軍が基本?

2005-11-10 08:38:47 | Weblog
 ただ今朝の8時。訳あって今日は夜に日記更新ができない可能性が高いので、今のうちに更新してみようと思いました。
 とはいえ、朝一と言うのは、日記として何を書いたものやら、改めて考えてみるとちょっと戸惑います。まあこの日記は日記といいながら思いつきで言いたいことを言いっぱなしにしている戯れ文ですので、それほど気を張ることもないとは言えるのですけどね。
 
 というわけで、今日のための新鮮なネタも特にないので、数日前に小耳にはさんで以来、ちょっと考えていたことなど、忘れてしまわぬうちに書き留めておきましょう。
 石原東京都知事がアメリカで、「米国は戦争しても絶対中国に勝てない」とおっしゃったとか。イラクで2000人米兵が死んだだけで騒ぎになるアメリカでは、人命など掃いて捨てても気にとめない中国相手に戦っても勝ち目はない、という話だったそうです。なるほど、人海戦術はかの国のお家芸で、朝鮮戦争では見事に足元すくわれた事もありますし、一見その意見は妥当なように思えました。でも、戦争というのは単に最前線で人が殺しあうだけで決着がつくものでもないでしょう。私などから見れば、中国はすでにアメリカに首根っこ押さえ込まれつつあるようにも見えます。いつもの言い草ですが、それは食料です。国民一人あたり、耕地面積で世界平均の4分の1しか持っていない中国では、水不足もあり、これ以上農地が増えることは考えにくいです。一方で、経済成長は必ず食料消費の増大を招きます。食料といっても、直接人が口にする米や小麦ではありません。生活が豊かになって増加するのは、肉の消費です。カロリーベースで考えると、米などの基幹作物にくらべ、牛や豚の肉を生産するには、耕地面積で数倍の穀物をえさとして用意してやらねばなりません。そのえさ用の穀物を供給できるのがアメリカです。すでに中国は日本と並ぶ世界最大の食糧輸入国のひとつになりつつありますが、この先その輸入量は一段と増加し、いずれ日本を抜く日もやってくるでしょう。もちろんブラジルやオーストラリアなど、アメリカ以外の国からの輸入を増やしてリスク分散を図るでしょうが、それでもアメリカの比重は相当にでかいはずです。しかも、穀物は船で渡ってきます。世界最大の海軍力を誇るアメリカがその気になれば、もし戦争状態になれば、なりふりかまわずそれらの船を中国に行かないように実力行使するかもしれません。つまり、戦争するのに戦意旺盛な人民軍の待ち構える広大な中国大陸へ、わざわざ緒戦段階から軍を派遣しなくても、石油や食料が大陸に流れ込むのを妨害してやれば、12億以上の人間の胃袋を満たしてやらねばならない中国政府は、程なく窮地に立たされるでしょう。毛沢東健在なかつての共産党ならひもじい思いもものともせず戦う姿勢を見せてくれるでしょうが、今の共産党政権に果たしてそれだけの求心力と結束力があるのでしょうか? もともとあの国は飢える国民が反乱を起こしては新しい王朝を建て直してきた歴史を持つ国です。今でも各地に地方勢力といえるだけのものがありそうですし、それらが国の混乱を目の当たりにしたら、いらぬ野心を抱かぬとも限りません。まあそれは想像以上のものではないのでいいとして、エネルギーと食料を海外に依存せざるを得ない今の中国が、本気でアメリカに楯突けるとは思えないのです。確かに「北京を陥とせ!」とばかりに攻め込めば石原都知事の言うとおりになるかもしれませんが、そんなことをしなくても、最終的に中国政府に手を挙げさせるのは、アメリカにとっては実はそれほど難しくないのではないでしょうか?

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健康のためのお勉強で不健康になるかも?

2005-11-09 21:05:24 | Weblog
 地球上の動物は酸素を吸って生きているのですが、体重1キログラムあたりの酸素消費量と寿命にははっきりした相関関係が成立するそうです。この場合の寿命は最大潜在寿命と言って、もっとも理想的に生きた場合の寿命、とでも言えば大体あっているんじゃないか、と思います。その寿命の短いネズミは体重に比べて酸素の消費量が大きく、大型の動物になるに連れて減って、象だと酸素消費量はネズミの10分の1以下、寿命は数十倍に延びます。そのグラフに載せると、人間はちょうどカバと同じ位の酸素消費をしているのですが、カバの寿命は50年くらいなのに対し、人間は潜在寿命で90才以上、と、70才くらいの象よりも長く、酸素消費量から見た寿命からすれば、倍近く長生きできることになります。もっとも我々も一昔前までは「人生50年」だったわけですから、医学の進歩など科学の恩恵が、他の動物ではありえない寿命をもたらしていると言えるわけです。
 では、酸素消費量が多いと何故寿命が短いか。それは、今はやりの活性酸素などによる酸化ストレスのせいだろうと言う説があります。
 動物は酸素を利用してエネルギーを生み出すのですが、その際、どうしても活性酸素という非常に攻撃的な危ないものを生み出してしまいます。一応体には、そうやって出来た活性酸素を消去・無害化する機構も備わっているのですが、その機構の能力よりも活性酸素の量が多いと、体が痛んできます。俗に体のサビなどと呼ばれる現象ですが、具体的には血管の脂質が酸化されて血管が柔軟性を失い動脈硬化になったり、遺伝子が傷つけられてガン化したりなどの形で現れ、総合的には老化と言う形で動物の体を変化させます。つまり、ネズミのように体重に比べてたくさん呼吸し、酸素を消費する動物は、その分多量の活性酸素を体に発生させ、細胞の老化を促進し、早く寿命を迎えてしまうと言うわけです。
 そこで今注目されているのが抗酸化活性を示す物質です。これは活性酸素の活性ぶりを押さえて、無毒にしてしまうもので、ビタミンEとかC、ベータカロチンとかイソフラボン、アントシアニン、カテキン、コエンザイムQ10などで色々な実験が行われ、その効果が知られています。だからこれらを積極的に摂取して、若さと健康を保ちましょう、というのがよく言われている健康食品の宣伝です。
 ところが、最近はそうは単純には行かないよ、という例がたくさん出始めています。抗酸化活性を計る実験は色々あって、極端な話、目的とする物質の抗酸化活性が強く見えるようにする実験方法があります。ある物質の抗酸化活性を計るときに、Aと言う実験方法よりBという実験方法を使った方がより効果が期待できるように見せることが出来るのです。
また、ベータカロチンはガンの抑制には効果が無く、帰って悪化させる場合がある、とか、そもそも老化と活性酸素は関係ないんじゃないか、とか、色々な否定的なデータが出てきているのです。
 実は酸化ストレスというのはそんなに単純なものではなく、体に酸化をもたらすものは、活性酸素だけではありません。ですから、幾ら抗酸化活性のある物質をとっても、それら他の要因には効果がなかったりするのです。
 一塩基多型による感受性の違いもあります。
 遺伝子の型がちょっと違うだけで、同じ物質を摂取しても効果が出たりでなかったり、あるいは副作用が出たりとかすることがあります。痩せるというので有名なカプサイシンも、その作用には一塩基多型があって、効く人と効かない人がいます。
 その一方で、いや、やっぱり抗酸化物質は効果がある、という結果もあって、正直なところ、この世界はまだ混沌とした靄の中でたゆたっているという印象です。いずれそのあたりもはっきり晴れてきて、本当に寿命が延びる時が来るのも間近いかも知れません。

・・・などというような話を、半日じっくり大阪で聞いて参りました。正直頭の中が化学記号とグラフや表で溢れかえり、消化不良を起こしている感じです。このまま寝ると夢にも出てきてうなされそうですので、ストレス発散のために取りあえず書き散らしてみました。
 そうそう、ストレスも活性酸素を発生させる重要なファクターです。笑ったりするだけで活性酸素の影響を抑制できるそうですから、せめてその日のストレスはその日のうちに解消したいですね。日記というのは割とそう言う効果もあったりするのかも知れません。これでフリーズしたりしなければいいんですが、そう言う観点から見れば、昨日は3日ほど寿命が縮まったに違いありません。いずれマイ○ロソ○ト社を、ストレスを与えて寿命を縮めたとして訴える人が出てきたりするかも知れませんね。

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フリーズの連続で今日は気力もがた落ち(泣)。

2005-11-08 22:34:15 | Weblog
 今朝はなかなか冷え込みましたね。昨日から肌で感じておりましたが、こうして手がかじかむほど冷えてきますと、なるほど、冬の到来かという気になって参ります。でも天気予報によると、これでもまだ平年より気温が高いそうです。平年並みの冬って、実はとんでもなく寒いんじゃないでしょうか?

 ・・・などという書き出しでほぼ書き上がっていた日記が、ふとした拍子に虚空の彼方へ消滅しました。まあ良くあること、と言ってしまえばそれまでなのですが、今日は仕事でも大事なデータが製作途中でフリーズに見舞われ、二度と帰ってこなくなりました。その時は憤懣やるかたない思いを罪もない段ボール箱にぶちまけて事なきを得ましたが、一日2回もそんな目に遭うと、さすがに怒る気も失せて、ただただめげるばかり、PCをさわるのも嫌になってしまいます。今や全世界で何億台も動いているコンピューターですが、こんな憤りを覚えている人って、一体何人くらいいるんでしょう? 私は早く自分の脳と何らかの電脳とが直接的に繋がって欲しいと願っておりましたが、こうも身近な機械が不具合を連発してくれますと、そう言う未来像を描くのさえ躊躇したくなります。PCのフリーズがそのまま私の脳をフリーズさせたりしたら大変ですから。データを虚空に散華しないPCって、本当に作ることが出来ないものなのでしょうか? 少なくとも年に何遍も遭遇すると言うのはシステムとしてどう考えても理不尽で、せめてそれを10年に1回とか言うレベルまでして欲しいと思うのです。この間から銀行やら東証やらでも不具合がでて社会を混乱させておりますが、ひょっとして今我々は、コンピューターなどと言ういい加減なものをはやらせてしまったおかげで、とんでもなく危ない橋を渡りつつあるのかも知れません。処理を速くしたり豪華なエフェクトをかけたり、値段を下げたりするのはもういいですから、堅牢で不具合の出にくい安心して使える機械やソフトを作るようにしてくれたら、そしてそれが経済的にも成り立つような社会になってくれたらいいのですが。

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アンケートと言うのは面白いものですが・・・

2005-11-07 22:40:26 | Weblog
 今日は立冬。24節季では一応冬の始まり、という所なのでしょうが、新暦でそう言われてもあまりピンときません・・・と言いたかったのですが、今日の帰りはなるほど、冬が近いなと思わせるものがありました。昨日までちょっとぬくかったせいもあるのですが、明らかに空気の感触が違います。私の普段の乗り物が単車なためか、空気の変化がけっこう鋭敏に感じるのです。ここまで一向に11月らしくない妙な秋が続いていましたが、いよいよそれも終わりかも知れません。うちのサボテンもそろそろ冬仕度を整えて、水やりも控えていかないといけないでしょうね。

 さて、ネットニュースを見ておりますと、東京の調査会社による現代人の恐れるものアンケートというのが載っておりました。それによると、大地震、異常気象、強盗が怖いものベスト3だそうですが、なるほど、世相を反映しているというか、一瞥したときはそれほど疑問もありませんでした。でも、よくよく考えてみると何かヘンです。まず、調査対象が誰なのかが明示されておりませんので、一体この数字が代表しているのは誰なのかが見えないと言うのがあります。もし東京中心でしたのだとしたら、ひょっとして調査の直前くらいに結構大きな地震があったのではないでしょうか? さる人の日記でも、棚が落ちたかして甚大な被害があった旨、最近書いておられましたが、もしその直後の調査だとしたら、大地震がトップというのはその時だけの現象だった可能性があります。まあたとえば、その後防災グッズの売れ行きが好調だとか、自治体で防災訓練などの参加が増えたとか、何か具体的な行動があればそれはそれで結構かと思います。でも、もしそういった裏付けが無いとしたら、そのアンケートの価値は話の種以上にはなり得ません。いつもこの種のアンケートを見て思うのですが、単に人に何か質問をして答えを得たとして、その答えが正しくその人の内心を反映しているかどうかはちゃんと検証しているのでしょうか? 人間の心理として、結構内心と乖離した答えをする事が結構あって、社会科学ではそう言った誤差を加味して正しい答えを得るためのアンケート方法が結構研究されていると思うのですが、どうせ発表するなら、どういうアンケート手法で何人のデータを集めたか、も合わせて書いていただきたいものです。
 2位の異常気象、と言うのも、よく判りません。これは地震とは逆ですが、具体的に何を怖いと思っているのか、回答者に具体的なイメージが描けているのかどうか見えてこないのです。異常渇水で水道から水が出なくなった経験者や、集中豪雨で床上浸水や土砂崩れを経験した人ならともかく、何をどう怖がっているのでしょう。私など子供の頃は大阪の町中に住んでおりましたが、台風で風がびゅうびゅう吹いて大雨が降ったりしましたら結構興奮して喜んでおりました。家が飛ばされるくらいになればさすがに怖かったと思いますが、本気で異常気象など怖がっている人がどれほどいるんでしょう?
 3位の泥棒・強盗などの侵入者、というのを見ても、回答者が都会の人に偏っているような気がします。田舎の人でその事に対して切実に恐れを抱いている人など、あまりいないんじゃないかという気がするのです。私の住まいから20キロも行った所では、まだ、鍵もかけずに外出したり寝たりする人々が結構いたりします。のんびりした田舎ではそう言うものが第3位にランクするほど恐ろしいというのは、実感がわかないことなんじゃないかと思うのです。
 でも、そもそもの疑問は、このアンケート、何を目的として取られたのかが判らない所でしょう。しゃれならしゃれで結構ですし、話の種になれば充分、と言うならそれもよいでしょう。でも、ちゃんとした会社がお金をかけてとったアンケートが、そんな目的で取られたとは思えないのです。きっと何かちゃんとした目的があったと思うのですが、どんな目的であったにせよ、小学生の夏休みの宿題じゃないのですから、アンケートをとったらこんな答えが何%ありました、だけの話しか出せないのでしたら、別に公表する必要もないでしょう。ましてやその答えが本当に欲しい答えだったのかどうかも判らないのでは、小数点以下1桁まで%表示してみても全くの無意味です。紙面の都合などもあるのでしょうが、もうすこし意味が見えて、データを読むのが楽しくなるようなアンケートをして欲しいと、マスコミや調査会社の方にお願いしたいと思います。

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そろそろカニの恋しい季節になってきましたが・・・

2005-11-06 21:39:28 | Weblog
 「壊れた夢」のDREAM☆彡様の冬コミ当選が決まったとのことです。配置は、29日(木)西館うー42aだそうです。何年か前の冬コミで私も西館に配置された経験がありますが、麗夢関連で西配置はそれ以来でしょうね。行けるものなら応援に行きたいですが、やはり年末は無理っぽいかも・・・。単なるお節介かも知れませんけど、せめてそれ以外でお手伝いできるところはお手伝いして、関西の代表として送り出して差し上げたいものです。さて、何が出来るものやら、少し考えたいと思います。
 予定していた関西カラオケオフも、何とか次第が決定し、事前に参加表明いただいていた方々に通知メールを送りました。できることなら、その席でDREAM☆彡様支援策を協議できたらいいのですけどね。

 さて、今日の新聞を開いてみますと、真ん中に見開き全面で大手ツーリスト会社による「カニツアー」の広告がありました。北陸や北近畿、山陰の温泉とカニ料理を組み合わせたツアーがずらりとおよそ50プラン。これだけ並びますと結構壮観です。こういうのを見ますと、もうカニの季節になったのか、と改めて思います。昨日今日はちょっと暖かでしたが、週半ばからはようやく冷え込んでくるみたいなので、いっそう鍋が恋しい季節を意識させられそうです。
 こういったカニツアーは日本海側なので、交通機関としては、自家用車か長距離バスかJRしかありません。ところが、そんな大動脈の一つであるJR西日本が、あの脱線事故を起こした福知山線経由のカニツアー列車240本の運行を中止する、と発表いたしました。ダイヤに余裕がない、とされた路線への増発に対する批判と、事故の被害者の方々への配慮だそうです。ダイヤの余裕云々はともかくとして、事故被害者への配慮というのは、妙な感じがいたします。新聞にも識者や被害者遺族の声として書いてありましたが、そんな外面を気にしたパフォーマンスに神経を使う暇があったら、ちゃんと安全対策に心を砕けよ、というのが、この記事を読んだときの私の感想でした。第一、遊びに行くのをお手伝いする、と言うことが、なぜそんなに恥ずべき行為なのでしょうか? どうも遊びというと何か後ろめたいような印象があるようなのですが、安全確実にお客の移動を助けるのが交通機関の役割であって、その目的が仕事であれ遊びであれ、それでお客を区別するのはおかしいと思うのです。確かにあの事故は痛ましいものではありましたが、単にその線路を通るだけのヒトが、事故とは関係ないことで笑い楽しむことも許されないというのは理解に苦しみます。それになぜカニツアーの分だけ自粛しなければならないのでしょう? 楽しむことが駄目というのなら、この路線においてはあらゆる行楽目的の旅客にこの路線を利用しないよう自粛を呼びかける位はしないと、本当にマスコミ受けする単なるパフォーマンスとしか見えません。
 馬鹿げた事に気を使う暇があったら、安全をきっちり図りつつ、しっかり利潤を上げる努力をすればいいのです。その利潤がまた更なる安全投資にも役立つのですから、どこにも後ろめたいことを覚える必要はありません。被害者感情を気になさるのなら、ツアー参加のお客に、事故現場付近では黙祷を呼びかけるなど、事故を風化させない努力をすればよいのです。失ってしまった信用を取り戻すのに必死なのは判りますけど、こんな阿呆なことが信用回復に役に立つとは思えません。少なくとも、運行中止の理由に被害者感情への配慮を上げること自体が、「ええかっこしぃ」にしか聞こえません。単に、「安全確保のためには増発は難しいので」と言えば済む事じゃないですか。
 まあそれでも、世の中には色んな人がいるので、走らせたら走らせたでなにかと喧しくなる事もあるでしょう。でも、走らせなくてもこうして「カッコつけるな!」と非難されるのですから、思い切り開き直ってやればいいんですよ。そうして安全運行の実績を積み重ねていく他に、信用回復の道なんて無いんですから。

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そろそろリンゴが美味しい季節になってきました。

2005-11-05 21:12:47 | Weblog
 かっこうはお茶が好きで仕事中は緑茶を1日10杯くらい飲んでいます。たまに紅茶やジャスミン茶、ハーブティーなども飲みますが、要するにお茶系しか飲みません。コーヒーは学生の頃はよく飲んでいたのですが、今は出張先で出されたとき位で、それも事前に何が飲みたいか聴かれた場合はお茶を所望しますので、多分年に3回くらいしか飲んでないと思います。
 休日自宅にいるときも、日に5杯は軽くお茶を飲んでいるでしょう。お茶と言えばお茶うけという話になりますが、うちにいるときは、近所のスーパーマーケットに足を運んで、何か適当なおやつを買って参ります。色々なお菓子のうち、大体私が購入するのはおはぎが圧倒的に多いです。それも、炊いた餅米のおにぎりにたっぷり粒あんをくるませたタイプの奴です。どうも私は子供の時から甘いお菓子の中では小豆餡が一番好きで、時折無性に食べたくなるのです。洋菓子も好きですが、チョコレートはそれほど好きではなく、、ケーキならモンブランが一番と思っております。どうも甘みに関しては、私の舌は和風が第一と認識しているようです。
 今日もそう言うわけで3時過ぎに買い物に出て、今日のおやつを物色しに行きました。もちろんおはぎ、もしくは大福餅などを探しに行ったのですが、店頭入り口に並んだリンゴが実に美味しそうに見えたため、小豆餡系のお菓子を止めて、リンゴを買って帰りました。長野県産の「北斗」と「フジ」ですが、それぞれ独特の食感や香り、甘味・酸味で、なかなか美味しかったです。
 ところで、体のことを考えると、お菓子を買うよりも果物を買った方がいいのです。果物は甘いので高カロリーという風に誤解されている事が多々ありますが、同じ甘い食べ物でも、おはぎや大福、あるいはケーキの類からすれば、数分の1以下のはるかに低カロリーな食べ物です。ビタミン、ミネラル、食物繊維なども豊富に含み、アントシアニンやフラボノイドなどのポリフェノールも多いので、同じおやつを食べるのなら、果物の方が明らかに優れた食品であると言えます。皮を剥いたりカットしたりするのは少々面倒ではありますが、費用対効果を考えれば納得出来るレベルだと思います。これからはリンゴや柿、ミカンなどの果物が旬を迎えて美味しくなってきますし、しばらくは小豆系は控えて果物中心のおやつで行こうか、などと考えております。

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遺伝子組み替えを食べずに済ませられるはずはないと思うのですが。

2005-11-04 23:52:45 | Weblog
 日本人は遺伝子組み替えの食べ物が嫌いで、お店の食品売場にも、「遺伝子組み替え○○は使用していません」というような記述がそこここに溢れています。一方、アメリカでは既に組み替え植物が大量に栽培されていますが、日本に輸出する分は作るのも輸出するときも別扱いにして、その分割増料金を加算していたりします。別扱いというのは手間もお金もかかる要するに面倒くさい仕事ですが、それに見合うだけの儲けが、日本への輸出にはあるのです。でも、実のところ、遺伝子組み替え無し、というのは、100%保証されているわけではありません。輸入する作物の5%までは、日本で承認した遺伝子組み替え品種が混じっていても表示しなくても良い、という基準があります。それに、例えば大豆やナタネなどから絞った油は、原料が組み替え植物でもそれを表示する義務はありません。つまり、日本の食品メーカーがいくら使っていない、と表示してみても、ほんの少しは混じっている場合もあり得ます。それが揚げ物だったりすると、ほぼ間違いないくらい組み替え由来のものが使われているはずなのです。我々はそんなわけで、好むと好まざるとに関わらず、組み替え植物由来の食品を口にしている可能性が高いわけです。
 本当に組み替え植物を食べたくなければ、全て国産のものを食べるようにするしかありません。でも、牛、豚、鶏の家畜の餌はほぼ全量海外依存です。例えば飼料用トウモロコシは100%海外産で、その9割以上がアメリカ産で占められています。つまり、牛、豚、鶏の肉や卵を通じて、間接的に私達は組み替え植物を食べているとも言えます。また、肥料の油粕はナタネ油の絞りかすですが、これもほぼ100%海外からの輸入で、遺伝子組み替え表示義務はありません。つまり、例えば有機栽培で作った国産の植物だからと言っても、それが組み替え遺伝子と無縁であるとは限らないのです。
 それから、世界の食糧事情は、ほとんどアメリカが支えているといっても過言ではないのが今の状況です。それは、病害虫や干ばつなどに強い遺伝子セットを持った作物の研究に多大な投資を行った結果です。日本向けに遺伝子組み替えではない作物を作ってくれるだけの余裕は、実はたくさんの遺伝子組み替え植物を栽培することで安定した食料生産を実現したからこそ、と言えるのです。つまり、日本の食卓を支えているのは、遺伝子組み替え植物であるといって差し支えないのが現状です。
 もうそれくらい遺伝子組み替え植物が当たり前になってきており、知らないところで口にしている可能性が高いと言うのに、どうしてそれを素直に認めて組み替え植物を受け容れようとしないのでしょうか? 何か訳の分からない不安に駆られている様にも見えますが、本当に危険かどうかを理解して反対しているヒトは、実はほとんどいないのでは無いかと思ったりします。
 例えばBSE禍で牛肉の輸入がストップしたとき、国内に残った最後の輸入肉を巡って、牛丼屋さんに行列が出来ました。でも、ちょっと考えれば判ることですが、あの時大勢の胃袋に納まったアメリカ産牛肉が、BSEに汚染されていなかった、という保証は全くありませんでした。今、アメリカが一応の検査態勢を整え、輸入再開を我が国に迫っていますが、案外、政府がもっと安易にアメリカの圧力に折れたとしても、しばらくマスコミ中心に反対の声が上がるだけで、半年もしたら誰も騒がなくなってしまうのではないでしょうか?
 遺伝子組み替えも同じで、この際、日本人が遺伝子組み替えを食べずにすますことは出来ない、という現実を、詳細なデータを基に、これでもか、と知らしめてしまえば、一時大騒ぎを経て、そのまま受容してしまいそうな気がします。
 私は花粉症緩和米など、機能的に優れた食品を早く食べてみたいので、不思議なくらい頑なな遺伝子組み替えに対する拒絶反応を矯正する方法を、検討してもらいたいのです。そうしないと、日本でおおっぴらに遺伝子組み替え作物を作るのは無理がありますからね。

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今日は一日頭文字Dの日。

2005-11-03 22:39:48 | Weblog
 今日は24時間何の予定もない、時間を好きに使える珍しい一日でした。そこでなかなか見る機会の無かったアニメ版頭文字Dをひたすら見ることにしました。コミックスは全部目を通してますので話は知っているのですが、車の運転とかあまりやらない私としては、バトルシーンの描写で良く判らないところが結構ありました。もう一つ理解できなくても楽しめるのは大したお話だと思いますが、きっと不明点が明らかになれば、もっと深く楽しむことが出来るに違いありません。アニメは1st、2nd、4thの3つの連続ものと、劇場公開された3rdとの4つに分かれています。そのうちから、取りあえず1st26話から取りかかりました。
 実際に見始めて驚いたのが、3DCGで描かれた車の描写です。ヒトが車を乗り降りするときの体重のかかり具合とかが車の上下動でちゃんと表現されていたりしたのには正直ちょっと唸ってしまいました。ただ、テレビシリーズだったとかで、正直なところCGの出来その物は、まさに作り物めいた出来の悪いCGっぽさが目立ちます。人物などセルアニメ部分と車のCGとが上手く解け合っておらず、違和感感じまくりのシーンも多々目立ちました。CGで描かれた道など、本来なめらかな曲線であるべきラインが多角形になっていたりとか、全体に粗が目立ちます。でも、さっきの細かい所とか、スピード感溢れるバトルシーンや極限状態に置かれた人間の心理描写など、演出がちゃんとしていてそんな映像の粗がほとんど気になりません。そう言えば、昔々の特撮映画などでは、飛行機や空飛ぶ怪獣をピアノ線で吊って撮影していたため、どうしても映像にその線が見えてしまっておりましたが、当時も今も、私にはそんな線は基本的に気になりません。中でも「仮面の忍者赤影」はお気に入りの作品ですが、今から見ると高校生の作った映像でももっとましな特撮を見せてくれるに違いないほど、その映像は貧弱その物です。でも、当時手に汗握ったシーンは、今見ても充分その迫力を感じることが出来ます。演出の生み出す勢いが、映像の貧弱さを補ってあまりある効果を生み出すのでしょう。そんな具体例の一つが、今回みたアニメだと思うのです。
 それはともかく、取りあえず不明だった車の動きもかなり理解できました。今日はこれで時間いっぱいになってしまいましたが、ちらっと見た映画版やアニメの続きは、CGの出来が格段に品質アップしているようで、明日以降の楽しみがぐっと増えました。唯一の心配は、明日以降の通勤時の運転が、妙に粗くなったりしないか、というところでしょうか。一層安全運転を意識して、おバカな真似はしないように注意したいと思います。

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今日はバロック音楽三昧です。

2005-11-02 23:46:48 | Weblog
 本日は日本一の金魚の産地、大和郡山市にあるやまと郡山城ホールに、室内楽団による演奏会を聴きに行きました。ちなみに郡山城と言うのは、豊臣秀吉の弟、大納言秀長が住んだ城で、今もこじんまりとしてはおりますが、なかなか風情のあるたたずまいを残しております。その隣にホールが建っていると言うわけです。
 今日の公演は、ドイツのマンハイムで『宮廷楽師』の称号を持つといわれる朝枝信彦氏率いる室内楽団アマデウス。朝枝信彦氏は1999年まで、19年間に渡りマンハイム国立歌劇場のコンサートマスターをつとめた、我が国を代表するヴァイオリン奏者だそうです。そんなヒトを中心にヴァイオリン8人、ヴィオラ2人、チェロ2人、コントラバス1人、チェンバロ1人の計14人のオーケストラの奏でる音楽を楽しんで参りました。会場が小ホールという比較的こじんまりしたところで前から4列目に陣取ったため、もう手の届くばかりな所に演奏者が並んでいるのが圧巻でした。
 曲目は、バッハのヴァイオリン協奏曲を4つ。皆耳になじんだ曲ばかりで、安心して、魂にしみ通る名演奏に浸って参りました。中でも「ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV1042」は、私が学生の頃好んで聴いていた曲で、確か当時NHKーFMで早朝にやっていたバロック音楽の番組で流していたのをカセットテープに録音し、繰り返し聴いたのを覚えています。当時の記憶や様々な思いがヴァイオリンの音色と共に頭に去来して、大変満足いたしました。
 私は基本的に蘊蓄については無知蒙昧な似非クラシックファンですが、こうして奏者が実に気持ちよさそうに見事な演奏を披露しているのを見ていますと、自分もああいう風に楽器を操れたらいいのにな、と夢想してしまいます。もっとも私は幼稚園以来楽器演奏が大嫌いでして、楽譜はまるで読めませんし、一つとしてまともに操れた楽器はございません。こんな事になるのなら、もう少し音楽の授業も真剣にやっておくべきだったか、などと思ったりもいたしましたが、そんな考え、恐らく当時の私が聞けば、とんでもないこと! と怒り出したことでしょう。それくらい音楽の授業は大嫌いでした。
 それにしても室内楽団というのは、指揮者もいないのに皆呼吸を合わせて見事にオーケストラを成立させているのには驚かされます。月並みな言い方ではありますが、本当に14人がまるで一つの生き物であるかのように、各自の演奏を調和させるのです。旋律を主導するヴァイオリン、それに低音の味付けをするチェロやコントラバス、そしてヴァイオリンの影に隠れるようにして、その実本当に個性的な音を重ね合わせてくるチェンバロ。特にこのチェンバロは生で聴くのは初めてで、その「キン!」と「チン!」の間の音が鳴っているような独特の金属音が、このバロック音楽には欠かせないスパイスになっていることを目の当たりにいたしました。私は単に自分が聴いて面白い、心地よい、と言った音楽を楽しんでいるだけなのですが、こういう楽器と出会うと、もう少しちゃんと勉強してみるのもいいな、と思います。

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アレルギー緩和米、遂に動物実験に成功!

2005-11-01 22:43:58 | Weblog
 とうとう11月ですね。今年も残すところ後2ヶ月、などと思うと、急にせわしなく感じられてしまいますが、取りあえず5日には冬コミの当落発表、中下旬には関西オフ・カラオケ大会、冬コミ対応や来年の夏コミのための計画推進など、やることもいろいろあって、なかなか賑やかな晩秋となりそうな予感です。取りあえず風邪など引かぬように注意しながら、元気に2005年を締めくくりたいものですね。

 さて、茨城県つくば市にある農業生物資源研究所と言うところが中心になって、花粉症緩和米、という米の品種改良をしております。花粉症を完全に治すには、スギ花粉に含まれるアレルギーの原因となるタンパク質を少しずつ注射して体を慣れさせる、減感作療法が一般的ですが、この米は遺伝子組み替え技術でその原因タンパク質を作る遺伝子を米に導入し、米の中にタンパク質を作らせることを目的としています。この米を食べることで、体内に少しずつ原因タンパク質を取り込み、減感作療法と同じ効果を得ようと言う訳です。理屈としては割と簡単で、既にスギ花粉入りキャンデーとかあり、一定の効果が期待できるそうです。そこで更に自然と摂取できるよう、主食である米で試みられたわけです。私のような花粉症持ちにはもっとも成果が期待される研究の一つなのですが、このほど、この遺伝子組み替え米による花粉症予防効果が、ネズミを使った実験で、明らかになったんだそうです。この米を毎日10粒づつネズミに食べさせること4週間、花粉をネズミに与えたときのアレルギー反応を見てみると、この米を食べていないネズミよりもスギ花粉に反応して出来る抗体の量が4分の1以下になったと言います。花粉をネズミに吹き付け、5分間にくしゃみを何回したかを計測すると、普通のマウスが25回くしゃみしたのに対し、この米を食べた方は8回と少なくなり、予防効果が認められた、とか。多分白衣に身を包んだ研究員の方々が、寄ってたかってストップウオッチやカウンタを持ってネズミを取り巻いてその鼻に花粉を振りかけ、くしゃみの回数を真剣な表情で数えていたのでしょう。想像するだに微笑ましい光景ですが、その努力が回り回って我々の明るい未来に繋がるのですから、微笑んでばかりもいられません。ネズミの次はサルで実験して効果の程や食べ物としての安全性をチェックした後、ヒトを使って実際の効果を確かめるそうです。かなうことなら是体実験に志願したいところですが、まずはその結果が早く出るようお祈りすることにします。
 でも、最大のハードルはその後にあるかも知れませんね。遺伝子組み替えに対する中世暗黒時代の魔女狩りのごとき我が国民の抜きがたい不安と不信が、せっかく出来た夢の米を栽培できないようにしてしまうかも知れません。そんなことにならないよう、今からでも遺伝子組み替え植物に対する正しい知識を啓蒙すると共に、栽培のための条件を明確にして、安心して作って食べられるものになるよう、農林水産省には頑張ってもらいたいものです。

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