かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

また車が坂道でずり落ちて事故になる夢を観ました。なんとも恐ろしい限りです。

2012-10-16 22:24:33 | 夢、易占
 夢見やらなにやらで体調がヤバイのか? と思っていた矢先、今朝何の前触れもなく突如ひどい腹痛に悩まされ、トイレから出られなくなりました。ギリギリな時間になってようやく這い出て出勤しましたが、軽く目眩はするし力は入らないしで、午前中厳しい状況が続きました。その後、昼からは少し持ち直して体力的には楽になりましたが、今度は頭がのぼせて気分が悪くなりました。まあ、散々な一日でようやく帰宅しましたが、これが体調の底であって欲しいと心底願います。

 そんな体調を改めて予言するかのように、今朝の夢もまた見事な悪夢でした。

 愛車の軽自動車に乗っています。登り坂で車を路肩に寄せて止め、外に出ましたら、何故か、引いたはずのサイドブレーキがかかっておらず、車が初めはゆっくりと、徐々に加速しながら坂道をずり落ちて行きました。坂道は数百メートルに渡って続いており、私は必死に車の後を追って駆け下りましたが勢いのついた車には到底追いつけっこありません。どうしてサイドブレーキをちゃんとかけなかったのか、と後の祭りの後悔に打ちひしがれ、ああこれは絶対に事故を起こす、もはや止めようがない、と絶望感に苛まれつつ、とにかく必死に走って追いかけました。
 やがて、車は坂道を降りた先にあった鉄製の格子の門に触れました。これで止まってくれるか、と一瞬期待したのですが、その門は両開きに車に押し開けられ、全く足止めになりませんでした。車は更に下がり落ち続け、T字路だったのか、正面の何かの事務所の縁にぶつかって、ようやく静止しました。遠目には車には傷一つなく、途中ヒトに会うこともなかったので、ヤレヤレなんとか無事ですんだか、と思ったのですが、近づいてみると見事に右側の前後部のドアがボコボコに凹みまくっています。その傍らに何台かの車が止まり、どうやら前部をはじめ、あちこち傷ついたり凹んだりしているようです。どうも自分には見えなかっただけで、深刻な事故をやっぱり起こしていたらしい、と戦慄し、ああ、これで任意保険の掛金が上がってしまう、などと思ったりしていると、そんな事故車の一台とおぼしきワンボックス車に、何故か20人くらいが押し合いへし合いしながらぎゅうぎゅう詰めに乗っており、その中の乗客の一人である中年の女性が、恨めしげにこちらを睨んで、「2200万円ね……」とつぶやくのが聞こえました。
 
 止められない車、起こした事故、それらは今から思えば結構荒唐無稽ですが、夢自体は極めてリアルで強烈な印象があり、起きてから記録を一切取らなかったにもかかわらず、夜になってブログを書く今になってもちゃんと書き取ることが出来るほど記憶にこびりついていました。連続して見た車の事故の夢に、まさか予知夢じゃあるまいな、と今朝の通勤は体調の悪さもあって一段と慎重になりました。
 この夢が吉か凶かただの夢かは非常に気になるところですが、とりあえず占ってみたところでは吉のようなので、いわゆる逆夢、というやつなのかもしれません。まあ何かいいことがあるならまずはこの体調の回復を願いたいところですが、しばらくは様子を見つつ、これが正夢になって事故を起こしたりすることのないよう一層意識して安全運転したいです。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怪しすぎる睡眠学習も、何十年か先にはごく当たり前の勉強法になっているのかもしれません。

2012-10-15 22:22:52 | Weblog
 昨日、夢の記録をしたせいなのか、今日は更に詳細で色々と具体的な内容に富む夢を観ました。とはいえ、枕元にメモとペンを置いてなかったので、碌々記録も取れず、殆ど忘れてしまいました。唯一覚えているのは、探しに探した公衆トイレ(?)の入り口が無数の蜘蛛の巣で塞がれ、とても入れなかったこと。うーむ、また出てきましたよ蜘蛛の巣の夢。車のブレーキ効かない! から蜘蛛の巣のコンボとは……。これはやはり体の調子が自覚している以上におかしくなってきているみたいです。とっとと寝て少しでも回復を促さねば。

 さて、眠りながら暗記できたりするという睡眠学習というものがかつてあり、よく少年漫画雑誌などに広告が載ってたりした記憶がありますが、今でもあるんでしょうか? 大抵は眉唾もいいところで、何の効果も無かったりするもののようですが、熊本大学発生医学研究所の研究によると、どうやら遠い将来には冗談ではなく睡眠学習出来るようになる可能性があるのだそうです。
 熊本大では遺伝子改変したショウジョウバエを用いて、神経伝達物質ドーパミンの関係する脳内の部位を探っていったところ、「扇状体」に至る神経系が脳を覚醒させる回路と判明、一方、記憶形成に作用する「キノコ体」とは独立していることが判ったのだそうです。そこで、この記憶形成に関わる神経細胞を刺激しても、ショウジョウバエの睡眠に変化はなく、眠りや覚醒に影響すること無く、記憶や学習を増強できる可能性が見いだせたとのことです。
 担当の研究員さんは、ヒトへの応用はまだまだだが、更に研究が進むことで睡眠学習も可能になるだろう、とおっしゃったそうで、なかなか夢膨らむ研究が進められているようです。まあショウジョウバエから人間まで飛躍するには相当時間もかかるでしょうが、基本的な遺伝子セットはそれほど変わらないのでしょうし、いずれはヒトでも出来るようになる、と期待したいですね。でも、そんな方向で脳の好きなところを活性化したり抑制したり出来るようになるのなら、観たい夢を自在に観られるようにすることなどもできそうな気がします。是非そういう方向の研究もやってもらいたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

IMFに600億ドル拠出なんて、本当のところ、我が国の財布にお金はあるのかないのか?

2012-10-14 20:57:34 | 夢、易占
 今朝はあまり夢見心地のよくない夢を見て、目覚めました。

 新車に乗って交差点にいます。どうも車はトヨタのアクアとして認識しているようです。広い片側2、3車線はある基幹道路から入った登り坂の狭い道路で、交差点から10mばかり入ったところで、左端に車を止め、イグニッションキーを回してエンジンを切りました。と、サイドブレーキを引かずにエンジンを切ったために、車が坂道に沿ってゆっくりと後退してしていきました。右足でフットブレーキを踏み込むと、ペダルが重くて硬いゴムを踏みつけているような感触で、まるでブレーキが掛かりません。エンジンを切ったせいでブレーキへの動力が切れたせいだ、と今度は大慌てで左サイドに手を伸ばすと、普段の愛車と違ってそこにはサイドブレーキレバーがありません。そう言えばこれは左足で踏み込むタイプだった、と必死に左足でサイドブレーキペダルを踏み込むと、もう交差点に後部が露出するという一歩手前で、なんとか車が止まりました。ホッとひと安心して、エンジンを始動させ、車を前進させようとしましたが、今度は、エンジンが掛かっているにも関わらず、再び車がゆっくりと後退していくではありませんか。ブレーキを踏み、エンジンを吹かして何とか後進を止めようとしましたが、車は全くこちらの操作を受け付けません。既に広い道路は信号が青になっているのか車が行き交っている状態で、右からタクシーのような乗用車が突っ込んでくるのが見えます。これは事故になるな、と戦慄しつつなおも悪戦苦闘しているうちに、車はズルズルと交差点の真ん中までバックしてようやく止まりました。幸いそこまで左右から車に突っ込まれることもなく、歩行者を引くこともなく済んで、心から胸を撫で下ろしました。

 車のブレーキが効かなくてこちらの操作を受け付けなくなる夢は、気力の消耗や体力的な無理、感情のコントロールが上手く行ってないなどが考えられるそうですが、寒さも増してきて、体調が思っていたよりもギリギリな状態になっていたりするのでしょうか。少し慎んで無理しないようにしないと行けないのかもしれませんね。
 
 無理といえば、我が国が国際通貨基金(IMF)へ600億ドル、約4兆7千億円を拠出することに合意し、契約書に調印したのだそうです。目的はヨーロッパの危機を封じ込めるためにIMFの資金基盤を強化するためとのことで、これを加え、加盟各国からの増強額の合計は4500億ドル、35兆3千億円にも上る見通しなのだとか。日本もギリシャ寸前でこのままだと破綻は必至、と言うようなことも見たり聞いたりした気がしますし、消費税増税もそのための回避策の一つだったように思うのですが、いくら入りを増やしても簡単にポンポンお金を使っていたら何時まで経っても状況は好転しないだろうに、と私などは思ってしまいます。経済の専門家には私のようなドシロウトには見えない何かが見えているのかもしれませんが、どうも気前が良すぎるように感じるのは私だけなのでしょうか? まあ欧州が完全に詰んでしまったらその損害は600億ドルくらいでは済まないのかもしれませんし、どうせならその意義や日本の貢献度を政府がしっかり国民に説明した上で、お金を使ってもらいたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガッチャマン実写化は結構ですが、どうして日活やタツノコの記念作品でやるんでしょうね?

2012-10-13 21:42:21 | アニメ特撮
 ずいぶん涼しくなってきたのに、ブログのテンプレートが夏のままだったことを思い出しました。というわけで、一気に秋向けに変更です。と言ってパステル調とかだと冷え冷え感が半端無いので、少しでも暖かく見えるように赤やオレンジなどを基調としたものにしてみました。紅葉はさすがにまだ早いですが、秋は過ぎるのも早いですし、じきに季節がこの画像に追いついてくることでしょう。

 さて、ガッチャマンが実写化されるそうですね。日活百周年、タツノコプロ五〇周年記念作品という位置づけだそうで、制作陣の力の入れようには少しは期待できるかもしれない、と思ったりもしたのですが、日本の特殊撮影技術やCG技術で果たしてどこまでまともにあのアニメの表現が再現できるのか、とか、色々不安材料はあります。でも、それはともかくとしても、どうしてタツノコプロは記念作品なのにアニメでやらなかったんでしょうね。30周年の時はタイムボカンシリーズをベースにガッチャマンとか破裏拳ポリマーとかキャシャーンとか出してタツノコプロ総出演! なんてものを作っていましたし、40周年の時はOVAで「鴉」というのをやっていたというのに、何故に記念すべき50週年が実写なのでしょうか?
 また、日活も日活で、百周年だったら他にもリメイクでやった方がいい作品が多々あるようにも思うのですが、何故にガッチャマンをやるのか、どちらも本当に理解に苦しみます。それでも少しでも見応えのある作品に仕上がってくれればいいのですが、我が国を代表する映画制作会社の記念作品、であの出来だった実写版「宇宙戦艦ヤマト」の例があるだけに、期待よりは不安のほうがはるかに大きいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョコレートを食べると頭が良くなる? いくらなんでもそれでノーベル賞が取れたりはしないでしょう。

2012-10-12 22:23:41 | Weblog
 昨日からの雨の影響で、今朝の山はちょっとした霧に包まれておりました。霧自体はそれほど深くはありませんが、湿度が高いためにカーブミラーが結露して見えなくなったのが厄介でした。その後夕方からは異様に寒くなってきました。天気予報によると、明日朝は今季一番の冷え込みになるかも? なのだそう。とりあえず暖かくして寝るに越したことはありません。

 さて、ニューヨークの医師が、学会誌に「チョコレートを良く食べる国ほど、ノーベル賞が出る確率が高い」という論文を発表したのだそうな。そもそもは、ココアやワインなどに含まれる抗酸化物質のポリフェノールの摂取と認知力テストの成績に関係がある、という研究から、23カ国のチョコレート摂取量とノーベル賞受賞者数の人口比を比較してみたとのことです。まあよくある、関係ない2つの事柄の数字だけ見てみるといかにも相関関係がありそうに見えるという統計のマジックだと思いますが、アメリカのノーベル賞学者エリック・コーネル氏によると、チョコレート消費量は国の富に関連し、質の高い研究も国の富に関連する、ゆえにチョコレート消費量と質の高い研究に関連性があるだろうとした上で、ただし、直接的な因果関係はない、と至極まっとうな意見を述べられたそうです。
 ポリフェノール摂取量と頭の回転、というとなんとなくそれらしくも聞こえますが、ポリフェノールの供給源はチョコレートだけではありません。日本食で言えば、納豆や豆腐の原料大豆に含まれるイソフラボンやソバのルチン、お茶のカテキンや柿のタンニン、ナスのナスニンなどのアントシアニン、なんてのがあり、それらの消費量はチョコレートの比では無いでしょう。また、ポリフェノール摂取量は南国ほど多く、熱帯地方の人々は日本よりも数倍のポリフェノールを摂取している、という研究もあります。これは、そもそもポリフェノールが紫外線から身を守るために植物が創りだした抗酸化成分であるため、太陽光線の苛烈な南国の植物ほどポリフェノール含量が高い、というところから来ているのだそうです。もし冒頭の医師の理論なら、もっとも頭が良くてノーベル賞続出の可能性が高いのは赤道直下の諸民族のどれかであるはずですが、現実にはそうではありません。
 チョコレートには、リラックスしたりする機能があることは知られているので何の効果もない、とまではいいませんが、いくらなんでもちょっとトンデモ過ぎる話に思えたので、このニュースに触れてさっそくチョコレートを買いに走るような事はないように記録に留めてみました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノーベル賞で唯一疑問に思うこと。

2012-10-11 21:52:08 | Weblog
 今日は曇りがちの一日か、と思いきや、夕方には冷たい雨が結構しっかりと降って来ました。気温も一段と下がった感じがして、今までの格好だとかなり肌寒さを覚えます。今年の秋は中々涼しくならず、何時まで経っても厳しい残暑が決まり文句になっておりましたが、冬の訪れもひょっとしたら異様に早くてただでさえ短い秋が更に削られる、なんていうことになったりするのかもしれません。

 さて、そんな今時の話題の一つにノーベル賞がありますが、村上春樹氏がノーベル文学賞をのがした、というニュースを読みました。受賞は中国の莫言氏というヒトらしいですが、まあ基本的に私自身にはどうでも良い事ではあります。ただ素朴に気になるのは、なんでノーベル賞に文学やら平和などというような訳の分からない賞が設けられているのか? という点です。まあそれもノーベルの遺志、ということだそうなのでしょうがないといえばしょうがない話ではあるのですが、文学があってなぜ音楽や絵画、演劇などの芸術、スポーツなどの分野が無いのか、とか、平和賞なんて中には佐藤栄作とか金大中とか噴飯物のものも混じっていたりして、客観的な業績を元に評価され、後から後ろ指さされることがまず無い自然科学分野の諸賞と比べるとあまりに内容が怪し過ぎるきらいがあります。芸術分野については、ノーベルが文学以外興味がなかったから、という事らしいですが、平和賞なんて拡大解釈もいいところで色々なヒトや団体に授与してきているのですから、この際財団の意向なりで分野を拡大するなり、あるいはもうさっぱり止めてしまうなりしたらどうか、と思います。そういう議論は、財団の中であったりはしないのでしょうか?
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

てんかん患者の運転免許取得条件緩和、という提言は、ちょっと冒険が過ぎる気がします。

2012-10-10 22:07:49 | Weblog
 今日はまあ色々あり、とあるヒトに少々痛いところを突かれたりもして、確かに最近怠惰に過ぎるな、などと何時になく反省をしておりました。本質的にぐうたらで怠け者の私としては怠惰な生活はいわば憧れでもあるわけですが、怠惰な中にもある程度の秩序がないと身体がもたないというか、やりたいこともできなくなるぞ、というようなわけで、せっかく季節も一番好ましい秋でもあることですし、少し心を入れ替えてみようかな? などと考えた次第です。まあこの手の決心は大抵3日坊主と相場が決まってはいるのですが、とりあえずなるだけ性根を入れてみるつもりでいます。

 さて、日本てんかん学会なる学術団体が、てんかんを患っているヒトの運転免許取得の要件を緩和するよう求める提言をまとめたとのことです。(提言のPDFファイル)てんかん患者が黙って免許を保持して重大な事故を起こしたというのに、何をトチ狂ったことを、と思わず思ったのですが、学会としては、免許取得条件を和らげることで、患者が隠さずに正しい発作の申告をするように繋げていきたい、という期待が込められているそうです。その具体的な条件とは、現行条件では発作が「2年間」出ていないこと、というのを「1年間」に短縮。更に、発作で更新が認められなかった場合は、その後1年間発作がなければ、免許を取り直さなくても更新で済むようにすること、というものです。
 てんかん患者による事故が、正しい申告をしなかったことがひとつの原因であることには違いないのかもしれませんが、2年を1年にしたぐらいで申告が抵抗なくなされるようになるものなのでしょうか? というか、性善説でてんかん患者の自己申告に期待するというのは、少々楽天的過ぎる気もいたします。まあ条件の緩和が医学的に十分根拠のある内容ならそれはそれで良かろうと思うのですが、どうもそれについては確たる言及がないので、本当に大丈夫だろうか? という疑問がどうしても残ります。まあどんなことでもゼロリスクはありえないので、ようは危険度と利益が釣り合うところを模索するより無いわけですが、社会一般から見るとどうも学会の方々の努力により、てんかんに関する知識が充分に浸透しているとは言いがたい状況であろうかと思います。その中ではたしてこの提言が受け入れられるかというと相当厳しいと見るのが常道でしょう。どちらかと言うと、これを契機にてんかんに関する啓蒙と社会的な体制づくりを促す議論を巻き起こすようなことを狙ってらっしゃるのでしょうか。それにしてももう少しそもそも論としての「てんかんとは?」というような話をまずはもっと巷間に流布してもらいたいですね。興味を持って自ら学会サイトを訪れたりするようなヒトならいいですが、大半のヒトはまず興味を抱くことすら無いでしょう。まあそういう人達をどう振り向かせるかというのは、てんかんに限らずあらゆる分野で共通することではありますが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山中博士のノーベル賞受賞の喜びが一過性のお祭り騒ぎで終わったりしませんように。

2012-10-09 22:28:51 | Weblog
 今更ながらではありますが、山中博士のiPS細胞の研究がノーベル医学生理学賞を受賞した、というニュースは、なんとなく暗いニュースばかりな感じのする我が国にとっても大きな喜びをもたらす素晴らしいお話だったことは、どんなに重ねて書いてもけして蛇足にはならないでしょう。その研究の内容や受賞の経緯などは既にネット上に溢れかえっていますからいちいち取り上げるまでもありませんが、日本国民としても、また1研究者の端くれとしても、素直にこの受賞を喜び、励みにしたいと思います。
 また、これも書いておいてけして蛇足にはならないと思うのですが、現政権が政権を奪取した時にやらかした事業仕分けで、山中博士をはじめとする我が国の研究者達にどれだけ迷惑をかけ、余計な圧迫を加えてその足を引っ張ったことか、与党は猛省してその不見識を省みるべきだと思います。そんなハンデを乗り越えてこうして成果を生み出す研究者達が我が国にはまだぞろぞろいるのですから、単にノーベル賞受賞をお祭り騒ぎで喜ぶだけじゃなくて、それら研究陣を支え、より素晴らしい成果を生み出してもらうような社会的なシステムを本気で考えるべきではないでしょうか。最近は資源の点でも少し未来が明るくなってきた我が国ではありますが、それら資源を自前のものにするのだって科学技術あっての話です。2代続いた理系宰相がトンデモだったのはありますが、もう少し科学者、技術者の地位を高め、若者や子供たちが憧れる職業になるようにして行かないと、10年後、20年後にはノーベル賞はおろか、我が国そのものが世界から埋没して消え去るばかりになってしまうでしょう。
 それは、技術者や科学者だけの話ではなく、「coolJAPAN」で世界に知られるコンテンツ産業、伝統産業などの分野における専門家、職人達の話でもあろうかと思います。ジャーナリズムもこんな世界をちゃんと情報として広く発信できるように知識や表現力に磨きをかけてもらいたいですし、社会一般にももっとこのような世界に興味を持ってもらいたいと切に願います。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「空気」で仕事していい所と悪い所がありそうですが、中々その峻別は難しそうです。

2012-10-08 21:18:41 | Weblog
 今日も見事に上天気で、朝から爽やかな空気と日差しに包まれた気持ちのよい秋の一日でした。これからは日一日と空気が冷たさを増し、日が短くなって、洗濯物や布団などを干すのが難しくなってきます。そんな貴重な一日でもありましたので、先日干したばかりの布団を今日改めて干し直しました。前回は少し湿気を飛ばし切れなかった感もあった愛用の煎餅布団ですが、これで今夜は正真正銘、フカフカの暖かさの中で眠りにつけそうです。

 さて、昨日書いた日本橋殺人予告冤罪(多分確実)事件、今日観たネットニュースの記事によると、検察関係者の言葉として、「大人数を動員して大騒ぎになったので、立件するしかないという空気になっていた」という話が出ておりました。正直、「空気」で逮捕・起訴されるなど「冗談じゃない」と言いたいところですが、そう言った「空気」で物事が判断されたりするのは我が国の伝統的な組織的対応のあり方で、旧帝国陸海軍における組織研究などで盛んに取り上げられている弱点の一つでもあります。前に大阪地検は厚生労働省の冤罪事件で大失態を演じていますが、あれもいわば検察内部の「空気」が冤罪を演出した当の検察官をのさばらせてしまったところもあったのでしょう。もちろん関係した方々には猛省を期待したいところですが、これが我が国の社会組織固有の弱点なのだとしたら、各個人が反省してみたところで時間が経てばまた元の木阿弥になるに違いなく、ここは是非、個人的な注意の範疇にとどまらず、今後このような事態を招かないような組織的なシステムづくりの取り組みを、期待したいものです。
 一方、大阪府警では、とある幹部の方が「パソコンの中身を全部調べたら何十年もかかる」と嘆かれたそうですが、本当にそんなにかかるものなのでしょうか? メモリやCPUといった部品単位で細かく細かく調べていかねばならないとか言うような事態もあり得るのでしょうか? それにしたって何十年は少々大げさな気もしないでも無いですが、ひょっとしたらその情報を聞き取った記者が何か聞き間違いや勘違いをしているのかもしれません。まあそれはともかくとして、もし本当にそんなに時間が掛かるのだとしたら、いくら犯罪とはいえ、これが国家的なテロに対するものだったりとかするならともかく、1捜査にかけられるコストを考慮したら正直やってられないでしょうね。そう考えると捜査当局の方々も少々気の毒な感じもします。まあ、次々と新手が出てくるPCやネット関連の厄介事の最先端に、今の警察組織では付いて行きかねるところもあるのでしょう。防衛省では民間のハッカーを雇い入れてサイバーテロなどに対する備えとする考えもあるそうですが、警察も純血主義は諦めて、餅は餅屋と言った手立てを考えて見てもいいんじゃないでしょうか?

 ところで、秋だというのに、テロカクタス和光丸がまた綺麗な花を咲かせてくれました。ひょっとしたらこのサボテンは春だけじゃなくて条件さえ整えばいつでも咲いたりする性質を持っているのでしょうか。それなら、しっかり育てていけば、年中花が楽しめるようになるのかもしれません。



 もう一つ、こちらは季節らしい紅葉の始まったカエデです。
 散歩の途中で見つけました。内側の緑から先端外側の赤のグラデーションが中々見事です。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本橋無差別殺人予告事件、結局やっぱり冤罪らしいのだそうです。

2012-10-07 22:24:04 | Weblog
 今日は仕事の関係でとある山村の秋祭りの調査に行っておりました。昨夜の雨で少々不安がありましたが、一夜明けてみるとまさに絶好の行楽日和で、よい仕事ができました。ただ、記録にビデオカメラを持って行ったのですが、三脚を用意するのを完全に失念しており、2時間弱の撮影の間ひたすら手でカメラを支えるより無かったのが大失敗でした。大昔のものに比べれば随分小型軽量化してますが、それでも二昔前くらいの機械ですから、小さめの鉄アレイくらいの重さはあります。それをずっと目の高さに固定していなくちゃいけないのですから大変です。今日はそれでも何とかやりきりましたが、明日はきっと右手が動かなくなっていることでしょう。

 さて、8月26日に、大阪市の公式サイトに、日本橋の歩行者天国にトラックで突っ込む、という無差別殺人予告を書き込んだ疑いで、アニメ演出家の北村真咲さんが逮捕・起訴された事件の報道がありましたが、今頃になってようやくその発信元になっていたコンピューターがウイルスに感染しており、殺人予告の書き込みも、このウイルスの仕業の可能性が高いことが判り、北村氏は釈放されたのだそうです。他にも28歳の男性が似たようなケースで逮捕の後、釈放されているそうですが、それぞれ、無事冤罪が晴れそうだとは言え、なんともやりきれない事件ではあります。
 まず、サイバー警察等といってインターネット上の犯罪取り締まりに力を入れている警察で、どうしてこの種のウイルスの可能性を当初から想定しなかったのか、そしてそのことがわかるのに何十日もかかっているというのがなんとも残念に思えます。冤罪の可能性を考慮していれば、逮捕・起訴、などというような強硬手段はとっていなかったのではないでしょうか? 今後、同じような事例が出てきた時に、秋葉原のそれのような人による意識的な殺人予告なのか、ウイルス等による自動的なお騒がせ事例なのかが判断できない、という事であり、捜査自体はたして可能なのか、疑わしくも思えてきます。
 そして、なにより強く疑問に思えることは、マスコミが北村氏の実名や住所を犯罪者扱いして報道していることです。警察については些少とは言え幾ばくかの補償金が得られるはずですが、マスコミにはそのような冤罪補償などはないでしょう。なにより、被疑者の段階で全国にあたかも犯罪者の如く名前や顔をばら撒かれるというのは、考えようによっては逮捕拘留される以上の苦痛と実質的な損害がありうるんじゃないかと思われます。色々と議論はあるのでしょうが、私は容疑段階での実名報道はよほど犯罪が確実でない限りは止めるべきだと考えます。名前コミで報道したいなら、刑が確定した段階でやれば十分でしょう。もう少し、やられる立場に立ってその是非を論じるべきなんじゃないのか、と私は思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

崩れちゃ困る建物を補強するのがそんなに悪いとは思えませんが、何か裏でもあるんでしょうか?

2012-10-06 21:31:42 | Weblog
 今日は朝から洗濯に布団を干してついでにサボテンにも水をやって、と晴天の休日らしい作業で昼間を過ごしましたが、夕方遅くから雨が降ってきて、まだやまずにしっかり降り続いています。明日は仕事で少し山の方へ走らないといけないので少し天気が心配ですが、一応予報では上天気になるらしいですし、その予報通りの天気になってくれることを祈るばかりです。

 さて、東日本大震災の復興予算が、全国の官庁施設約100カ所の耐震補強などに約120億円使われ、来年度予算でも要求されている、との報道が天下の朝日新聞からありました。その報文によると、『被災地では復興に必要な予算が届かない例もあるのに、「防災」を名目に官庁の改修費がふくらんでいる。』と、暗に復興予算から官庁施設にお金をかけることを非難するようなニュアンスの内容も書いてありました。
 内訳は、国交省が100億、国税庁が20億、来年度予算でもこの2省庁で60億なのだそうです。
 予算自体は、昨年の7月に政府が作った復興基本方針により、耐震補強など防災のための支出は被災地以外でも認めるとの内容になっており、その通りのことなら何もそれぞれの官庁や政府を非難する云われはありません。何より、政府機関の出先は万一その地方で災害があった時は復旧支援のための窓口になる、かもしれないという期待ができそうなわけで、地震の一発目でもろくも崩れたりされては困る施設と言えなくもありません。まあ、国交省はまだ分かるとしても、国税庁の出先がその時どうなろうが、被災者にとってはどうでもいいことかもしれませんが、それでも、この記事だけでは何を非難したいのかがよく判らない話になっています。せめてこんな記事を書くのなら、使われた120億のうち、たとえ1千万円でも用途外の何かわけのわからないものに消えていた、とか、その工事が競争入札じゃなくて怪しげな発注がなされていた、とかいうようなことのしっぽくらいは掴んで、それを報道してもらいたいものです。
 あるいは、そんな国の出先よりも、実際に復旧拠点となるのはその地方にある自治体の建物であったり学校だったりするわけですから、各自治体や学校の耐震補強工事の実態を調査するなりして、そんなところに重点的に使うようにという提言をするような記事を書くべきなのではないか、と思われます。
 何につけても官僚や政府を叩いていれば良い、というのはあまりに安易ではないでしょうか? まあ、どうもなりふり構わずの『社是』たる自民党新総裁に対するネガティブキャンペーンよりも、まだしも報道らしい仕事なのかもしれませんが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泉下でジョブズは今のアップルを喜んでいるでしょうか、それとも危ぶんでいるでしょうか?

2012-10-05 21:53:46 | Weblog
 アップルコンピュータの前CEOスティーブ・ジョブズが身罷って、今日でちょうど1年。今のところ新製品が変わらず発売されて、会社の業績も過去最高を更新し続け、まさに我が世の春を謳歌する順風満帆な無双ぶりを見せてくれています。マッキントッシュLCからマックを触りだして、いまだにOS9搭載のデュアルG4を現役で使っているそれなりに古いマックファンである私にとっても、今のアップルの繁栄ぶりは嬉しく感じるところも多々ありますが、例の地図の問題など、そろそろ盛りを過ぎてほころびが表面に浮かびだしてきたのかな? という感じがしないでもありません。古来滅びぬ組織はなく、アップルだっていつかは時の流れに飲み込まれる時が来るだろうことは確実なのですが、かつて、一度その滅びの瀬戸際まで行って蘇った会社なためか、なんとなくまだまだ大丈夫なのでは? などと根拠無く思いたくなるところもなきにしもあらずです。相変わらずその新製品は魅力に富んでいるみたいですし、私もお金に余裕が出来れば欲しいと思うものがアップルにはいくつもありますから、出来れば本当に手に入れられるときまで、アップルには衰退してほしくはないのです。まあアップルが傾くときにはそれに成り代わる覇者が多分現れているのでしょうが、はたしてそれにあっさりと興味を乗り換えることが出来るかどうか、とは思います。現れてもイない先から心配してもしょうがないのですが。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛車の車検が終わり、ようやくオートマティックから開放されました。

2012-10-04 22:12:14 | Weblog
 今日、ようやく車検を終えて、愛車が帰って来ました。2回目の車検で交換したのは点火プラグ1式と前輪のブレーキパッドとオイルエレメント。バッテリーも本来なら交換対象の頃合いなのですが、まだイケるという判断で今回は見送りました。毎日安定して数十キロ信号もあまりない田舎道を快走し、夏は空調をほとんど使わず、という運転をしていたためか、バッテリーは案外長持ちしているみたいです。そう言えばバイクの時も、毎日長距離を乗るのでバッテリーは中々へたらないんだ、とバイク屋のおっちゃんが話しておりました。もっとも、バイクなら押しがけとかでバッテリーが上がってもとりあえずエンジンを掛けることができましたが、いくらマニュアル車で軽自動車とはいえ、さすがにもう押しがけとかはできません。そもそも、クラッチペダルを踏み込んでいないとエンジンを掛けることができない仕様になっているので、坂道の頂上に停めておいて下りの勢いでエンジンに火を入れる、という昔はできた非常時の起動方法がそもそも使えません。いきおい、バッテリーの生き死にが走ることが出来るかどうかに直結しているので、少々生きが良くても時間の経過したバッテリーは交換しておいたほうが良かったのかもしれません。ディーラーによると、次のオイル交換の時に検査してその時交換するかどうか相談しましょう、ということでしたので、とりあえずその言葉に従おうと思います。今の月々の平均走行距離からしたら次のオイル交換は早くて1月半ば、遅くて2月早々というタイミングになります。まさに冬まっただ中のバッテリーが一番しんどい時期になるようなので、12月以降はちょっと気をつけて車の様子を観察しておく必要がありそうです。

 それにしても、ようやく代車のオートマチック車から開放されて一安心です。オートマはどうも左足が暇になりますし、と言って左足ブレーキなんて器用なマネはいきなり出来ませんし、とにかく困りました。エンジンブレーキだって効かせるのが難しいですし、山で乗り回すにはどうにも具合が悪い乗り物でした。と言いつつ、ディーラーから愛車を引きとっていざ走りだそうとしたら、オートマにすっかり毒されてしまったのか左足のクラッチ合わせをいきなりミスってエンストしてしまいました。暫く走るうちにようやくカンが戻ってきていつもどおりに走れるようになりましたが、人間、楽を覚えると本当にあっという間にそれに慣れてしまうものなのだと痛感させられました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

努力と根性で不可能を可能にしていく熱い物語が、新資源発掘で展開してきたようです。

2012-10-03 21:58:11 | Weblog
 来年1月から、渥美半島の沖合でメタンハイドレートの掘削が開始されるのだそうな。成功すれば世界初の快挙となり、それがもしコストにもみ合うともなれば、我が国は一挙に資源豊富な国になれるかも? という夢が広がります。アメリカがシェールガスの実用化で天然ガス価格を下げることに成功したみたいに、今のガソリン高もメタンハイドレートで解決できる日がひょっとしてくるかもしれません。
 これまで、今年2月から3月に試験的な採掘を行い、「まずまずの」成果をあげてきているのだそうですが、まずまず、というのは一体どれほどの成果なのか、実用化に期待ができるレベルなのか、とりあえずできましたの段階なのか、その辺りがかなり気になりますが、少なくとも来年早々には掘削を実際に試みるわけですから、やってみる価値はある、と思えるほどの「まずまず」さな成果があったのでしょう。それを実現したのが「減圧法」という効率的なメタンガス回収手段だといいますから、新たな技術開発で「不可能」と呼ばれていたことを実現するという、実に人の魂を揺さぶる力強い熱さを感じさせてくれます。これは是非成功させてもらいたいものです。

 一方で、秋田県で地下1800mからシェールオイルの採集に成功、来年には更に本格的な試掘を試みる、というニュースもありました。我が国はこれまで資源に恵まれず、かつては戦争までしてそれを入手しようとまでしましたが、今や、これまで存在すら知られなかった資源を見つけ、更にそれを新たな技術で手に入れようと努力するところまで出来るようになりました。そう言えばちょっと前に中国に輸出拒否されて大騒ぎになったレアアースも、日本近海の海底に多量に眠っている、という話もありましたし、そんなこんなでうまく行けば、世紀半ば頃までには我が国は世界有数の資源大国になっていたりするのかもしれません。まあ今のところは取らぬ狸の、ですが、そこを取れるように何とかするのが我が国の技術開発力なのですから、政府も是非それらの予算をしっかり確保して研究者や技術者を鼓舞してもらいたいものですね。田中新文部大臣にそれを理解する能力があれば良いのですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だいたい記憶と記録は一致するみたいで、9月は過去最凶の残暑だった、とのことでした。

2012-10-02 22:20:24 | Weblog
 そう言えばもう10月になっていたんでした。今月は13日(土)から「宇宙戦艦ヤマト2199 第3章 果てしなき航海」がまた2週間限定で上映される他、公私ともやたらと忙しくなってくるという月で、そうそうのんびりもしていられないのにもう2日目になってしまいました。一日一日大事にいたしませんと、あっという間に10月どころか今年が終わってしまいます。気合を入れて秋に臨みませんと。
 ところで過ぎ去った9月、いつまでも暑くて難儀した記憶ばかりが鮮明ですが、記録の上でも、気象記録があるここ115年間でもっとも厳しい残暑だったことが、気象庁から発表されました。なんでも、全国154観測地点のうち、51箇所で観測史上最高を記録したのだそうで、なるほど、ソレはまた暑かったものだと改めて難儀な記憶が蘇りました。ただ、夏そのものはそれほど暑かったという記憶がありません。もちろん冷夏なんていうことは全く無くて、とにかく暑いには違いなかったのですが、過去にはもっともっと暑い夏があったように感じましたし、何より節電節電と耳タコ状態だったせいか、今年は暑くて当たり前、という感覚が先に立っていたのかもしれません。それでも夏の始まりの頃は、『今年は冷夏かも?』なんていう噂に惑わされて、その暑さに腹を立てていたものですが、いつまでも鳴き止まないセミやら、真夏のさなかよりも苛烈なのではないかと思いたくなるような日差しの強さとか、ついこの間のことでもあるためか、やたらと9月は暑かった、という記憶ばかりが鮮明に残っています。
 今年は秋冬もエルニーニョ現象のためとかで暖かめの年になるのだそうで、厳しい寒さでないのならソレはソレでいいかも、などと思ったりもするのですが、確か冷夏予想もエルニーニョ現象が理由の一つだったんではなかったか? とあやふやな記憶が言ってますし、あまり期待しないでおいたほうが、実際に暖冬だった時には嬉しさも増すというものです。
 でも、暖かい、ということはひょっとして台風が後1発くらいやってきたりするんでしょうか? 19号はどうやら列島には届かず、そのまま北の海目指して行ってしまうようですし、20号は西の大陸めがけて進んでしまうみたいですが、調度良いあたりで発生したらひょっとしたらベテランの投げたボウリングの球のように、クイッと太平洋上でカーブを切ってこっちめがけてやってくるかもしれません。17号は危うく免れましたが、10月も半ばを過ぎるくらいまではまだまだ警戒は怠れないようですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする