鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

Jリーグの試合から

2014年03月11日 11時59分44秒 | Weblog
先日のJリーグの試合会場で「Japanese Only」と書かれた横断幕が掲げられていたことが、差別的な表現だとしてかなり取りあげられています。英語の表現で「~ Only」は「~以外お断り」ということになり、それが他国で大きな問題になる表現であることからです。そのことについて、擁護する考えはありません。今回の事案は反省すべきことだと思います。掲げた人たちが差別的な意識で行っていたのだとすれば、それは間違いだと思いますし、そのことについて相応の責任があると思います。
問題を考えると、書かれた表現が英語圏の人にとって大きな問題であることに対して、書いた人がどこまで意識していたかということがあります。当日、そのチームのピッチ上のメンバー構成は、いわゆる助っ人的な存在の外国籍の選手がいない状況でした。その状況からすると、先の表現は「日本人選手だけの構成」という意図で書かれていた可能性もあるということです。
しかし、わかっていて書いていたとすれば非常に悲しいことですし、その行為を責められるのは仕方がないと思います。

すこし違う視点から、この事案について私たちが考えることは、私たちが受けた英語教育の中で、はたしてどのような部分までを私たちは伝えられているかということです。過去に「フリーズ」という言葉の意味がわからず、不幸にも射殺されてしまったという痛ましい事件がありましたが、そのことと通じるものがあるかもしれません。
人と人とのコミュニケーションの中で“言ってはいけないこと”や“気をつけないといけないこと”があることは、どの文化にもあることでそれぞれの文化によって違います。自分たちは意識しないことも、別の人たちからすれば非常に刺さることもあります。そのことを教育を通じて伝えることの重要性を、私たちは今回の事案から学んで教育にすぐにフィードバックすべきだと思います。

ともかく、今回の件から私たちが学ぶことは多いと思います。それは私たちにとってきっとプラスになるはずです。
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