鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

考えること

2014年04月30日 22時06分48秒 | Weblog
少し前に、女性アスリートの体の異常を取り上げたクローズアップ現代が放映されていたのですが、 女子選手が競技の成績を追求するあまり、中高生の時期から無月経となりホルモンバランスが乱れ、結果として骨の形成に影響が出て骨粗鬆症になる事例があるという内容で、アメリカではそのようなことが起こらないように、医療面からもサポートをしているということも取り上げられていました。 その内容はアスリートだけではなく私たちにも投げかけていることが大きいと、自分もスポーツ指導に携わっているので気になる内容でした。
■クローズアップ現代「無月経、疲労骨折・・・10代女子選手の危機」

“ 成績向上 ”のために過度なトレーニングや過密なスケジュールが起こりやすい状況になりやすいことについて、それがもたらす無月経や疲労骨折などのリスクに対して、女子選手の指導をするコーチが月経などの生理学的なことや心理学的な知識を持ち、競技者に適切なアプローチをすることは重要なことです。特に男性コーチは月経は自分が経験するものでないことはもちろん、女性の競技者から男性コーチに伝えにくいことでもあることを配慮すべきだと思います。
また、女性の競技者は自分の身体のこととして無月経とそのリスクの知識を持ち、必要に応じてコーチに伝えるなど、自分自身でリスクを回避する意識を持つことが大切だと思います。もちろん、このようになかなか難しい状況にある女性は自分から声を上げにくいということに、なんらかの社会的な支援は必要だと思います

そして同時に、一見すると関係ないと思われる部分と思いますが、競技者を取り巻く保護者や第三者の視線について、私たち自身が考えることが必要だと思います。
私たちは女子アスリートについてどう考えているのでしょうか。
メダルメダルと狂乱する報道などをみるにつけ、私たち自身が女子の競技者を追いつめている部分があるのではないかと思ったりします。そしてコーチによる過度なトレーニングや過密なスケジュールを許容しているのは、私たちにもその傾向があるからだと思います。

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