ここからは報告会について感じたことを書きます。
この写真ははじまる少し前の状況です。この後、来場して頂いた方が増え、最終的には1部が始まることには会場が埋まっていました。しかし、1部が終わり議場見学の時間のあとの2部開始時になると、会場は約半分の状況になりました。
このことから考えると、1部の段階ではそれぞれの議員個人とのつながりで来場されていた方が多かったのではないか、議会基本条例が特に関心を持たれていたのではないかなどの理由が考えられます。この点は、十分に議員が整理しなければいけないことだと思います。
今後、議会報告会を議会で開催する場合でも、それぞれの議員が動員をかけるようなことではなく、今ある広報ツールを使って開催を告知し、どれだけの方々が報告会に来て頂けるのか、実際の状況を見るべきではないかと思います。京丹後市の報告会でもありましたが、議員の数よりも聴衆の方々の数が少ない場合でも、どれだけ真摯に報告を行い、意見交換などを行えるかが問われると思います。
1部の質疑では、‘安全’の考えが入っていないのはなぜか?、議員定数削減について、会議の公開について、広報広聴のあり方について、条例の見直し規定についてなどが、会場からの質疑で出ました。それぞれ、議会基本条例検討の過程で論点として議論されていたところですが、逐条解説の範囲でお答えしていました。
2部について、すずか倶楽部での報告会の経験から、資料に沿って簡潔にまとめるほうがわかりやすい。報告を聞いて頂いて、内容については質疑応答で補うほうが、聞いている方々にとってもよいと考えていました。そのため、議会事務局で作成してもらった原稿があったのですが、文面を読み返しながらやはり自分で報告は整理しなければと思い、産業建設委員長として報告を整理した文面にしました。この点については、担当の方に負担をかけてしまい申し訳なかったと反省です。
委員会の報告についてですが、今回の報告のスタイルは、基本的には議会内で行われる委員長報告の形態に沿ったものでしたので、補正予算議案などが分割された状態でした。それを聞きながら、一般会計の予算議案や決算議案については、やはりそれぞれまとめて報告するほうが市民の方にはわかりやすいと感じました。
また、それぞれの委員会報告についての持ち時間は、1委員会あたり約10分だったのですが、それをかなり越えた場面もありました。この点について、報告する前に一読して時間を確認することが必要とも感じました。
今回は初めての試みということで、すずか倶楽部の報告会でのことについてあまり参考にされなかったようで残念だったのですが、基本的に報告そのものは一人の議員が通して行い、質疑応答があった場合には、その会場に参加している他の議員が適宜答えるという形のほうが、時間配分の点からもよいと感じました。
今後、議会報告会を各地域で開催することになれば、そのような検討が必須だと考えています。このことも、京丹後市議会さんの報告会を視察させて頂いて、実感した部分でもあります。
まとめに、議会報告会はこれからの住民自治と議会との関係の中で必要不可欠だと思います。逆に言えば、このような活動を行わなければ、議会不要論は強まりこそすれ、住民の方々との信頼関係を築くことはできないと思います。議員個人の支援者の方々とのつながりが、それをもって市民とのつながりではなく、議会という機関としてつながらなければ、市民にとって意味がないでしょう。
もちろん、このような報告会を行う中では、非常に厳しい意見を出されることもあるでしょうが、それに対してどのように議員として考えるのか、鈴鹿市議会としてどのように考えるのか、公開の議論を行うことも必要になると思います。そこで、説明責任を果たすことが求められるのだとも思います。
しかし、そのような動きは議会にとって決してマイナスではないと思います。議会が多様な意見を集め、そこから意思決定につなげることが求められています。報告会を通じて住民の方々とはもちろん、議員間でも情報を共有することで、問題に取りくむ力はより大きくなると思います。
ですから、鈴鹿市議会基本条例では報告会について、現状の条文ではいわゆる努力規定となっていますが、行うことを基本とした議会となるべきだと思います。いろいろな形はあるでしょうが、意見交換会の開催から政策形成サイクルをまわし、市民を交えた検討会も行っている先進議会の会津若松市議会などを参考に、鈴鹿市議会は取り組んでいくべきなのだと、今日の報告会であらためて感じました。
この写真ははじまる少し前の状況です。この後、来場して頂いた方が増え、最終的には1部が始まることには会場が埋まっていました。しかし、1部が終わり議場見学の時間のあとの2部開始時になると、会場は約半分の状況になりました。
このことから考えると、1部の段階ではそれぞれの議員個人とのつながりで来場されていた方が多かったのではないか、議会基本条例が特に関心を持たれていたのではないかなどの理由が考えられます。この点は、十分に議員が整理しなければいけないことだと思います。
今後、議会報告会を議会で開催する場合でも、それぞれの議員が動員をかけるようなことではなく、今ある広報ツールを使って開催を告知し、どれだけの方々が報告会に来て頂けるのか、実際の状況を見るべきではないかと思います。京丹後市の報告会でもありましたが、議員の数よりも聴衆の方々の数が少ない場合でも、どれだけ真摯に報告を行い、意見交換などを行えるかが問われると思います。
1部の質疑では、‘安全’の考えが入っていないのはなぜか?、議員定数削減について、会議の公開について、広報広聴のあり方について、条例の見直し規定についてなどが、会場からの質疑で出ました。それぞれ、議会基本条例検討の過程で論点として議論されていたところですが、逐条解説の範囲でお答えしていました。
2部について、すずか倶楽部での報告会の経験から、資料に沿って簡潔にまとめるほうがわかりやすい。報告を聞いて頂いて、内容については質疑応答で補うほうが、聞いている方々にとってもよいと考えていました。そのため、議会事務局で作成してもらった原稿があったのですが、文面を読み返しながらやはり自分で報告は整理しなければと思い、産業建設委員長として報告を整理した文面にしました。この点については、担当の方に負担をかけてしまい申し訳なかったと反省です。
委員会の報告についてですが、今回の報告のスタイルは、基本的には議会内で行われる委員長報告の形態に沿ったものでしたので、補正予算議案などが分割された状態でした。それを聞きながら、一般会計の予算議案や決算議案については、やはりそれぞれまとめて報告するほうが市民の方にはわかりやすいと感じました。
また、それぞれの委員会報告についての持ち時間は、1委員会あたり約10分だったのですが、それをかなり越えた場面もありました。この点について、報告する前に一読して時間を確認することが必要とも感じました。
今回は初めての試みということで、すずか倶楽部の報告会でのことについてあまり参考にされなかったようで残念だったのですが、基本的に報告そのものは一人の議員が通して行い、質疑応答があった場合には、その会場に参加している他の議員が適宜答えるという形のほうが、時間配分の点からもよいと感じました。
今後、議会報告会を各地域で開催することになれば、そのような検討が必須だと考えています。このことも、京丹後市議会さんの報告会を視察させて頂いて、実感した部分でもあります。
まとめに、議会報告会はこれからの住民自治と議会との関係の中で必要不可欠だと思います。逆に言えば、このような活動を行わなければ、議会不要論は強まりこそすれ、住民の方々との信頼関係を築くことはできないと思います。議員個人の支援者の方々とのつながりが、それをもって市民とのつながりではなく、議会という機関としてつながらなければ、市民にとって意味がないでしょう。
もちろん、このような報告会を行う中では、非常に厳しい意見を出されることもあるでしょうが、それに対してどのように議員として考えるのか、鈴鹿市議会としてどのように考えるのか、公開の議論を行うことも必要になると思います。そこで、説明責任を果たすことが求められるのだとも思います。
しかし、そのような動きは議会にとって決してマイナスではないと思います。議会が多様な意見を集め、そこから意思決定につなげることが求められています。報告会を通じて住民の方々とはもちろん、議員間でも情報を共有することで、問題に取りくむ力はより大きくなると思います。
ですから、鈴鹿市議会基本条例では報告会について、現状の条文ではいわゆる努力規定となっていますが、行うことを基本とした議会となるべきだと思います。いろいろな形はあるでしょうが、意見交換会の開催から政策形成サイクルをまわし、市民を交えた検討会も行っている先進議会の会津若松市議会などを参考に、鈴鹿市議会は取り組んでいくべきなのだと、今日の報告会であらためて感じました。
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