いま鈴鹿市では、小学校区を基本として地域づくり協議会を立ち上げていて、その地域に関係する地域支援職員も関わりながら、ほほ市内全域での立ち上げに至っています。そして、それぞれの地域で地域計画の策定という動きになっているところです。この動きは、総合計画2023の基本構想の段階から取り組まれ、それに沿うように行政が動いているところです。
過去のブログをお読み頂いている方は、私がこの動きに疑問を持ち、それを行政に訴えていることをご存知かもしれません。私自身としては、住民自治は鈴鹿市の今後に重要なことと考えています。ですので、大筋の流れとして、鈴鹿市の動きが間違っているとは思いません。しかし、疑問を持っているのは、その場その場で積み上げるように、市は施策を進めようとしていると感じるところです。
地域づくりについて、個別の施策や取り組みは先進地などの事例などでもあることで、それ自体は表面的には問題がないように見えます。しかし、鈴鹿市に欠けていると考えることは、先の時代に向けて、どのように市政が運営されることになり、その中でどのような領域で住民の皆さんの力が必要になるのか、そのような展望、視点が不明確ということだと考えています。その中で、個々の取り組みを進めようとしているので、どこかでズレが大きくなってしまうのではないかと危惧しています。
仮に、取り組みがいまの時点でできあがったとしても、それが持続的なものでなければ、本来の地域づくりではないと思います。地域づくり協議会も地域計画も、手段であって目的ではないはずなのですが、それ自体が目的化していないか注意しなければいけないと考えます。だからこそ、今一度、地域づくりと市政の運営について、将来の展望も含めて俯瞰した議論が必要と考えるところです。
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