伊勢海老の価格やブラックタイガーやバナメイなどの冷凍エビの価格が上昇していることがメディアで取り上げられていますね。伊勢海老は食品偽装・不当表示事件の影響で、日本で水揚げされる本物の伊勢海老の需要が急増していることがその理由といわれ、冷凍エビは海外生産地での病気による生産量低下と各国でエビの消費が拡大し需要も大きいことがあるといわれています。これらのことで、今後これまでのようにエビが供給されることは難しく、価格も上昇するだろうと言われていました。
そういうエビの話ですが、これまでの私たちとこれからの私たちを考えるにあたって、投げかけるものは非常に深いように思います。
伊勢海老について考えると、いろいろなところで提供されていた“伊勢海老”が、実のところそうではなかった事業者の人たちがいて、その人たちが確保に動いたため本物の需要の急増につながっているのでしょう。需要に対して供給が少なければ、価格が上昇するのは当然と思います。
ということは、これまで形成されていた伊勢海老の価格は、世の中にあふれていた伊勢海老という表記の総体から形成されていた価格ではなくて、ある意味、正直に商売をしていた人たちによって形成されていたものだったのではないかと考えられます。それが、伊勢海老という表記を語っていた人たちも本物の伊勢海老を調達する必要にかられた結果、今の価格高騰という動きにつながっているのであれば、問題点がそこに見えると思います。
それは、伊勢海老以外のものが伊勢海老として用いられていたために伊勢海老の市場価格が抑えられていたのではないか、これまでの価格は漁業関係者の方々の収入に大きく影響を与えていたのではないかということです。その揺り戻しが大きく出ているのが価格高騰という現象ではないでしょうか。伊勢海老以外を使っていた事業者についてはメディアが取り上げたりしていたのでここでは省きますが、私たち自身も“自分に都合の良い価格”だけで物事を見ているのではないかということを考えるべきだと思います。自分の懐が痛まないということは、どこかで誰かの懐を痛めている結果ではないかと思いをはせることが大切かもしれません。
冷凍エビについて考えると、養殖の課題と世界的な需要とふたつの側面が考えられるでしょう。
養殖については、以前にも養殖池をつくるためにマングローブ林が乱開発されそのことが問題になっていましたが、今回の養殖については、過度な養殖がエビという生き物そのものに大きな負荷を与えていて、エビがそれに耐えられなくなってきているのではないでしょうか。このような動きにも、私たちが“自分に都合の良い価格”で物事を見ていて、そこにある課題から目をそらしてはいないかということが影を落としていると思います。
また世界的な需要に関して、いろいろなところで経済活動が活発になれば、収入の変化によるなどの食生活の変化が起こると同時に物を求める欲求も変化していく、10年ほど前ならまだ需要より供給が上回っていたかもしれないけれども、人口の多い国でその変化が起こったため、今回のエビのような事態が起こっているわけで、これがほかの食について広がったとき、食の危機が非常に深刻になるだろうと予測できるのではないでしょうか。
価格高騰という側面だけでなく、今回のエビの事例から私たちを取り巻く情勢を考えることが大切ではないかと思います。少し前前当たり前と思っていたことが、とても不安定な上に成り立っていることを感じる場面が、これからもっと増えてくるようなそんな気がします。
そういうエビの話ですが、これまでの私たちとこれからの私たちを考えるにあたって、投げかけるものは非常に深いように思います。
伊勢海老について考えると、いろいろなところで提供されていた“伊勢海老”が、実のところそうではなかった事業者の人たちがいて、その人たちが確保に動いたため本物の需要の急増につながっているのでしょう。需要に対して供給が少なければ、価格が上昇するのは当然と思います。
ということは、これまで形成されていた伊勢海老の価格は、世の中にあふれていた伊勢海老という表記の総体から形成されていた価格ではなくて、ある意味、正直に商売をしていた人たちによって形成されていたものだったのではないかと考えられます。それが、伊勢海老という表記を語っていた人たちも本物の伊勢海老を調達する必要にかられた結果、今の価格高騰という動きにつながっているのであれば、問題点がそこに見えると思います。
それは、伊勢海老以外のものが伊勢海老として用いられていたために伊勢海老の市場価格が抑えられていたのではないか、これまでの価格は漁業関係者の方々の収入に大きく影響を与えていたのではないかということです。その揺り戻しが大きく出ているのが価格高騰という現象ではないでしょうか。伊勢海老以外を使っていた事業者についてはメディアが取り上げたりしていたのでここでは省きますが、私たち自身も“自分に都合の良い価格”だけで物事を見ているのではないかということを考えるべきだと思います。自分の懐が痛まないということは、どこかで誰かの懐を痛めている結果ではないかと思いをはせることが大切かもしれません。
冷凍エビについて考えると、養殖の課題と世界的な需要とふたつの側面が考えられるでしょう。
養殖については、以前にも養殖池をつくるためにマングローブ林が乱開発されそのことが問題になっていましたが、今回の養殖については、過度な養殖がエビという生き物そのものに大きな負荷を与えていて、エビがそれに耐えられなくなってきているのではないでしょうか。このような動きにも、私たちが“自分に都合の良い価格”で物事を見ていて、そこにある課題から目をそらしてはいないかということが影を落としていると思います。
また世界的な需要に関して、いろいろなところで経済活動が活発になれば、収入の変化によるなどの食生活の変化が起こると同時に物を求める欲求も変化していく、10年ほど前ならまだ需要より供給が上回っていたかもしれないけれども、人口の多い国でその変化が起こったため、今回のエビのような事態が起こっているわけで、これがほかの食について広がったとき、食の危機が非常に深刻になるだろうと予測できるのではないでしょうか。
価格高騰という側面だけでなく、今回のエビの事例から私たちを取り巻く情勢を考えることが大切ではないかと思います。少し前前当たり前と思っていたことが、とても不安定な上に成り立っていることを感じる場面が、これからもっと増えてくるようなそんな気がします。
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