鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

ストローにならないように

2014年03月21日 23時00分23秒 | Weblog
今日は午前から午後3時頃まで三重県ジュニアバレー育成会の指導者研修会、3時半頃から3月23日から鈴鹿市内で供用される中勢バイパスの開通記念イベント、スーパーフォーミュラマシンとJSB1000のデモランの様子を見に行きました。
今回開通する区間は鈴鹿市内だけなのですが、中勢バイパスが全線開通すれば松阪から鈴鹿までつながることになります。が、全線開通は平成30年より先になりそうだと言うことです。このあたりは東日本大震災の復興需要や東京オリンピックなど大規模なインフラ投資も控えていますし、道路をはじめとしたインフラの更新も膨大ですから、かなり流動的になっていくことと思います。

ともかく今後、今回の区間から北側と南側それぞれ延伸することになりますが、 南側につながることも大切なのですが、 鈴鹿市としてはやはり北側の延伸が早く進めばと私は思います。なぜなら、道ができることは利便性が上がることになりますが、それは自分たちのまちだけではなく、その道路でつながるすべてのまちが同じということです。ということは、より条件の良いところに経済活動が移転する可能性が高くなる、つまりストロー現象が近接する自治体間で起こると考えられると思います。
日本全体が人口減少局面に入っている中、インフラが整備されれば経済活性化につながるという簡単な図式はありえないと考えることが妥当だと思います。それよりも、整備されたインフラが自分たちのまちから資源が吸い出されていくストローになる可能性があると考え、そうならないように考え取り組むことを精査することが、めぐって持続的な地域づくりになると思います。

中勢バイパスが鈴鹿にとって資源が吸い出されるストローにならないようにするには、政策の意志形成から決定までの間の議論をより濃密にかつ迅速に行うことが、行政にも議会にも求められると思いますし、また、これまでの枠組みだけではなく、より多様な枠組みを取り入れていくことが重要だと思います。
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6次産業化の課題

2014年03月20日 17時28分07秒 | Weblog
先日のみえフードイノベーションシンポジウムで考えたことなのですが、農業にせよ漁業にせよ6次産業化が課題にあると思うのですが、それを進めるためには2次、3次の部分を支える人材の育成や、1次の方々にノウハウをコーディネートする人材など、6次産業化を支えるための仕組みが鈴鹿にはないと思います。担当課に確認したところ、その部分は現在のところ相談を受けた後、三重県の支援を案内しているということでした。

鈴鹿市において農林水産業を産業として成長させていくことを考えれば、やはり市内で支援の仕組みがあるべきだと思います。たしかに三重県や三重大学と連携ということも大切だと思いますが、起業や経営支援が市内になければ、市内で企業立地してもらう可能性も下がってしまうのではないかと思います。

工業部分でのモノづくりについては、ものづくり産業支援センターが鈴鹿市にはあり、企業支援などに実績を出していますが、食に関する産業についての部分の支援が薄いと思いますし、また、このようなセンターを通じた異業種交流も起こりにくいことはもったいないことだと思います。このセンターに6次産業と関連する支援メニューと、例えばブランディングやマーケティングなどに詳しく、連携して価値を創出できる人材、アドバイザーやコーディネーターが必要だと思います。
外の視点から鈴鹿の資源を評価して、商品化していく作業がこれから大切だと思うところです。
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鈴鹿西部地域の活性化に

2014年03月19日 12時07分14秒 | Weblog
昨日は椿会館で、第2回新名神高速道路(仮称)鈴鹿PAスマートIC地域活性化委員会が開催されていました。産業建設委員会に所属していることもあり非常に関心の高いところですので傍聴をしたのですが、会場には市議と県議も多数傍聴に入っており、課題の重要性を再認識したところです。

さて、スマートインターチェンジに関しての取り組みについてスケジュールは次の画像のように考えられています。

平成30年の道路供用に向けてということになりますが、この年は平成33年の三重国体開催に向けてインターハイの開催が東海地区で予定されている年でもあります。それも大切なことですが、この表で重要だと私が考えることは、やはり第6次総合計画と新都市マスタープランの存在です。鈴鹿として大きな転換点となりえるのが平成26,27年と、私は考えます。

今回の会議では、方向性の課題整理と今後の進め方でしたので、行政側が整理した課題の資料説明が中心でした。そこで整理された方向性は(1)暮らしの向上、(2)産業の活性化、(3)観光の振興の3つで、それらについて図で表現されたものが次になります。
(1)暮らしの向上

(2)産業の活性化

(3)観光の振興


これらは今後の方向性についての考えですが、やはり、資料を見ていて思うのは、40代以下の世代がこれらにアクセスしながら、事業実現につなげることが大切ではないかということです。今回の会議以降の動きについては、次の画像になります。

スマートインターの計画についてだけではなく、総合計画と都市マスタープランと、市民からアクセスできる機会がまだまだありますから、このような機会に積極的に情報収集と意見発信を行うことが大切だと思います。
そのための窓口を開く働きかけを行政に議員はするべきだと思います。自分自身はその思いで行政側に働きかけを行っています。


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南海トラフ想定

2014年03月18日 19時23分20秒 | Weblog
南海トラフ地震による津波の被害について、新しい想定が三重県から発表されました。

■防災みえHP

液状化による堤防の沈下などで、北勢地域での浸水域がかなり拡大しているということですが、そうであれば根本的に居住地域のあり方について見直しに取り組むべきだと思います。危機の可能性や状況を知らせることは大切ですが、リスクを把握しながら、その部分についての対応は個々の住民に任せるというのであれば、それは厳しい言い方をすれば、誰にでもできることではないでしょうか。

過去、明治期ごろに、海岸線に住んでいた住民に対して県が移住を指示したことがあると、地域の方にお聞きしたことがあります。今回の被害想定は、そのくらいのインパクトがあるということではないかと思います。
家屋倒壊や家具転倒への備えに取り組んだり、避難意識のレベルを上げることは私たち自身が取り組むことです。しかしもっと大きな部分、まちのあり方も含めた減災の部分は、被害想定を公表する立場の人たちが大きな社会システムの改変も含めとりくむべきだと思います。

鈴鹿市について考えると、三重県が津波被害想定を出すのであれば、それに対して海岸線部に居住する住民に対し、避難のあり方についても三重県としての考えを示すべきでしょう。一刻も早く海岸線部から遠ざかるということであれば、県道の改修などに力を入れるべきでしょう。身近なところにある高台に避難と言うことであれば、基礎自治体に大きく負担を負わせるのではなく、ビルなどが少ない鈴鹿市の住民が避難場所の建設や整備を求めることに対して、応分の財政支出を行う考えを持つべきだと思います。どちらの考えなのか程度は示すべきでしょう。

ともかく今回の被害想定の発表で、これまで以上に鈴鹿市では行政担当課と住民の間でどちらの考え方なのかという部分で厳しいやりとりが交わされるのではないかと思います。
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グローバル企業について

2014年03月18日 18時04分17秒 | Weblog
世界のドキュメンタリーで、バングラディッシュでのグローバル企業の製品生産現場を取り上げた番組を見ていて、“インディジョーンズ魔宮の伝説”で出てきたような児童労働の現実や、珪肺と呼ばれる健康被害の原因となっているジーンズのサンドブラスト加工の現場を見ていて、次の時代に向けての大きな課題だとあらためて感じています。
すべての企業がこのようなことを行っているとは思いませんが、このような現実が生産現場にあったりする中で、私たちが目にする価格があるということに私たちも目を向けるべきだと思います。そうでなければ、いずれめぐって私たちの首を絞めることになる、というより、実際に日本の国内で繊維産業が衰退してしまっている現実があるのではないでしょうか。

私たちの子どもたちがこのような映像を見たとき、どのような世の中がいいと考えるのか、私たちは子どもたちに問いかけるべきなのかもしれません。
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今日は

2014年03月17日 22時57分32秒 | Weblog
今日は午前中にブログにも書いたサッカーの施設関係について、担当課で国体の動向なども含めて情報収集と意見交換をしました。この件については、いろいろ整理したりしながら、一般質問などで課題として取り上げたいと考えています。

その後、これも週末にご意見を頂いたのですが、鈴鹿市支給の防災服に関して公立の小中学校校長にも貸与すべきではないかということを、副市長と簡単に意見交換しました。この件については、一般質問で取り上げるほどのことではないと思いますので、進捗を注視したいと思います。

午後からのみえフードイノベーションシンポジウムの内容も、産業面から考えて鈴鹿に重要だと思いますので、担当課と意見交換をしたいと思います。そのため、今日の資料の余分をもらっていますので、担当課に渡したいと思います。
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アンテナ

2014年03月17日 19時52分13秒 | Weblog
「アンテナを高くして」という表現をよく聞きますが、アンテナ立てるだけでは棒を立てるのと変わらないわけで、下手をすれば、おそ松くんに出てくるハタ坊みたいになってしまう可能性も。
アンテナに大事なのは届いている電波を受信したり受像して、それを音声や映像に変換することで、本当はそのための感度とパワーが必要だということだと思います。
そのエネルギーはいろいろな人の考えに触れ、交流することで湧くものではないでしょうか。だからこそ、若い職員をどんどん交流会などにも参加するように促し、役所内の空気を動かすことが大切だと思います。
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まちの縮図

2014年03月17日 12時35分32秒 | Weblog
本会議場の中は、そこにいる執行部や議員、事務局職員、傍聴の人がいればその人たちも含めて、そのまちの縮図になっていると思います。

それも年齢構成や男女比など人口構成の縮図ということではなく、そのまちの人たちの政治に対する意識や考えが、そこに集まっている人たちを通じて凝縮されているというイメージでしょうか。
ですから、男女比で大きな不均衡があるとすれば女性の参画意識やそれを許容する空気がどの程度そのまちにあるかが表れているということになるでしょうし、年齢構成が中高年に偏っているとすればそれもそのまちの意志決定のあり方が表れているのではないかと思います。

このように書いていると、なかなかまちは変わらないようにも感じてきたりしますが、そんなことはないと考えています。
なぜなら、本会議場の中にいる人たちがそれぞれの行動に変容を起こせば、それがまちの空気の変化にもつながると思うからです。
会議の場で活発な議論をする、机の下の話でものごとを片付けないといったことから変わり、それが住民の方々に伝わる、伝えていくことで、住民の方々の中に変化が生まれてくると思います。

例えば、行政が開く様々な会議がありますが、よく見かけるのは意見がなかなか出てこず、予定調和で終わるような会議です。これからの住民自治を考えれば、このような状況でよいはずはなく、活発の意見が出る会議が理想だと思います。ということは、活発な議論を行い意見を出し合おうという方向性で会議を運営するだけで、結果は全く変わると思います。
議会も同じで、いろいろな議論を通じて論点を表に出すことが、まちの運営に住民の方々が関心を持つことにつながるでしょうし、より積極的に議会と関わろう考えようとする人を増やすことにもつながると思います。そして意見交換会などの場を多く持つことを通じて、議会を通じた市政への参加も増えると思います。

また、本会議場の中にいる立場の責任は、自分たちの行っていることとまちの活動のつながりを意識することだと思います。
いじめが問題だというなら、その本質はなにかと自分自身に問い、それをその場にいる人たちで議論し、類似した行動があるのであれば、本会議場の中に人たちが率先してそれをやめなければ、そのまちからいじめはなくならないと思います。

縮図だからこそ、そこから大きな転換を起こすことが、議員には特に求められると思います。


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今日は

2014年03月16日 11時40分30秒 | Weblog
ブログを休みます。
考えはあるのですが
整理ということで。
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愛宕招待から考える

2014年03月15日 17時24分27秒 | Weblog
今日と明日は鈴鹿スポーツガーデンで、愛宕サッカー少年団主催の「愛宕招待」が開催されています。

鈴鹿市外のチームも含め20チーム以上が集まる伝統ある大会になっています。昨日から設営などの準備に入り、当日の大会運営に撤収と、保護者の方々の力で運営されています。その活動には頭が下がる思いです。
今日は会場で試合を見たり、お話をさせて頂きながら、鈴鹿の課題を考えていました。

大きなところでは、NTT西日本研修センタ跡地土地利用と関連して、該当地において既存施設を活用した競技施設整備ができなかったこともあり、思われているほどサッカーに関して利用できる施設がないことがあります。特に大人の夜間使用もできる施設が少ないことがあります。このことについて、人工芝のグランドと併せて鈴鹿市の検討課題と思います。市に働きかけようと思います。

また小さいと言っては語弊がありますが、このような大会を鈴鹿市としてどのようにとらえるかということがあります。今回の大会では、過去からずっとつながりのある県外チームも含め、半数以上が市外チームということです。ということは、シティセールスという観点からすれば意義のあることでしょう。スポーツツーリズムの振興ということを鈴鹿商工会議所さんも掲げていますが、まさにそのひとつといえます。
鈴鹿市として、スポーツ大会という見方だけではなく、観光振興という側面から整理する必要があると思います。

それはこのように活動する子供たちを支えることとつながることだと思います。検討にあたっては、財源のあり方など難しい部分もありますが、良い方法がないか考えたいと思います。
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