Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング642. 小説:小樽の翆566. 思わず抱きついた!

2022年10月05日 | Sensual novel

 

小説:小樽の翆558.ボッキマンのラップトップ(20229月7日)の続き。

翠は、夜勤。夜中の僅かなお茶タイムに感染病棟の晃子さんがやったきた。

晃子「この間の話を覚えている?。ボッキマンの話!」

翠「晃子さんが先生に掛け合って家に帰れなかったボッキマンを家に帰した話でしょ!」

晃子「でね、ボッキマンが家に帰ってからトシコさんとの仲はどうなったかなと思って彼に尋ねたのよ。でも彼はなかなかいわないのよ。私頑張って彼は3週間も家に帰っていないから、帰すべきだって先生と交渉したんだから。3週間も帰ってなかったから夫婦喧嘩でもしたかなと思うじゃん。少しはお話の報酬ぐらい欲しいよねぇー」

翠「ボッキマンは口が堅いもん。そうだトシコさんに尋ねればいいよ。彼女なんでもしゃべるから、今夜夜勤のはずだけど・・・・・」

晃子「オッ、呼ぼう!!!」

そういってナース専用電話でトシコさんを呼び出して、お茶のお誘い。

晃子「ボッキマンが3週間ブリに家に帰ったじゃん。その後二人の仲はどうなったん?、と思ってさ。3週間も帰らなかったから喧嘩でもしたかなって思ったよ」

トシコ「ハハハハは!、私もナースですから覚悟はしていました。それが突然ボッキマンが家に帰ったきたから、病院で失敗でもして首になったかと思ったよ・・・」

翠「でも、帰ってきたときってどんな感じだったの?」

トシコ「先ず臭い!。消毒薬の臭いが身体にこびりついてさ。それになんかザーメン系の臭いというのかな。しけたオッサンの臭いが混じっていてさ・・・

翠「確かに男の人ってなんかザーメンが固まると固有の臭いがするよね」

トシコ「そうよ。だから浴室に連れて行って全身泡だらけにしてゴシゴシと・・・・・。3回ぐらいは洗ったかな。そしたらようやくいつものボッキマンの臭いに近づいたよ」

晃子「あれも洗ったんだろ?」

トシコ「もち、だってうわっ!、臭ーー!だもん。皮を一杯にむいて。ボッキマンは仮性包茎なのよ。だから結構なかに臭いが残るんだ。だからゴシゴシと柔らかくね・・・」

晃子「柔らかくもんでいたら固くなるよねぇー?」

トシコ「そうよグングンと大きくなって固くなるのよ。久しぶりに見たからうわっ!、立派って思ったもん。そしたらビクビクしているのよ!!!」

晃子「その後は・・・」

トシコ「それで私、思わずボッキマンに抱きついちゃった。そしたら彼が私を抱え上げて立ったまま入れたの、対面体位よ。ボッキンマンも力があるから、私を揺さぶりながら突くのよ。そしたら即一杯射精して・・・。そりゃあ快感だったよん。二人とも泡と精子でまみれてすごい格好だったもん」

晃子「だよぇーーー。休みが明けてからボッキマンは、意気揚々と出勤してきたもん」

夜勤ナースのお茶タイムの時間だった。

さて、残りの看護をするかといってみんな病室へ散っていった。

・・・

真夜中の小樽の街も街灯の明かりを除けば、眠っているように暗く静かだ。

 

 

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ドローイング641. 小説:小樽の翆565. イソップみたいな話

2022年10月04日 | Sensual novel

 

宴の続き

「ベーヤンが今の彼女と知り合ったきっかけは?」

ベーヤン「和恵と知り合ったきっかけは、CFの撮影現場だったよな。埃まみれの黒ずくめの格好で撮影の助手をしていてさ。一番目立たない地味な男みたいな格好で。格好というよりはゴミに近い。すごく痩せていて貧乏を絵に描いた感じだよ」

「そんなのに目がとまったのは、なんで?」

ベーヤン「ふと眼が合って、どこの男だったかなぁーと考えていたら『おはようございます』っていうんだよ。思わず『男じゃなかったの?』と言っちまったよ。それで和恵も笑っていた。『正直な人ねぇー』なんと言われてさ・・・」

榊原「それだけじゃすれ違ってお終いでしょう。切っ掛けがあったの?」

ベーヤン「CFはいろんな会社の人間達が集まって共同制作なの。それで映像会社の社長に、あの男みたいな汚いのは誰って聞いたの。そしたら社長がうちの日雇いカメラマンだけど零細企業だからあまり給料が支払えないのよ。ベーヤン少し面倒見てよ!、だって。社長としては、いい仕事をあげて給料があがるといいなと思ったんだろうね」

「それで・・・」

ベーヤン「じゃあ、原始人みたいなのつれて赤提灯で話でも聞くか。それにもう何日も風呂に入ってないから臭いのよ。もう、ええっ!!、だよ。それでどんな仕事したいのって尋ねた。男みたいな女のできそうな仕事でも探すかと思ってさ」

「それで、仕事を与えたんだ・・・・」

ベーヤン「そうなのよ。それで風の便りでは一生懸命仕事をしているらしい。これで原始人の事は記憶から消えかけていた。この業界ってそんな付き合いが結構あるんだ。それから半年ぐらいたって和恵からメールがきて、『仕事ができるようになりましたから、今度は私が赤提灯でご馳走します』だって。それで以前の赤提灯で待ち合わせたんだよ。だけど店に男みたいな女はいないのよ。そしたらカウンターの奥から声をかけてきた女がいたさ。それがすごく綺麗な女になって別人だったよ。女って磨くとこんなに綺麗になるんだと思って驚いた」

「ベーヤンも原始人みたいなのによく仕事を世話したよね」

ベーヤン「うーーん、なぜだろうね。通り過ぎようと思えば、すれ違う業界なのにさ・・・、不思議だったなあ」

「相性がよかった!?」

榊原「イソップ童話みたいな話ですねぇー」

ベーヤン「だってあのだて眼鏡をして薄汚れた原始人が、突然綺麗になって現れたんだもん。それで酒飲んでいたら、昔からそこにいたような自然な空気があってさ・・・。小さい時の初恋の人に出会った感覚。多分相性がよかったんだろうね。夜にさあ、抱いてもそうなることが当たり前のようにナチュラル。だから今でもフランクに付き合っている。ああいうのを嫁にしたかったよ!!!」

「原始人を無視しなかったベーヤンも偉い!」

ベーヤン「もう上さんのケツどついて追い出したろ!、そう考えたら上さんに家を追い出されたけど、和恵がいるから今は幸せだよ」

「やっぱ相性ってあるんだよ。初めて顔を合わせたのに、昔からの友達みたいな自然な空気というのがさ。だって普通は相手におもねろうとするから、おべんちゃらの連続じゃん。綺麗にみせたいのでうんとお洒落をして化けるわけだよね。それで性欲を恋愛と勘違いして2/3のカップル位はゴールインして仮面夫婦でしょう・・・・。よかったね1/3のカテゴリーで」

・・・

小樽の夜も更けた。

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ドローイング640.  小説:小樽の翆564. 利権、打算、成り行き・・・

2022年10月03日 | Sensual novel

 

ベーヤンと榊原さんとの宴会は続く。

ベーヤン「日本人は、キリスト教みたいに神と契約していないのだから、男と女の会話は全部嘘毎だよ。だから嘘八百ですむわけよ」

榊原「つまり意識的にする会話ってないの?」

ベーヤン「利権が絡むと本気の会話モードだろう」

「利権って?」

ベーヤン「この間なんとなく離婚しよう!、といったらさ、いきなり『子供の養育はどうすんのよ!?』だって。『もう愛していないの?』とかさ別に言い様があるのに、いきなり利権がらみの話だよ」

「愛することより、利権が先なんだ!!」

榊原「おおっ!、利権国家ジャパン」

「でっ、その先は!!」

ベーヤン「そのまんまだよ。そのかわりあまり家には帰らない。「亭主元気で留守がよい」の世界じゃん。じゃあそれで・・・永遠に留守ですぅー(*^▽^*)」

榊原「それってキリストの世界じゃ離婚ものですよ。もっともカソリックでは離婚できなかった。昔はね・・・。だから夫婦は何処にゆくのにも一緒というのがライフスタイルですよ」

ベーヤン「先ず一緒に行動することはない。あんた一人で行きなさい。わたし女友達とお食事会があるもん・・・、だよ。それが普通の夫婦!」

「西洋の星占いだと12のカテゴリーがある。日本の気学だと9カデゴリーがある。男と女の組み合わせを考えれば、144通り、81通りとなる。でっ1/3は相性が良く、2/3は相性不一致カップルということになる。だから日本の夫婦の2/3は相性不一致で暮らしていることになる」

ベーヤン「うちは2/3のカップルだもん、相性どころか未練もないよ。だってさ、発情期になって、やりたい、やらせろ、やった、できた・・の成り行きだもん」

榊原「日本は、利権、打算、成り行き、2/3は愛情なしカップル・・・、おおっ、すっごい社会ですねぇー」

「日本は農本社会のDNAを引き継いでいるもん。愛よりは子供を産んで生産に貢献させるが、至上命題。だから2/3はそんな打算的なカップルだよ。でもベーヤンは最近相性が良い1/3の相手がいるよね」

ベーヤン「神は、見捨ててなかっただよ!」

(*^▽^*)

・・・

街の灯りが揺るぐ小樽の夏の夜だ。

まだ宴は続く。

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ドローイング639. 小説:小樽の翆563. 義理と義務と乱脈があたりまえ

2022年10月02日 | Sensual novel

 

 酷暑といってよい夏が過ぎ去った頃、残暑が残る小樽だ。

いつものベーヤンとフィリピンの榊原さんとホテルのラウンジで過ぎ去る夏の空気を感じていた。

ベーヤン「夫婦って何十年も一緒にいると飽きるよな。飽きない方法ってあるかなあ?」

「飽きない方法!!!・・・、子供つくると男の役割はお終い。そうなると上さんには飽きるから、じゃ他所の女の人にしようという本能はあるよな。もともと多産系本能だよ。ベーヤンのところみたいに・・・」

ベーヤン「うん、うちなんか、愛のない結婚をしたから夫婦なんて倦怠感もいいところさ」

榊原「日本人の多くは愛のない結婚をするんじゃないかなぁー。生殖期になって異性が欲しい同士が、性欲を愛だと勘違いして一緒になったとかさ・・・」

「日本人に愛という概念はないのだろう!?」

榊原「オオッ!!!、悲劇。フィリピンじゃ愛がなくなると上さんはどこかにいっちまうよ!」

ベーヤン「その違いはなんだろう?」

「神との契約の有無かなぁー。日本の神なら誓いはあるけど、神と契約はしないよ」

榊原「契約と誓いは全然違うでしょう」

ベーヤン「うちなんか仮面夫婦で何十年もやってきたから、子供が大きくなったら上さんに愛情のかけらもないよ。子供抱えて出でいけとケツを蹴っ飛ばしたくなる」

榊原「オオッ、フィリピンじゃ歳をとっても愛しているよ!、だよ。日本人は、つまんない人生を歩くね・・・」

「神が民を愛するという概念がないから、日本人は愛という概念が最初から存在しないんだよ。宗教的には自然に活かされているという概念はあるけどさ。といってそれがなんか感動するモノ?、という位だから好き勝手にやっているという感じかな」

榊原「建築がそうだよね。キリストは大工の家に生まれたから、建築は神のものという概念がある。だから最後は建築を神にお返しするわけさ。だからいい加減なモノはつくらない。日本じゃローコスト建築でしょう。それ神となんの関係もない。だからすごく狭いワンルームマンションをつくって得意になっているけど・・・」

「ベーヤンのところって上さんとの相性はどうなん?」

ベーヤン「うち俺山羊座。かみさん水瓶座。日本の占いだと、おれ一白、かみさん五黄だから、どこをとっても全然合わないよ。生殖期にケツ貸してくれただけさぁー」

榊原「それが日本人のライフスタイルかですかぁー!?。愛のない結婚と生殖だけ・・・」

ベーヤン「そうだね。日本じゃそれが当たり!!!、いまじゃ、あんなのいらねぇーよーーだよ

「万事即物的。若い女の子は男の十人切りをしてセックスの勉強をして、学習成果があがったら結婚して義理セックスじゃ燃えないから、技巧を凝らして男を興奮させてガキでもつくって人口維持に努める。だから処女とか神がくれた唯一の夫ですという意識はなくて、やっぱ誰かに開発された生殖能力を発揮した農本主義よ。それが農業からリーマンに変わっただけじゃないかなあ」

榊原「日本の男と女の関係は義理と義務と乱脈があたりまえ。オオッ!、すごい即物的な社会ですねぇー」

「多くの家庭は、そうだよ。もう倦怠感が家の外にまで出ているよ」

ベーヤン「相手を間違えると、そうなるさ・・・」

(*^▽^*)

酒宴は、まだまだ続く。

・・・

小樽も薄暮の頃だ。

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ドローイング638. 小説:小樽の翠562. 幕間

2022年09月11日 | Sensual novel

 

 右下の白い小さなパレットは長期の旅行用。持ち運ぶ時に絵具がこぼれないように密閉できる構造になっている。このバレットに納まるように筆の柄をカットしている。

 では、旅先でこうした画材を使うかというと、わからない。しかし飛行機が1週間は飛びませんと言われたら、ホテルで健康的な時間の潰し方に、こうした画材が役立つ。だから使わなくても持参する。最も紛争が起き、身軽な格好で逃げ出す必要があるというときは捨ててゆく。その程度の画材だ。絵具はシュミンケだからちと高いけど・・・。

iPhom13pro

 

追記

 日本人の暮らしや、一生は、全て日本銀行の金利で支配されているといってよい。昨日は1ドル144円の円安。輸入に頼る日本は、即ガソリン代やあらゆる石油製品、そしてトラクターなど石油を使う農業に反映され、輸入食品を始めとするあらゆる商品が値上がりし生活を直撃する。例えば果物なんかその例だ。チリ産の安くて甘いブドウなんか来ない。もちろん海外旅行などは格安ツアーがなくなり海外は遠ざかる。

 海外にいると、円を現地通過に両替すると痛切に円安を実感する。もうふざけるないってよいぐらいに安い。この先さらに円安が加速するだろう。ぼどなく150円代に突入すると推測。当然9月以降は、あらゆる物価が高騰する。

 防衛策はある。政府が認めれば日銀が為替介入を行う事だ。1ドル110円台に戻れば物価は安定する。為替介入でドルを売り円買いだ。ただしこれをやると米国経済のインフレをさらに加速させる。だから私はやらないと推測している。精々イールドカーブのコントロールぐらいだろうか。しかし日本はアメリカの犬であるばかりではなく、時には日本の主体性を発揮しても良い場合がある。

 クイーンエリザベス2世の崩御で、国内の国葬問題は影が薄くなった。さっさとやればよいのに二ヶ月以上も後に葬式を設定するなんてバカじゃないの。世界の国賓の都合を考えて・・・、なんて配慮する必要はないのだ。もたもたやってるから世界から忘れ去られようとしている。世界は誰の国葬でしたっけ?。日本では、万事やる事が遅いドンガメ政府だから、あれじゃ世界に物が言えないよ

 嘘だろ!、岸田総理が今月下旬ニューヨーク証券取引所で講演をするんだって?。今時講演できる程に日本経済が影響力があるわけではないのに、何を提案するのかい?。アメリカの経済界は誰も聴講しないと思うけど。恥ずかしいから辞めといたらと思うけどな・・・。

追記の追記

ニューヨーク証券取引での講演の前に、日本は為替介入を始めるつもりか?。であれば、講演の聴講者が多いよな。アメリカの犬がいつまで吠えるんだい!、というのは関心事。そうであれば質問殺到。さて予測はどちらになるか?。

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ドローイング637. 小説:小樽の翆561. 蝉時雨

2022年09月10日 | Sensual novel

 

 海岸の帰りにナンタルで降りて、翠は準夜勤のために病院へゆく。潮騒の臭いが残ってるだろう。きっと入院患者達には、新鮮な空気かもしれない。それが早く治りたいという意識につながれば、最良の治療薬だ。

翠を見送って、坂道を降りてゆく。

海岸の眩しい光を感じた眼はは、このまま薄暗い家に行くことを拒否している。

もう少し歩いてみようか。

入船交差点から坂道を上がってツカモッチャン家の前を通ったら、小春が洗濯物を取り込んでいた。

青い空にたなびく洗濯物が夏の風物だな。

小春「あら、おじさん、一寸待っててね」

そういって物干し場から洗濯を抱えて降りてきた。

小春「海の臭いがする。アラ翠さんとやってたのね!?」

「そんな当て推量で言われてもねぇー」

小春「あら そうかしらん!!」

そういわれて、思わず股間をみて大丈夫。

小春「やっぱ、海岸で青姦だよねぇーー」

「そう決めつけなくても・・・・」

小春「だって、私が言ったら思わず股間を見たじゃない!」

「誘導尋問の旨い奴だな。そんなの、どこで覚えたんだい」

小春「美希姉ちゃん!」

「やっぱ、あいつか・・・」

小春「夕飯の支度をするからスーパーへ買い出しにゆくの。一緒にゆこうよ。おじさんも夕飯の支度がいるのではないの?」

「うん、そういえば翠の夜食がいるかもな・・・」

そういって小春と並んで買い出しに出かけた。

並ぶほどに小春の身長がグングン伸びてくるのがわかる。

住まいの大きな樹木から闇の鳴き声が一斉に聞こえる。

ツクツクホウシかニイニイゼミだろう。

蝉も求愛行動をしているんだ。

蝉時雨か。

・・・

小樽の夏の夕方だ。

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ドローイング636. 小説:小樽の翆560. 土用波

2022年09月09日 | Sensual novel

 

 海岸で午後の時間を過ごしている。

翠がコンビニで買ってきたおにぎりとお茶で遅い昼飯。

翠「あら、あそこにいた家族はもう帰っちゃったよん」

「日差しがきついから引き上げたんだろう。我々も帰りますか・・・」

翠「そのまえにーー・・・、傘を後ろに倒して・・・・」

翠がアチキのパンツの下に指を滑らせてきた。

「夕べもしたから起つかなぁー」

翠「海岸で青姦(*^▽^*)。あっ回復してきたよん」

「ううーっ、こんなパラソルチェアでしずらいよ」

翠「じゃ、椅子をくつつけて横座位で・・・」

そういって翠の水着の下をずらしてなでてみる。

翠「アウッ!、いい感じ!!・・・」

翠の股間が潤っている。

きっと女って男といる時は、いつも潤っているんだろうか・・・。

翠「いれて!」

そういってアチキの上にまたがってきた。女ってこういうときは、いつも大胆だよね。

翠「人が来ないうちに入れちゃおう」

そういって水着をずらしてペニスを膣に導く。しっかりと騎乗位だ。

翠「アウ!、アウ!!、アウ!!!、気持ちいい・・・・」

翠の腰が弾んでくる。

男には、人が来るかもしれないから早く済まそうという意識が働く。幸い眼前は土用波がきているので海からも見えない。

翠「アチキー・・・、我慢しないで早くだそうよ!」

「そうはいっても、チャージしないとね」

翠の骨盤を抱えながら、性器同士が密着してゆく。

腰の動きが一緒になってきた。

潤んだ膣の感触、女ってこれにつきるな。

遠目に見れば、二人が抱き合いながら海を見ている格好だ。

翠「乳首を撫でて!!!」

水着をかき分けて乳房をだして、乳首に手をやると少し固くなって起っている。

経産婦だから処女のようにはゆかないけど・・・・、

いや経産婦だから大胆ではある。

それで翠が緩く腰を動かしながら刺激を続ける。

翠「いつでもだしていいよ」

そうはいってもチャージは時間がかかる。もう一気にこすりつけて出すか。こうなると男も快感というよりは義務感の方が強い。

ウウッ、ウウッ、ウウッ、・・・・・・

・・・

翠「撃った!?」

「撃った!!、量は少ないけど・・・」

時間にして5分もないだろう。

翠「OK!、そういってペニスを抜いて海につかりにゆく」

腰までつかって泳いでいる。

翠「アチキも海で流そうよ!!」

なんというお気楽な青姦だ。

たしかに海に行為までが流れてリセットされてゆく。

ノープロブレムだ。

そして砂浜で乾かしていれば、OKだ。

海の青姦も簡単だった。

水の中では雑菌かはいるから、ビーチパラソルの下が正解。

翠「さて準夜勤があるからゆこうよ」

そういわれてノースウェストのパンツをはいてTシャツをはおり、土用波波が来る海岸を後にした。

・・・

夏のコントラストがある光が眩しい。

風景が輝いている。

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ドローイング635. 小説:小樽の翆559. リモートで

2022年09月08日 | Sensual novel

 

海岸の話の続き

翠「まだあるんだ。色恋ネタが・・・」

「ネタではなく寝た、話!」

翠「杏樹さんという若い看護師の話。若いからときめくでしょう」

「そりゃ、もち!」

翠「でも、ときめく話じゃないの。だって杏樹さんって古風な看護師なのよ」

「続きを・・・」

翠「若いから当然彼氏がいるの。彼氏は海外に赴任しているの。ええっとベトナムだったかな」

「それで・・」

翠「杏樹さんが、階段で転んで怪我したの。確か眼の横と鼻の下と膝の擦過傷ね。でも結構傷が深くて医者も静養していろっていうわけ」

「でっ、彼氏が飛んできた!」

翠「感染症が流行っているからすぐにはこれないじゃん。それでスマホのリモートで彼氏と会話をしていたんだって」

「リモートセックスで・す・か・ぁーーー」

翠「近いかな!、杏樹さんは古風な人だからあまり下世話な事はしないのよ。もちろんアダルトサイトなんか恥ずかしくて見られないだって。でね!、怪我で休んでいたときに、心寂しくなったのかな。それで意を決してリモートで彼氏に『私の性器をみて』って会話をしたんだって。性器といったって乳首よ!」

「乳首も性器だったかぁー」

翠「それで彼氏が喜ぶよね。でっ、もっと下もって彼氏がおねだりしたんだって。それで杏樹さんは渋々指をパンツの下にはわしていったんだって。杏樹さんはオナニーなんかしない人なのよ。いつもじっと我慢しているタイプね。でも怪我の不安から彼氏のいうままにオナニーをし始めたんだって。そしたら気持ちがいいじゃん。『こんな経験は初めて!』っていってた。でも罪悪感を感じる古風な人だから、『翠ーー、これって悪い事?』って尋ねてきたの

「快感を覚えれば、寂しさを紛らすために毎日するよね」

翠「そうよ。そうしてくれればめでたし、めでたし、なんだけど・・・。私に尋ねてくるのよ。うーーん、古風な人って思った」

「今時、そんな古風な人がいるんだ・・・」

翠「だって、彼氏に一番望むことが『I want baby!』だもん」

「快楽とは、無縁な人なんだ」

翠「そうよ、そんな人がまだいるんだと思って、私びっくりしちゃった。だって彼氏との会話がいつも何人子供をつくるって話ばかりなのよ」

「おっ、ツカモッチャン家みたいに多産系ファミリーの誕生だ!」

翠「何人子供をつくればいいですかって尋ねてきたから、私思わず7人!っていっちゃった(*^▽^*)」

「ホントにつくるかもな?」

翠「そうよ、彼女は絶対つくる。意志の固い人だから・・・・」

・・・・・

心地よい風がパラソルを抜けてゆく。

 

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ドローイング634. 小説:小樽の翆558. ボッキマンのラップトップ

2022年09月07日 | Sensual novel

 

 感染症が過去最大になると、翠との休日も貴重な時間になってくる。

今日は海岸でビーチパラソルを借りて半日海の風のしたですごしていた。

気持ちいいねじゃ、一言で終わって会話が途切れるじゃん。

「なんかおもろい話はないの?」

翠「あるよ。病院に泊まり込んでいる感染病棟の晃子さんから聞いた話。あの医療技師のボッキマンがいたでしょう!」

「会えなくてトシコさんと別れたとか・・・」

翠「ちゃうの。晃子さん『お前のラップトップ、ザーメンの臭いがするんだけど・・』ってボッキマンにいったの」

「医療技師だからいつもパソコンを持ち歩いているか」

翠「でね、晃子さんかボッキマンのラップトップをみせろ!、というわけ」

「いつも強引な看護師だねえー」

翠「でね、ボッキマンがやだといったけど、もぎ取ったの。晃子さん力あるじゃん」

「ほう・・・」

翠「それで晃子さんが『どうせエロな画像でもみてマスかいているんだろ!、といってボッキマンの画像を探し出したの』。そしたらトシコさんの画像がでてきて、『アラトシコさんじゃん。なに!、この唇を突き出した画像は?』というわけ」

「動画でバーチャルキスでもていたか!!!」

翠「それじゃザーメンの臭いはつかないよ。晃子さんはそう思って『このキスみたいな唇は開いているよね。その開口部の大きさがアレのサイズだよね』だって」

「観察鋭いじゃん」

翠「だって晃子さんは感染病棟の看護師だもん。でね『あっ!、おまえチンポをラップトップに向けて、トシコさんが口でくわえるそぶりをして。バーチャルオラルをしていたんだろう!!!』だって」

「オオッ!!、バーチャルオーラル!!!」

翠「そこまで探られたらボッキマンも白状した。『はい、それで射精していました』って」

「涙ぐましい医療関係者」

翠「それでね。晃子さんかボッキマンに尋ねたの『お前、家に帰ってトシコさんとセックスしているのか!』って。そしたら3週間はかえってなくて病院に泊まり込みだったんだって」

「感染者数過去最大だとそうなるのかぁー」

翠「数少ない医療技師だもん。それで晃子さんか先生のところにいって『ボッキマンが家に帰れなくてラップトップでバーチャルセックスしているよ。だからかわりの技師を探して彼を早くに家に帰せ!!』って直談判したの。それでボッキマンは週イチで休めるようになったの」

「涙ぐましいですね。晃子さんは家に帰らないの?」

翠「あの人は患者が死にかけていても、ちゃんと休みをとる人よ。帰りに葬儀屋に連絡いてれおくのは忘れないけど、『今晩一人死ぬから明日棺桶持って取りに来い!』だって」

「そば屋から出前配達してもらったどんぶりを返すみたいだ・・・・」

翠「どんぶりを返すのは忘れないわ。違うかぁー・・・・」

ビーチパラソルの下での話は、大体即物的なんだ。

・・・

小樽の海岸の日射しが今年はきつい、といって日焼けするのを拒む翠ではない。明日には、黒い顔して、『おっはよう!』だろう。

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ドローイング633. 小説:小樽の翆557. 7人の制作計画

2022年09月06日 | Sensual novel

 

 珍しく明菜姉ちゃんが画材屋にいる。

明菜「おじさんが仕入れに出かけているから、今日は留守番なの」

明菜姉ちゃんの手元の小さなスケッチブックにイラストが描かれている。

「若い人たちの裸婦群像かぁー・・・・、珍しいテーマだな」

明菜「群像!?、ハハハそう見えるかァーー」

明菜「実は群像のスケッチじゃないんだ!!」

「ハア!?・・・・」

明菜「私の子供達のイメージ!!!」

「 へえーーっ」

明菜「18歳で彼氏と結婚して子供が生まれるじゃん。それで毎年1人ずつ制作すると7人。我が家と一緒。30歳までに7人つくる計画なの!!!」

「あちゃー、ホントにやるんだ・・・・」

明菜「彼氏も半信半疑。でも可能だよね」

「毎年年子!?。イラストは年齢がにているから一度に双子かなぁー、でっ!!!」

明菜「だって今は3人目からは国から補助金が出るのよ。それで5人分育てるの!!!」

「壮大なすばらしい計画!!!」

明菜「でしょう。これで決まりだ!!!」

「彼氏は、なんていうかな?」

明菜「彼は私の言いなりです。だから冷めないうちに沢山つくっちゃお!!!」

「彼氏は、これから大学に行って絵の勉強して、社会に出で・・・、そんな人生があるじゃん」

明菜「だから地元の芸大で十分。それであとは教員採用試験を受けて中学か高校の先生になればOKだよね」

「もう、男の人生を決めちゃうの?」

明菜「人生に未来があるって幻想よ。絵の世界なんか他に食べる道はないから、学校の先生で決まり!!!」

「パパみたいな人生だ」

明菜「あれでいいのよ。パパジュニアが沢山出来て・・・」

「ジュニアじゃなくて孫!。でっ育てるのは?」

明菜「もち、パパリン達よ。だから家の近くに住むの」

「私、産むので忙しいから。パパ達育ててねかよ・・・」

明菜「そうよ。パパ達が元気なうちに7人の制作計画!!!」

「男も疲れそうだな!」

明菜「大丈夫、これっ!」

そういってバックから婦人体温計をみせてくれた。

明菜「禁欲生活を続けて、排卵日の時に一気に三発かな!。小春と競争よ!!」

あちゃー、そういうことだったのか。明菜姉ちゃんの排卵日が来て『今日は排卵日だから続けて撃つのよ!』。でっ、彼氏が『いやチャージさせてよ!!』。すると明奈姉ちゃんが『そんなのあとあと、さあ続けてゆこう!!!・・・』そんな会話を連想していた。

明菜「おじんさん、何考えてんの???」

「あっ!!!、いやいや、7人の子供達が走るまわる様はすごいだろうなと思ってさ・・・」

明菜「絵具買いに来たんじゃないの?」

「あっ!、それそれ!!、シュミンケのスカーレットレッドね」

明菜「その色、よく使うねぇー」

「下地に使うからね」

・・・

そんな話を聞くと、心がすがすがしくなる。夢が膨らむ話だ。

小樽もまだ夏の空気だ。

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ドローイング632. 小説:小樽の翆556.どっちのコンビニへゆくか

2022年09月05日 | Sensual novel

 

 今朝は、翠が出かけに一発おねだりをしてきた。

というのも、アチキは夕べ仕事場の名古屋から夜遅く戻ってきたばかりだった。

三日ほど留守にしていた。

朝出かける支度をする前に翠が「アチキーご飯つくっておいたよ」といってアチキの布団にやってきて「元気かなぁー!?」といって手を滑らせてペニスをしごきだした。朝立ちというぐらいだから刺激すればすぐに反応する。

翠「オオッ!、今日も元気印だ!!」

そんなこと言うから、アチキは翠を抱き寄せて・・・

翠もインナーを脱ぎ捨てて熱い抱擁・・・

たった三日の不在でも3年くらい合わなかったみたいだ・・・

「今日は排卵日じゃないの?」

翠「婦人体温計で測った。アチキが仕事場に行っている間にいっちゃったよーーん。ウウッ!、もっと突いて」

そういって翠は骨盤をグイグイと押しつけてくる。

潤んだ子宮口を、これでもかというぐらいにアチキのペニスの先端に押しつけながら腰を左右に激しくゆすっている。

それは女の本能的な仕草のようだ。

普段は楚々としている女も、セックスの時は動物的に骨盤が執拗に精子を求めてくる。

一緒に二つの骨盤が激しく動き出す頃、翠の子宮口に撃ちはなった。

翠「アアッ、いい!、いい!!」と吠えた。

そして翠の身体が崩れてきた。

まだ骨盤が精子をもとめてヒクヒクしている。

静寂が訪れると・・・

翠「出勤の時間だ!」

そういって浴室に飛び込みシャワーを浴びる音が聞こえる。

遠くから「アチキー・・いってきます!!」

そんな声をききながら少し寝てしまった。

・・・

亭主が三日も留守にすれば寂しくなる女もいれば、亭主元気で留守がいい、という女もいる。

何が違うのか?

翠は経産婦だから子供は関係ないだろう。

まあ男と女の生活が満たされていることに変わりはない。

朝飯を食べながら、珈琲がなかった。

コンビニへゆくか・・・。

どっちのコンビニへゆくか、それが大問題だ。

というのも一番近いコンビニは、外で立って珈琲を飲まざるを得ない。

遠いコンビニには、テーブルがある。

座って珈琲を飲みながら通りが眺められる。

やはり遠いコンビニだな・・・・。

テーブルに座って珈琲を飲みながら通りを眺める時間が、頭脳労働者には大きな気分転換だ。

抜いたあとて、沈み込んだ腰を引きずりながら遠いコンビニへゆこう。

・・・

まだ夏の光が眩しい小樽である。

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ドローイング631. 小説:小樽の翆555. 翠の早熟バージョン

2022年09月04日 | Sensual novel

 

 そういえば最近築港のカフェで美希姉ちゃん達をみかけないなあ。

小春「あらっ、おじさんにいわなかったけ!」

「なんにもしらないよ」

小春「あのねえ、美希姉ちゃん達は今札幌に住んでいるの。直人君のアパートがあるじゃん。一緒に暮らして学校に通っているよ」

「ああっ、同棲中ですか・・・・・」

小春「違うの!。結婚しちゃったの!!」

「うーーん、彼女らしいなぁー」

小春「だって結婚といったって書類1枚役所に出すだけじゃん。簡単だもん」

「結婚式もしないんだ」

小春「そんなのお金がかかるだけだって。だから美希姉ちゃんの専門学校の卒業式の時に学校の仲間達とパーティーかなっていってた」

「確かに一理ある!」

小春「だって、直人君のアパートがあるじゃん。そこで一緒に暮らしているの。二つもアパート借りるのもお金がかかるし、ならば一つでいいじゃんという話になって」

「確かに・・・」

小春「それで美希姉ちゃん達は、ご飯をちゃんとつくって生活しているから、毎日快適なんだって」

「一人暮らしで毎日カップヌードルなんていう暮らしは悲惨だもんね」

小春「私達も早く結婚したいーー。おじさんなんか方法ないの?」

「まだ中学1年生だから、そりゃちと無理ですわな」

小春「つまんないの!」

「そうだ、書類を出すのは先にして、式も後にして、それで生活を先にして一緒暮らせばいいんだ」

小春「そう言う手があるかーーー・・・」

「おさな妻か・・・」

小春「何それ!?」

「いやいや・・・」

今、婚姻年齢は男女18歳だから早熟の小春にはむごい。ならば生活が先、子供を産むのが先、後で婚姻届をだせばよいか。翠の早熟バージョンだ。ありえるのか。12歳になれば身体的に大人だ。だが婚姻年齢との開きが6年ある。それはちとむごいな。婚姻年齢は12歳にすべきだろうな。

そうすると教育関係者が、まだ子供なんだからあんた何をいってるんですか!、となるだろう。だが果たして12歳って子供なんだろうか!?。身体的には既に大人だ。多分教育関係者の古くさく頑固な頭が、小春の人生を阻害しているんだろう。

小春は小学校の頃から家の手伝いをしてきたし、そのうち自分で買い物をして家族の調理をするようになったし、その頃から精神的に大人になっていった。つまり早熟なんだ。だから一緒に住んで結婚同然の生活をしても不思議ではない。

つまり婚姻届けって徴税のための制度だから、男と女の世界には関係ない。人間は、年齢ではなく、生活環境次第でいかようにも精神が成長する。つまり大人になってゆく。

そう考えながら、水泳部の部活にでかける小春の後ろ姿を見送った。

ツカモッチャン家も少しずつ寂しくなるな。・・・いや!、そうじゃない。大量に子供達をつくってやってくるのだ。7人の兄弟姉妹達が7人の子供をつくれば49人の子供達だ。ええっ!、それってどうなるの!!!。

・・・

小樽のスカッとした夏の空が広がっている。

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ドローイング630. 小説:小樽の翆554. 嘘でしょう

2022年09月03日 | Sensual novel

 

 地獄坂で定点観測ならぬスケッチ。

中学校の正門に小春がいる。

「これからプールかい!」

小春「部活といってほしいなぁー。いちおう教育だから」

「部活ねぇー・・・・」

小春「あのねえ、ユウ君早漏なの」

「男は、その傾向大ですぅー!

小春「美希姉ちゃんが帰ってきて、それを言ったの。そしたら『小春!、骨盤貸せ!!』というのよ。それで美希姉ちゃんに骨盤貸したら、パンツをズッとさげて『小春のヴァギナ、かわいいじゃん!!』だって。それ早漏と関係あるのといったら、美希姉ちゃんが親指で小春のクリトリス、人差し指で膣の中を刺激するのよ。」

「でっ、その先は?」

小春「美希姉ちゃんが『これ気持ちいいだろ。時間をかけると・・まあ1時間ぐらいかな、刺激を続けると身体がビクビクと震えて膣が収縮をはじめて身体が震えて快感がくる』だって。女の快感だってさ。小春そんな経験ないよ。ユウ君の精子がどっと出ておしまいだから5分ぐらいかなぁーーー。そんなのあるの?」

「まあ経験を積めばそんなこともあるかなぁー・・・・」

小春「無理よ、ユウ君のおちんちんは刺激すると一気に暴発するから」

「まあセックスは、体操と一緒で子供をつくるための行為にすぎないよ」

小春「だよね、即物的じゃダメなのかしら」

「普通は、それでいいんじゃないかい・・・」

小春「だって美希姉ちゃんが『女の快感、女の喜び』って騒いでいるのよ」

「だって美希姉ちゃんは、やりマンだもん。経験豊富がなせる技だよ。そんなの人によって違うんじゃないの」

小春「だよねぇー、美希姉ちゃんに触らせて損したぁー」

「美希姉ちゃんもレズっぽいところがあるんだね」

小春「あのひとレズよ!」

「まう、そう決めつけないで快楽の追求に熱心なのでしょう」

小春「セックスなんて体操と変わらないと思うけどなぁー」

「普通は、そんなんじゃないですか。子供を産むのは体操と一緒で、みんな即物的なんだよ」

小春「だってWEBサイトには、快感を得る方法、なんてアドバイスがあるよ!」

「そんなの、人によるんじゃないですか。WEB情報の半分ぐらいは誇張とか嘘でしょう」

小春「なんだぁー、女の快感は嘘かぁー・・・」

「そんなの将来の楽しみにしておけばいいじゃん。5分セックスでもいいじゃん。それでユウ君が勉強が進むんだから・・・・」

小春「まあね」

・・・・

湿度が低いスカッとした青空がひろがる小樽の街である。

小春の話は、続く。

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ドローイング629. 小説:小樽の翆553. 一緒の意味

2022年09月02日 | Sensual novel

 

 シャワー上がりの翠が呼んでいる。

翠「アチキー・・・、早くぅーー」

布団でうつ伏せになって股間を広げ、足をバタバタさせてもろ誘惑ポーズだ。

腰を上下させて股間を刺激している。

ならばしますかぁー・・・、昨日のリュウ君の話をした。

「リュウ君は、セックスってご飯を食べるのと一緒で即物的なんだって。つまり子供をつくるために、ペニスと子宮をグッとくっつけて精子を一滴も漏らさずに子宮に導くのがセックスだってさ。だから女の絶頂なんてアダルトサイトの作り物だってさ・・・」

翠「それ、いえている。女の絶頂ってあるのかなぁー。燃え上がって身体がビクビクと震えるなんていうのは経験とか、そのときの気分じゃないかなぁー」

「じゃあ、いつも満たされない?」

翠「女には、そもそも満たされるという感覚がないんだよ。いつも萌えていたいという感じかなぁー。早く入れてぇーー」

それで翠の後ろからペニスを刺して、手を前に回してクリトリスを柔らかく撫でていると次第に燃え上がってくる。濡れきった膣が少ししまってくる感じもするけど・・・。経産婦にしては、しまっているほうだと思う

「翠の膣って締まっている方じゃない?」

翠「だってぇー、マサヒロを産んでいるから、昔はユルユルだったよ。それでジムに通って周囲の筋肉をしめるトレーニングはした。でも緩いモノは緩いよ。処女の女の子のようには、いかないよね」

そういってから翠の骨盤を突くと、アウッ、アウッと少し悶えている。

「膣を締めるトレーニングって?」

翠「アウッ!、アウッ!!、トレーニング!!?、ウッ!!!、広げた足を閉じようとすると膣のまわりの筋肉に負荷がかかるじゃん、アウッ!、アウッ!、それで長いストレッチポールを両足に挟んで股間に負荷をかけるの。ハァッ!、ハアッ!!!!、するとねぇーー、膣が締まるじゃん・・ウウッ!!!、もっと突いてぇーー」

翠の爪がシーツに喰い囲む。

「それで、膣を締める訓練をするわけだ」

翠を突き続けると、骨盤が上下にうごめいてゆく・・・

翠「ウウッ、ウウッ、ウウッ、もっと突いてぇーーー」

骨盤が激しく上下し尻が上にそってくる。深く入れやすくするために骨盤が逆V字型にそって二つの股間がピタリとくっつきながら、一緒に上下している。

「身体が柔らかいんだぁー、ハアハアハア・・・・」

翠「うん、身体が柔らかくないとバックは無理だよねぇー、ウウッ!!!!、ウウッ!!!!、それいいっ!!!!!!!!!」

翠の骨盤が激しく上下し、その頂点で撃ちはなつ・・・・・。

そのまま脱力して翠の身体に覆い被さる。

「ふぅーーっ・・・・・」

翠「性欲もお腹がすくのと一緒だよ。満たされるとごちそうさまかなぁーーー」

胃袋が空になったらお腹がすいたといってご飯を食べる。子供が欲しくなったら子宮が欲望サインをだしてセックスをする。ただそれだけの事か・・・・・・。

翠「だよねー、ご飯食べるのとおんなじ・・・・・・」

脱力した翠の身体が汗ばんでいる。

満たされると女の身体はタダのホディーだな。

それでも翠を腕枕して撫でている。

「愛しているよ!」

愛しているよは、欲しいという意味が先ずあって、欲望が満たされた後の意味は社交的だ。欲望以外でも男と女がつながる言葉なんだろう。

・・・

からっとした小樽の夜が更けてゆく。

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ドローイング628. 小説:小樽の翆552. 即物的

2022年09月01日 | Sensual novel

 

 「今日、お茶すねが?」

青森のリュウ君からスマホメールが入っていた。

相変わらずインポの治療で小樽に通院している。

いつも八戸から夜行フェリーで朝小樽にやってきて、苫小牧から夜行フェリーで帰ってゆく。

午前中診察だから、午後は時間を持て余すわけだ。

ナンタルで遅い昼飯だった。

リュウ君「薬は一ヶ月以上はぐれねはんで、毎月通う必要がある」

というわけだ。

「それで上さんとうまくいってるんだから、吉とすべきじゃないの」

リュウ君「なんてしゃべるが・・・、女って即物的なのよ」

「まあ、男の方がロマンティストかな」

リュウ君「だよね、だって普段は楚々どすてらばって、あのどぎは生殖動物だよ」

「それで興ざめになる。それがインポの原因?」

リュウ君「そうねぇー、それまで純情さ楚々どすてあったのが、あのどぎは、もうインナーパッど脱いで、さあ入れるべどいって腰下ろすてくるんだ」

「純情な女が、即物的な女になるちゅうわけね」

リュウ君「そうなるど女でねじゃ。生殖動物もいどごろだよ。だって上がら腰グイっておろすて激すく揺するんだ。わー痛ぇ、といっても『我慢我慢』だよ。そえでゆぎそうだどいうど、『こいだば子宮に種届かねえか』どいって、わーのペニスの根元握って『まだ、出せばまいねよ』どいって身体下にすて、足広げで『さあ、入れるべ!』だもん」

「なんか料理をつくるみたいだねぇー」

リュウ君「料理もわらすも一緒だよ。そえでグイど腰押すつけでぎで・・・、わー痛ぇどいっても『我慢すんのよろ、男だべな』。そえで両足でわーの骨盤抱ぎ寄せでグイグイど子宮押すつけでくるわげ」

「貪欲な生殖動物ちゅうわけだ」

リュウ君「そうだよ、一滴も漏らさず種子宮さ入れるべどするわげさ。腰痛ぇぐらいに押すつけでぎでさ」

「その即物的なのがインポの原因じゃないの」

リュウ君「それもあるよ。男がもってら夢みでなのがねもん」

「どんな夢?」

リュウ君「あれだよ、あのアダルトサイトにある、すなやがな腰抱えで沸々ど燃え上がるどいったあんばいのさ」

「ああつ!、女の絶頂感とか、燃え尽きたとか・・あれね」

リュウ君「そうだよ。おめ女の喜びはねのがどいったらさ、『そったの男のロマンよ。あるわげねべな。わらすつぐるのは即物的なんだはんで。種全部子宮さ入れでね、外さ漏らさねでけ。もうインポだはんで大変なのよね』だってさ。そえで腰痛ぇぐらいにぴったりぐづづげでグイグイ振り回すてさ・・・」

「(*^▽^*)生殖動物ちゅうわけ・・・」

リュウ君「本音はそうよ。でっ、普段はぶりっ子すてらわげよね。だはんでアダルトサイトだきゃ男のロマンでつぐってらはんで、みんな嘘よ・・、というわげ」

「そこが、男と女の永遠に埋まらない溝かぁー」

リュウ君「そうだよ。アダルトサイトは、なもかも夢の世界表現すてらんだよ。もぢろん現実には、存在すねっきゃ」

「ぶりっ子は、男の妄想につきあうのは仕草だけ、SEXでは即物的な生殖妻というわけだ」

そんな話で、ナンタルの午後の笑える時間が流れていった。

即物的行為の結果生まれた子供達は、もっと即物的であり、それでは人間があまりにも疲れるので、神や世の中はめでたい概念というか癒やし系を沢山つくりだし、だましだまし子育てをさせてゆく。

・・・

小樽のからっとした空気の夏の時間がすぎていった。

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