「赤レンガ倉庫郡」と言えば多分「函館」とか「横浜」とか「舞鶴」とかを
思い浮かべるかと。
地元TRGにも「赤レンガ倉庫」(トップ写真)は有るにはあります。
しかし「郡」の形は成しておらず連続した2棟が現存するのみ。
以前から地元TRG市では何か活用(客寄せ)は出来ないかと色々と検討してるようで。
元は地元、商工会議所の有力者の会社所有の倉庫。
一時流行の「歴史的建物を保存」ってな流れに乗って、この有力者さん。
以前から地元TRG市に買って貰いたかったらしいのですが話が中々進まない。
(売るって何?寄付なら分かるけど・・・)
そこで考えた有力者。先ずは原電に買ってもらって、原電が市に寄付すれば
まる~く収まる。ふむふむ。。。(実は違うのですが・・・)
結果、現在はTRG市が寄贈を受けて放置プレイ中。(内部は耐震性に問題が有り立ち入り禁止)
この赤レンガ倉庫については土花吉も親交があるFKI大学のT先生が未だ寄贈される
大分前に調査した経緯が有り、その段階でも地盤にも問題が有り耐震補強は
相当難しく補強工事費もいくら掛かるか不明との調査結果が。
最近になり又また他の先生が調査して補強に数億円必要の試算結果。
はっきり言って無理です。失敗です。。。
先日行った舞鶴赤レンガ倉庫郡。こちらは成功しつつある例。
TRG市の場合はその昔「貿易港」で栄え、港まで鉄道が引かれていた。(過去形)
こちら舞鶴は「軍港」で鉄道も引かれ現在は承知の通り海上自衛隊が有る。(現在進行形)
一瞬、似てるようにも見えるけど「赤レンガ倉庫」自体が郡として成ってるか
成ってないかが重要なところで、この舞鶴では4ツのエリアに合計12棟も現存している。
第2エリアの手前左側が一般公開(無料)やイベント会場として利用されている
「旧舞鶴海軍兵器庫」。奥側は未だ手が付けられてなさそうな「旧舞鶴海軍水雷庫」
こちらは第3エリアの手付かず状態の近畿財務局倉庫(「旧舞鶴海軍需品庫」)
前記、第2エリアのイベント会場として使われてる2階内部。
屋根は一旦捲られ、新しい合掌の小屋組みで補強が施されてる模様。
この右手の新設されたエレベーター用のRC造の部分がクセモンでして。
多分、このエレベーターシャフトのコアを建物の重心に位置して、そこからレンガ積み造の壁を
補強し耐震性も持たせてるような印象。(なるほどぉ~と思い関心しきり)
こちらは第1エリアの赤レンガ博物館(「旧舞鶴海軍水雷庫」)
鉄骨の柱を後付けして耐震性を持たせてる模様。
しかし、美観上もさほど気にならない。
手付かずの倉庫郡もぐるっと観てまわったけど、致命傷になるような
壁のクラック(ひび割れ)も無さそうで周辺地盤の状態も安定してるように見受けられる。
何処かの議員さんとは違い、決してコンパニオンなんか呼ばない真面目な一市民の
視察ぽくなってしまったけど、ただ単に「古いから残そう」とか何処かの行政で成功してるから
「ウチも」ってな安易な考えでゴミとまでは言わないまでも何でも寄付を受けて、
その後の維持管理に血税を費やすのはどうかと。。。
そんな、今年11月頃にか全国レベルの「赤レンガ倉庫サミット?」なるものが
地元TRGで開かれるらしい。(一部の人しか知らない裏情報ですが)
トップ写真のような地盤も不安定で、外壁には進行中の致命的クラックが存在し
内部も入れないような郡を成してない「赤レンガ倉庫」に集まって
何の意味があるんですかねぃ。
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