丁度1年ですね・・・。 安全という神話も崩壊して1年になります。
相変わらず地元「福井県の首長たち」は再稼動を目指し、国に「安全基準」を早く示せだの
このままでは「地元経済」が落ち込むだのと一種、私には違う人種に見えて仕方が無いのです。
県外の、ある原発を抱える町長は「原発はもういい。何故なら全町民を安全に避難させる方法が
私には見当たらないから」と白旗を揚げ、原発の増設を断った。
これが普通の首長であり、普通の人間が考え悩んだ末に出した結論(白旗)であり、何も
間違ってはいない。
福井県の場合、多分今までに数千億円にも上る「電源立地地域対策交付金」に県全体に
配られる「電力移出県等交付金」「核燃料税」、地元市町村には「固定資産税」等々の
税収に加え地元雇用、漁業への保証金、寄付金等々。整理し切れないくらいのお金の山。
よく他県のヒトが言う「打出の小槌」で地方交付税もまともに国から支給されずとも成り立ってた福井県。
でも・・・もういいよ・・・。
この国、日本で福井県だけが浮いてるというか、浮かれてることが恥ずかしくも感じるのです。
これはお隣、石川県/志賀原発のストレステスト(一次評価)のレポートをたまたま入手したものですが
内容について、別に今更、目を凝らしながら読む内容でも正直ない・・・。
「安全」という神話が前提となり、原発の恩恵がリスクと釣り合ってきた今までとは違うのです。
一旦、「不安全」となった時、その時は経済的恩恵とは桁違いの損害が出るということを、
ここ1年の間、目の当たりにして来た以上、もうこれ以上の「高望み」は止めるべきなのです。
自然界を対象とした「安全」など神話に過ぎず、「地元経済」など地元とヒトが存在してからこそ
成り立つもの。
分不相応な望み。。。人間の能力以上の高い望みを持つことはもう止めて・・・。
もういいよ・・・。白旗、降参ですよ。