タバコの銘柄でスバルの車なんかの派手な「555」ではなく「キ」が付く「555」。
先日、米原市役所の横辺りに「キ555」が保存されているのを偶然知り、間近で観る。
「ええですねぇ~♪」 これを見て「ええ~♪」なんと思うヤツはごく一部の人間でしょうが
昭和18年製で旧国鉄時代、東海道本線「米原~大垣間」辺りを冬の時期、除雪作業に活躍。
こんなモノを観たせいか、帰りは「旧北陸本線(柳ヶ瀬線)柳ヶ瀬トンネル」を抜けることに。
相変わらずの、気持ち悪さで「お化けトンネル」とも言われてました。
実はそれもそのはずで、明治15年のトンネル開通から昭和39年の廃止の間、鉄道難所だったため
度々、事故を起こしている。
25‰勾配付きの線路に冬季の豪雪、それに明治期の小さい機関車に合わせた設計の
単線トンネル故の空間の狭さ。
蒸気機関車は必死に滑り止めの砂を巻きながら上るも、やがて空転し狭いトンネル内で走行不能状態に。
それが何を意味するのか・・・乗務員は機関車からの噴煙で窒息状態に陥る。
(昭和3年12月6日:柳ヶ瀬トンネル窒息事故)
上の写真と同じアングルと思われる、昭和20年代の「柳ヶ瀬トンネル」