「伝統的な手法の椅子の修理?」の続き。
先日の「やる気ダメ出し」をくらって、名誉「挽回」と一気にやる気満々のテンション高めで作業開始。
課題の表皮については土花吉の妻に頼んで「モケット地(ベルベット)」のアンティークグリーンを
捜してもらい入手。
そしていよいよ、座面作成の段階へ。
先ずは麻布の上に10mm程度のウレタンスポンジを敷き、その上に元々の藁、そしてフェルトを敷く。
このハンバーガー状態の上に新たにシートクッション材を1枚敷く。(ここからは室内での作業)
そして、入手したモケット地の張り込み。
ここは流石に表皮を引っ張りながら釘で固定してゆく技は持ち合わせて居らず、タッカーで留めてゆく。
(現在の伝統的な手法で椅子を修理するプロのお店でもタッカー留めらしい)
ここが今回一番苦労した部分。背もたれの柱フレーム部分の欠き込み部。
シートクッション材を巻き込み、下地の土手が見えないようヘラで押し込みながら張り込んでゆく。
そして、端の余り地をカッターで取り除き、上の写真のように同じモケット地で作った「モール」を
鋲釘で4辺、同一間隔で留めて行く。 そして、完成!
アンティークグリーンのモケット地が何とも言えない雰囲気。
あっ!舞台裏(座裏側)も御見せしなくては。。。っの、綿麻張り。
拘りは鋲釘の色変え。(ここは茶色で)
尚、木フレームは塗り直しではなく剥げた部分にOS(オイルステン)を一旦塗り、すぐさま拭取り
するというやり方を施してます。
「ん~♪ 執着至極」。。。
今年の7月の初め、土花亭に来た時はこんなんでした・・・。
一旦、朽ち果て枯れてしまった椅子
でも、この椅子は一粒の種をここに落としてくれた
やがて、その種は「歓びの種」になる
わたしはその種を見逃さないように水をやる。
では今宵はこの曲をお贈りしてお別れです。
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鐡道写真展/14歳「少年PENの蒸気の風景」
開催日時:2014・11・16日(日)10:00~21:00
場所:敦賀駅交流施設「オルパーク」 2F