今年も訪れました「街道浪漫 今庄宿2016」。。。って、先週もここへ訪れたような・・・(笑)
この今庄の街道浪漫については、小さな町ながら実行委員会の一生懸命さがいつも伝わる。
「鉄道ゾーン」に「宿場ゾーン」とゾーニングされ、それぞれが充実している。
先ずは「鉄道ゾーン」。何処ぞの「俄か鉄道文化」を語る地元TRG市とは違って、持ってる資料や取組み方が違う。
昭和会館には鉄道で栄えた当時の貴重な写真が展示してあった。
敦賀機関区式集煙装置及び重油タンク装備の重装備D51型による補機重連で、列車運行の限界勾配とされる25‰に挑む。
当時、この山中峠越えの乗務員には特別手当が支給されていた聞く。(それだけ命がけの乗務であった証)
俄か、地元TRG市でも最近になり「旧北陸線」山中トンネルまでのトンネル群を「敦賀の鉄道」と称して紹介するようになる。
しかし、このトンネル群はTRG~今庄間に位置する。
既に今庄側ではこのトンネル群を調査し図面CAD化まで終えている。そんな資料を写真と共に綺麗にパネル展示してあった。
上の写真は今庄駅の当時の風景。因みに、左手の「転車台」と真ん中の「給水塔」は現存しない。
そして、序に「昭和会館 大ホール」の古い当時の写真。
ステージ上の漆喰による装飾は今でも綺麗に残っている。この辺りが地元の人たちが抱く、先人への敬意の違い。
そんな「鉄道ゾーン」では鉄道グッズの即売もあったため、地元TRG市に関連するものを買いあさっておく。
古いモノでは無いけれど、TRG以外に流出するのはしのびなく・・・。
大判のホームや待合室に掲げてあったバックライト対応型樹脂製の時刻表。
地元市内の三つの駅名が入る。
そして、お次は「宿場ゾーン」へ。。。
承知の通り、ここ今庄宿には今でも古い町並みが現存している。その中でも今まで内部を観ることが出来なかった
「斎藤三郎家」を見学する機会に恵まれる。
江戸期、この場にあった「御札場」の跡地に大正11年に建築された民家で、延べ面積は約70坪ほど。
大きな裏庭があり、縁側の掃出し窓の硝子は当時のまま。
又、正面玄関から入ると大きな「膠硝子」が嵌めこまれた幅広の大きな建具が目を引いた。
そんな暫し、見学の後は「そば処 おばちゃんの店」の「おろし」を一杯。
実は「おばちゃん蕎麦」を食すのはお初なのですが、オーソドックスなお味で美味しかったですよ。
そして、いつものように「静心閣」で、御抹茶を一服。
ここでは、いつも¥300-で御抹茶を頂けるので嬉しい。。。