今から数十年前の未だ地元「市立博物館」になる前の「歴史民俗資料館」の頃、当時はあまり良い状態ではなかった
「旧大和田銀行」(昭和2年竣工)の建築学観点からなる研究グループ「Blues」というのがあって、
そのメンバーでもあった土花吉。(近年、国の重要文化財の指定を受け清水建設にて保存改修後現在に至る)
当時は月一ぐらい集まって、設計者でもある「永瀬狂三」の古い当時の青焼きの設計図や、創業者でもある
「大和田荘七」について福井高専の先生や福井大学の先生と共に学んだ経緯がある。(後日、本になり土花吉も登場する)
当時は屋上と地下(レストラン)は耐震上の問題から立ち入り禁止状態。(研究課程では頻繁に立ち入ってましたが)
なので、一般には開放はされていなかった。
それが近年では地下に限り開放されていることを知ったのと、そこで土花亭事務所でも以前携わった雑貨屋のクライアントさんが
日曜の朝限定で一日限りの出店をこの日するということで丁度、日曜の朝の「caffe 月の虹」の開店前の時間を利用して
「月の虹」から土花チャリで訪れる。。。
サイドファサードから階段で地下に下り、久しぶりに観る空間に辿り着く。(当時、階段は封鎖されていた)
(しかし、この白い何処ぞのチープな空間に置くような椅子テーブルは止めて貰いたい)
でも、懐かしいですねぃ・・・。当時は電気も点かなかったと記憶するし薄暗い印象が残っている空間。
今でも下の写真の左手のレストラン厨房部分と、地下内部から1階部分に上がる階段は立ち入り禁止のようで、
正面に映るトイレも使用禁止の立ち入り禁止状態。
当時は写真奥の階段上って左手から恐る恐る地下へよく降りたものです。
そして、折角クライアントさんが出店しているので雑貨の購入は忘れずにして、この場を後にする。
しかし、当時は真面目だったのですねぇ~土花吉も。完全、ボランティアの奉仕活動で無報酬で数年間この建物に
携わりましたからねぃ。因みに数年前の地元市が清水建設に発注した保存改修工事に、我々「Blues」は
一切関与はしていない。なので、改修の仕方や現在のこの建物については色々と不満は持っている。
多分、他のメンバーも(笑)。