ラスベガスを起点として、ザイオン、ブライスキャニオン、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、そしてグランドキャニオンと、グランドサークルを時計回りに巡りました。あとは再びラスベガスに戻り、ロサンゼルス国際空港で帰国便に搭乗すればこの旅も終了です (^-^)ゞ
グランドキャニオンからラスベガスに向かう途中、セリグマン(Seligman,AZ)とキングマン(Kingman,AZ)というローカルタウンに立ち寄りました。これらの町は、かつてアメリカ大陸の東西(シカゴ~ロサンゼルス)を結んだヒストリック・ルート66(Historic Route 66)の沿線で、往時は大いに賑わいを見せたそうです。いったんは廃れたものの、今も在りし日の雰囲気を残していることが人気となって、全米からルート66ファンが訪れています。
ルート66は、インターステイトハイウェイの完成をもってその役目を負え、1988年にいったん廃線となりました。しかし、ルート66の保存を求める熱心な活動が実を結んで、一部のルートは地図上に名前が復活し、歴史的文化遺産として登録されることになったのだそうです。
ここは、ルート66保存活動の中心となったエンジェル・デルガディーロさんの店です。
元々は、エンジェルさんの父親が営む理髪店でしたが(今もその部屋は保存されています)、今はルート66に関するおみやげ物を幅広く扱っており、連日のようにファンが訪れて大盛況です。
セリグマンとキングマンの間もルート66が復活したので、昔ながらの道を走って郷愁にひたるのが人気だそうです。
平成ノブシコブシのお二人も、1年前エンジェルさんに会いに来ていたみたいですね。
その1ヵ月後には、ぐっさんこと山口智光さんも・・・・・・・。
先を急ぐ私たちはヒストリック・ルート66を通ることなく、インターステートハイウェイ(I-40)でキングマンに向かいました(笑)
駐車場で見つけた不思議な花。桜や梅の花に似ていますが、きっと違うんでしょうね。
キングマンで昼食をとりラスベガスへ向かう途中、ミード湖とフーバーダムの横を通過しました。1936年に完成したフーバーダムによって誕生したミード湖の総貯水量は400億トン。日本のダムをすべて合わせても250億トンにしかならないそうですから、その巨大さたるや、想像を絶するものがありますね。このフーバーダムが、24時間眠らない砂漠の大都市、華やかなネオンに彩られるラスベガスの電力をまかなっています。ラスベガス以外にも、カリフォルニア州やアリゾナ州の各都市に送電しているそうです。
ようやく、ラスベガスに戻ってきました。車窓から見るニューヨークニューヨーク。
宿泊したのはパリス・ラスベガス。今回の旅行で泊まったホテルは、いずれも部屋が広くて清潔。シャワーやトイレの問題もなくて、すべての滞在地で快適に過ごせました。
部屋で少し休憩してから、ストリップ(Las Vegas Blvd.)を挟んでお向かいのホテル、ベラージオへ。予約していなかったので半ば諦めていたのですが、シルク・ドゥ・ソレイユ"O"の当日券が取れないか、一応あたってみることにしたんです。
幸い、当日券に空きがあるようだったので、さっそく劇場のチケット売り場に並びました。
19時開演ですが、18時半の開場と同時にはやばやと着席。中央に近い通路の横で前から6列目と、思いのほかいい席が取れました。このあと、どんどん席が埋まって開演前にはほぼ満席に。
これは実際のステージではなく、チケット売り場の両サイドにあったモニターの紹介映像です。目の前でステージが巨大なプールに、そしてまたステージへと変幻自在。水と空間を駆使し、息もつかせぬ圧倒的なパフォーマンスの連続でした。予約なしだったにもかかわらず、チケットが買えてほんとに良かった~♪
外に出たところで、タイミングよく始まったベラージオの噴水ショー。音楽に併せて噴水が踊るように動いたかと思うと、轟音とともに夜空高く噴き上げるなど、こちらも見ごたえのあるアトラクションでした。
今度はパリスに戻り、ミニ・エッフェル塔に上ってラスベガスの夜景を楽しみました。
華やかなストリップの夜景。
私たちが宿泊したパリス・ラスベガス。
ベラージオの噴水ショーを上から眺めることができました。さっき地上で見たものとは違うようでしたので、噴水のパターンは何種類かあるのでしょう。
翌日は、いよいよアメリカ最終日。ラスベガスを出発し、ロサンゼルスに到着しました。ヒストリック・ルート66の終点、サンタモニカです。
サンタモニカからハリウッドに向かう途中の高速道路。日本では見ることのない片側6車線道路です。このときは空いていましたが、ロサンゼルスでは渋滞が日常茶飯事で、これらの車線すべてが完全にストップしてしまうこともしばしばだとか……。
ハリウッドのチャイニーズシアターにも立ち寄りました。
ハリウッド大通り(Hollywood Blvd.)は観光客で大混雑 (^-^)ゞ
シアターの前に置かれたスターの手形・足型、サインなどのブロックタイルが有名ですね。正面中央には、ロサンゼルス国際空港の主要ターミナルに名を冠したトムブラッドレー元市長のサイン。
マリリン・モンローの手形・足型もありましたよ~
アカデミー賞授賞式が行われるドルビー・シアターに通ずる階段。正面玄関から劇場にかけてレッドカーペットが敷かれるこの通路を「アワード ウォーク」と言うそうです。
アメリカ最後の食事は、ロサンゼルス郊外にある中華レストラン。まずはチンタオ・ビールでホッと一息。
ワタリガニや白身魚の炒めもの。
タイミングを失してそのほかの料理は撮り損ねましたが、美味しい中華でした (^-^)ゞ
いつも元気いっぱいで、とってもフレンドリーだったバスの運転手、ルイスさんと記念撮影。思わず吹き出してしまったのは、ルイスさんが私の脇腹をこちょこちょしたから。最初から最後までお茶目なルイスさんでした(笑)
今回のツアーでは、福岡からご一緒した添乗員さんをはじめ、現地ガイドのMidoriさんや運転手のルイスさんたちのコンビネーションが素晴らしく、参加した私たちみんなも終始、和気あいあいと楽しく過ごすことができました ヽ(^o^)丿
ロサンゼルス空港では、予定していた搭乗機(A380)にトラブルがあったらしく飛行機が変更されました。私たちは大丈夫でしたが、座席数の関係から、一部の乗客は他の航空会社便に振替られたようです。それ以外には特段トラブルもなく、ほぼ定刻にインチョン国際空港に到着。乗り継ぎ便まで時間があったので、アシアナ航空のラウンジでゆっくり過ごしました。
最後に、今回のアメリカ旅行で買ったお土産をいくつか……。左のナバホ砂岩の置物はブライスキャニオンで宿泊したベストウェスタン Ruby’s Innで、右の西部劇っぽいミニチュア・ブーツはモニュメントバレーのグールディングスロッジで購入。私のミニ・コレクションの仲間入りです (^-^)ゞ
これは、グランドキャニオンに行く前に立ち寄ったCameronのIndian Arts & Craftsで買ったブレスレット。ターコイズに細かい装飾を施すのがズーニー族の特徴です。21年前にアルバカーキのインディアンジュエリーショップで購入したネックレスのお揃いができたと、妻がとても喜んでいました。
ロサンゼルスに向かう途中で立ち寄った大きなアウトレット。特にほしいものもなく、時間潰しに入った店でこのワンショルダーを見ていたところ、女性店長がやってきてひと言。「オリジナルの黒は20%引きだけど、この新色は、今なら期間限定サービスで40%引きよ」……悪魔のささやきに見事に釣られて即断即決。昔からバッグと文房具には、からっきし弱いんです (^-^)ゞ
グランドサークルをめぐる8日間の旅も、とうとう終わりました。それぞれの場所でもう少し時間があればと感じることもありましたが、限られた日程の中で、これだけ壮大な景観を目の当たりすることができたのですから十分満足しています。今回の総走行距離は2,880km。若いころならまだしも、この年齢になってレンタカーで回るというのは、かなりハードルが高いですよね。それに、親切でしっかり者の添乗員さんや現地ガイドさん、運転手さんたちが旅を大いに盛り上げてくれたのも、ツアーならではのことだと思います。
また、「旅は道連れ」ということで、ツアーでご一緒した皆さんとのふれあいも楽しかったです。多くの方が、旅を通じて人生を楽しんでおられるように感じました。共通していたのは、皆さん明るくて朗らかなこと。そして、話し好きであるとともに、興味を持って人の話に耳を傾けておられたのが印象的でした。皆さんから伺った様々な体験談や旅に対する思いなどを参考に、私たちの旅をますます充実させていきたいと思います。
長くなりましたが、「アメリカ西部グランドサークルをめぐる旅」もこれで終了です。おつきあいいただきありがとうございました。
グランドキャニオンからラスベガスに向かう途中、セリグマン(Seligman,AZ)とキングマン(Kingman,AZ)というローカルタウンに立ち寄りました。これらの町は、かつてアメリカ大陸の東西(シカゴ~ロサンゼルス)を結んだヒストリック・ルート66(Historic Route 66)の沿線で、往時は大いに賑わいを見せたそうです。いったんは廃れたものの、今も在りし日の雰囲気を残していることが人気となって、全米からルート66ファンが訪れています。
ルート66は、インターステイトハイウェイの完成をもってその役目を負え、1988年にいったん廃線となりました。しかし、ルート66の保存を求める熱心な活動が実を結んで、一部のルートは地図上に名前が復活し、歴史的文化遺産として登録されることになったのだそうです。
ここは、ルート66保存活動の中心となったエンジェル・デルガディーロさんの店です。
元々は、エンジェルさんの父親が営む理髪店でしたが(今もその部屋は保存されています)、今はルート66に関するおみやげ物を幅広く扱っており、連日のようにファンが訪れて大盛況です。
セリグマンとキングマンの間もルート66が復活したので、昔ながらの道を走って郷愁にひたるのが人気だそうです。
平成ノブシコブシのお二人も、1年前エンジェルさんに会いに来ていたみたいですね。
その1ヵ月後には、ぐっさんこと山口智光さんも・・・・・・・。
先を急ぐ私たちはヒストリック・ルート66を通ることなく、インターステートハイウェイ(I-40)でキングマンに向かいました(笑)
駐車場で見つけた不思議な花。桜や梅の花に似ていますが、きっと違うんでしょうね。
キングマンで昼食をとりラスベガスへ向かう途中、ミード湖とフーバーダムの横を通過しました。1936年に完成したフーバーダムによって誕生したミード湖の総貯水量は400億トン。日本のダムをすべて合わせても250億トンにしかならないそうですから、その巨大さたるや、想像を絶するものがありますね。このフーバーダムが、24時間眠らない砂漠の大都市、華やかなネオンに彩られるラスベガスの電力をまかなっています。ラスベガス以外にも、カリフォルニア州やアリゾナ州の各都市に送電しているそうです。
ようやく、ラスベガスに戻ってきました。車窓から見るニューヨークニューヨーク。
宿泊したのはパリス・ラスベガス。今回の旅行で泊まったホテルは、いずれも部屋が広くて清潔。シャワーやトイレの問題もなくて、すべての滞在地で快適に過ごせました。
部屋で少し休憩してから、ストリップ(Las Vegas Blvd.)を挟んでお向かいのホテル、ベラージオへ。予約していなかったので半ば諦めていたのですが、シルク・ドゥ・ソレイユ"O"の当日券が取れないか、一応あたってみることにしたんです。
幸い、当日券に空きがあるようだったので、さっそく劇場のチケット売り場に並びました。
19時開演ですが、18時半の開場と同時にはやばやと着席。中央に近い通路の横で前から6列目と、思いのほかいい席が取れました。このあと、どんどん席が埋まって開演前にはほぼ満席に。
これは実際のステージではなく、チケット売り場の両サイドにあったモニターの紹介映像です。目の前でステージが巨大なプールに、そしてまたステージへと変幻自在。水と空間を駆使し、息もつかせぬ圧倒的なパフォーマンスの連続でした。予約なしだったにもかかわらず、チケットが買えてほんとに良かった~♪
外に出たところで、タイミングよく始まったベラージオの噴水ショー。音楽に併せて噴水が踊るように動いたかと思うと、轟音とともに夜空高く噴き上げるなど、こちらも見ごたえのあるアトラクションでした。
今度はパリスに戻り、ミニ・エッフェル塔に上ってラスベガスの夜景を楽しみました。
華やかなストリップの夜景。
私たちが宿泊したパリス・ラスベガス。
ベラージオの噴水ショーを上から眺めることができました。さっき地上で見たものとは違うようでしたので、噴水のパターンは何種類かあるのでしょう。
翌日は、いよいよアメリカ最終日。ラスベガスを出発し、ロサンゼルスに到着しました。ヒストリック・ルート66の終点、サンタモニカです。
サンタモニカからハリウッドに向かう途中の高速道路。日本では見ることのない片側6車線道路です。このときは空いていましたが、ロサンゼルスでは渋滞が日常茶飯事で、これらの車線すべてが完全にストップしてしまうこともしばしばだとか……。
ハリウッドのチャイニーズシアターにも立ち寄りました。
ハリウッド大通り(Hollywood Blvd.)は観光客で大混雑 (^-^)ゞ
シアターの前に置かれたスターの手形・足型、サインなどのブロックタイルが有名ですね。正面中央には、ロサンゼルス国際空港の主要ターミナルに名を冠したトムブラッドレー元市長のサイン。
マリリン・モンローの手形・足型もありましたよ~
アカデミー賞授賞式が行われるドルビー・シアターに通ずる階段。正面玄関から劇場にかけてレッドカーペットが敷かれるこの通路を「アワード ウォーク」と言うそうです。
アメリカ最後の食事は、ロサンゼルス郊外にある中華レストラン。まずはチンタオ・ビールでホッと一息。
ワタリガニや白身魚の炒めもの。
タイミングを失してそのほかの料理は撮り損ねましたが、美味しい中華でした (^-^)ゞ
いつも元気いっぱいで、とってもフレンドリーだったバスの運転手、ルイスさんと記念撮影。思わず吹き出してしまったのは、ルイスさんが私の脇腹をこちょこちょしたから。最初から最後までお茶目なルイスさんでした(笑)
今回のツアーでは、福岡からご一緒した添乗員さんをはじめ、現地ガイドのMidoriさんや運転手のルイスさんたちのコンビネーションが素晴らしく、参加した私たちみんなも終始、和気あいあいと楽しく過ごすことができました ヽ(^o^)丿
ロサンゼルス空港では、予定していた搭乗機(A380)にトラブルがあったらしく飛行機が変更されました。私たちは大丈夫でしたが、座席数の関係から、一部の乗客は他の航空会社便に振替られたようです。それ以外には特段トラブルもなく、ほぼ定刻にインチョン国際空港に到着。乗り継ぎ便まで時間があったので、アシアナ航空のラウンジでゆっくり過ごしました。
最後に、今回のアメリカ旅行で買ったお土産をいくつか……。左のナバホ砂岩の置物はブライスキャニオンで宿泊したベストウェスタン Ruby’s Innで、右の西部劇っぽいミニチュア・ブーツはモニュメントバレーのグールディングスロッジで購入。私のミニ・コレクションの仲間入りです (^-^)ゞ
これは、グランドキャニオンに行く前に立ち寄ったCameronのIndian Arts & Craftsで買ったブレスレット。ターコイズに細かい装飾を施すのがズーニー族の特徴です。21年前にアルバカーキのインディアンジュエリーショップで購入したネックレスのお揃いができたと、妻がとても喜んでいました。
ロサンゼルスに向かう途中で立ち寄った大きなアウトレット。特にほしいものもなく、時間潰しに入った店でこのワンショルダーを見ていたところ、女性店長がやってきてひと言。「オリジナルの黒は20%引きだけど、この新色は、今なら期間限定サービスで40%引きよ」……悪魔のささやきに見事に釣られて即断即決。昔からバッグと文房具には、からっきし弱いんです (^-^)ゞ
グランドサークルをめぐる8日間の旅も、とうとう終わりました。それぞれの場所でもう少し時間があればと感じることもありましたが、限られた日程の中で、これだけ壮大な景観を目の当たりすることができたのですから十分満足しています。今回の総走行距離は2,880km。若いころならまだしも、この年齢になってレンタカーで回るというのは、かなりハードルが高いですよね。それに、親切でしっかり者の添乗員さんや現地ガイドさん、運転手さんたちが旅を大いに盛り上げてくれたのも、ツアーならではのことだと思います。
また、「旅は道連れ」ということで、ツアーでご一緒した皆さんとのふれあいも楽しかったです。多くの方が、旅を通じて人生を楽しんでおられるように感じました。共通していたのは、皆さん明るくて朗らかなこと。そして、話し好きであるとともに、興味を持って人の話に耳を傾けておられたのが印象的でした。皆さんから伺った様々な体験談や旅に対する思いなどを参考に、私たちの旅をますます充実させていきたいと思います。
長くなりましたが、「アメリカ西部グランドサークルをめぐる旅」もこれで終了です。おつきあいいただきありがとうございました。