春から初夏に向かう爽やかな季節、芦屋町の岡湊神社のなんじゃもんじゃが見ごろを迎えています。例年はGWごろに満開になるのですが、桜やツツジ、ハナミズキなどと同じように、なんじゃもんじゃの開花もいつになく早まっているようです。

岡湊神社、一の鳥居。
「岡湊」は「おかのみなと」と読み、日本書紀に「崗之水門」として登場する芦屋の古い呼称です。1800年の歴史を刻み、古事記にも記載が残る岡湊神社は、主祭神として大倉主命(おほくらぬしのみこと)と菟夫羅媛命(つぶらひめのみこと)、配祀神として素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天照皇大神、神武天皇をお祀りしています。

本殿側から見た二の鳥居。

「なんじゃもんじゃ」とは、「一つ葉たご」という和名のモクセイ科の植物で、夜になると金木犀のような芳香を漂わせます。

変わってはいますが、何となく親しみを感じる「なんじゃもんじゃ」。その名の由来は諸説あるようですが、明治時代、陸軍の青山練兵場(今の明治神宮外苑)にあった一つ葉たごを、誰ともなく「何の木じゃ?」と尋ねているうちに、いつの間にか「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったとも言われています。

ひとつひとつは小さな花。風に揺れると、白いプロペラが回っているようです。

岡湊神社の最初のなんじゃもんじゃの木は、岡湊神社の現宮司が明治神宮を退職するに際して、当時の明治神宮外苑長伊丹安廣氏から寄贈されたもの。その親木は、親交の証として朝鮮の李王家から伊丹氏の父親に贈られたという由緒のある木だそうです。その後、対馬や岐阜、アメリカ原産の木が新たに植樹され、年を追うごとにその数が増えて、今や200本を数えるほどになりました。

季節外れの雪……と言いたくなるような風情です。

感染拡大防止のため、水が止められたままの手水の龍。心なしか所在なさげに見えますね。

駐車場の藤棚もそろそろ満開でした。

新緑が目に眩しく、風が薫る季節、岡湊神社の境内を白く染め上げる「なんじゃもんじゃの木」は、芦屋町の初夏の風物詩です。

岡湊神社、一の鳥居。
「岡湊」は「おかのみなと」と読み、日本書紀に「崗之水門」として登場する芦屋の古い呼称です。1800年の歴史を刻み、古事記にも記載が残る岡湊神社は、主祭神として大倉主命(おほくらぬしのみこと)と菟夫羅媛命(つぶらひめのみこと)、配祀神として素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天照皇大神、神武天皇をお祀りしています。

本殿側から見た二の鳥居。

「なんじゃもんじゃ」とは、「一つ葉たご」という和名のモクセイ科の植物で、夜になると金木犀のような芳香を漂わせます。

変わってはいますが、何となく親しみを感じる「なんじゃもんじゃ」。その名の由来は諸説あるようですが、明治時代、陸軍の青山練兵場(今の明治神宮外苑)にあった一つ葉たごを、誰ともなく「何の木じゃ?」と尋ねているうちに、いつの間にか「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったとも言われています。

ひとつひとつは小さな花。風に揺れると、白いプロペラが回っているようです。

岡湊神社の最初のなんじゃもんじゃの木は、岡湊神社の現宮司が明治神宮を退職するに際して、当時の明治神宮外苑長伊丹安廣氏から寄贈されたもの。その親木は、親交の証として朝鮮の李王家から伊丹氏の父親に贈られたという由緒のある木だそうです。その後、対馬や岐阜、アメリカ原産の木が新たに植樹され、年を追うごとにその数が増えて、今や200本を数えるほどになりました。

季節外れの雪……と言いたくなるような風情です。

感染拡大防止のため、水が止められたままの手水の龍。心なしか所在なさげに見えますね。

駐車場の藤棚もそろそろ満開でした。

新緑が目に眩しく、風が薫る季節、岡湊神社の境内を白く染め上げる「なんじゃもんじゃの木」は、芦屋町の初夏の風物詩です。