カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

イタリア・ローマ③

2019-11-21 | 海外旅行
 ボルゲーゼ公園を後にしてテヴェレ川を渡りサンタンジェロ城へ。前回来たときはバスから眺めただけだったので、今回は間近で見たいと思っていました。
 この城も大変古いものでなんと2世紀に造築されたもの。
 
 サンタンジェロ橋には多くの彫像が並んでいます。
 
 サンタンジェロ橋からの眺め。右端にはサン・ピエトロ大聖堂。
 
 城の中にも入るつもりでしたが、地下鉄に乗れなかったために予定よりも時間を費やしてしまったので、中の見物は諦めて次の目的地のサン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会へ。
 
 
 この教会にもカラヴァッジョの作品が3点あり、下はその内の1点。
 
 この教会の近くにはパンテオンがあります。
 天井のドームの巨大さは目を見張るものがあります。ラファエロはここに眠っています。
 
 パンテオンから10分ほど歩いてヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂へ。イタリア統一を記念した造られたもので1911年完成と比較的新しいものです。ここも前回は時間がなくて前を通っただけでした。
 今回は階段を上がって上まで上がりローマの町を展望しました。
 
 ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像。
 
 夕暮れが迫ってきました。
 
 この記念堂のすぐ前にあるのがサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会。7世紀にはすでにあったという歴史ある教会です。
 
 内部は荘厳な美しさ。
 
 翌日は早朝にホテルを出て空港に直行というわけで観光はこれにて終了となりました。
 今回訪れた町はすべて2回目ですが、まだまだ見ていないものはたくさんありどの町も奥が深いという思いが強く残りました。

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イタリア・ローマ②

2019-11-18 | 海外旅行
 翌日は一日ローマの観光。
 ツアーのバスを共和国広場で降りてそこからは単独での行動。
 月曜日だったので国立の美術館などは休館ですが、建物だけでも見ようと思い近くにあるバルベリーニ宮(美術館)に向かいました。
 門の所に立つ柱頭には立派な彫刻が施されています。
 
 地下鉄のバルベリーニ駅から地下鉄に乗ってポポロ広場に行こうと駅にゆくとなぜか駅は閉鎖されていて乗れませんでした。やむなく2駅歩いてポポロ広場へ。
 ポポロ広場の彫像。
 
 
 ポポロ広場にはサンタ・マリア・デル・ポポロ教会があり、前回来た時も行ったのですが、ちょうど午後の休止時間に当たっていたため入ることができませんでした。今回はしっかりと開いている時間に訪問。この教会はカラヴァッジョの作品が展示されていることで有名です。
 主祭壇。
 
 カラヴァッジョの絵画。光と陰のコントラストが強烈なドラマチックな表現が特徴です。私の好みとしてはダ・ヴィンチのような抑制された表現の方が好みですが。教会では絵葉書を売っていましたので買ってきました。
 
 教会を出て高台にあるボルゲーゼ公園に向かいました。
 高台からはポポロ広場が一望できます。
 
 ボルゲーゼ公園は広大な公園で中には美術館や動物園もあるとのことです。とても一周することはできませんが一部だけでもと思い1時間余り歩いて、昼食も公園内のレストランで。
 ボートが浮かぶ池。
 
 彫刻や彫像もたくさんありました。
 
 
 広場でシャボン玉をしている人がいました。子どもたちは大喜び。
 

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イタリア・ローマ

2019-11-16 | 海外旅行
 フィレンツェを出発してローマに向かいます。
 遠くに教会の尖塔が見え、糸杉が整列するように並んでいます。手前の左の方には色づいたブドウ畑、右側はなんの畑でしょうか。イタリアらしい風景といえます。
 
 ローマに着いた頃には黄昏が迫っていました。
 1時間ほど添乗員と現地ガイドの案内で歩きました。
 トレヴィの泉もライトアップ。前回は昼間でしたが、夜の方が雰囲気があっていい感じです。それにしても大変な混雑でした。自分もその一人ですが観光客による混雑が問題になるのもわかります。
 
 ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
 
 コロッセオ。コロッセオは昼間見た方が巨大さが伝わると感じます。
 

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イタリア・フィレンツェ③

2019-11-13 | 海外旅行
 翌日も午前中はフィレンツェ。朝出発までの時間ホテル前で探鳥。きれいな声で囀っているのはヨーロッパコマドリ。大きな木の上の方で鳴いているので撮影は無理でした。
 10羽ほどの群れで盛んに飛び回っていたのはヒガラ。こちらは低い枝にもやってきたのでなんとか撮れました。
 
 他にも名前のわからないムクドリ大のもの、キジバトの仲間、スズメの仲間など少なくとも5種類の野鳥が確認できました。
 ホテルはフィレンツェの中心部から離れた所にあり、バスの出発が少し遅かったので中心部に着いたときには10時頃になっていました。
 この日の目的はまずはサン・マルコ美術館に行くこと。さらに時間があればメディチ家礼拝堂を見る予定でした。いずれも前回は見ることができなかった所です。
 バスはサン・マルコ美術館からはだいぶ離れた場所に着いたので美術館まで30分ほど歩いてやっと着きました。
 
 中庭は花で彩られていました。
 
 サン・マルコ美術館は元は修道院だったもので、そこの修道僧でもあったフラ・アンジェリコのフレスコ画が特に有名です。
 通路の両側にはたくさんの僧房が並んでいます。
 
 その僧房の中に描かれたフレスコ画。
 
 こちらが特に観たいと思っていたフラ・アンジェリコの「受胎告知」。水彩で描いたような軽やかさと温もりが感じられる静謐な画面。なぜか涙が滲み出てきました。
 
 別の展示室には楽譜などが展示されていました。
 
 何度も「受胎告知」の前に戻って眺めたので美術館を出たのは入館から1時間半後でした。メディチ家礼拝堂を見るには少し時間が足りなくなり集合場所までゆっくり歩いて向かうことにしました。
 イタリアでは軽自動車よりもずっと小さな1人か2人乗りの車を時々目にしました。日本でもこうしたタイプの車が公道を走れるように法改正が検討されているようですが、ヨーロッパでは数年前から普通に走っています。
 
 集合場所はアルノ川河辺の道路。アルノ川に別れを告げます。
 

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イタリア・フィレンツェ②

2019-11-10 | 海外旅行
 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の後はウフィツィ美術館へ。ウフィツィ美術館は前回来たときも入館しましたが、ガイドの解説付きだったのでどうも気が散って絵に集中できませんでした。今回は自分の目でしっかりと鑑賞しようと心して絵に向き合いました。
 ウフィツィ美術館への途中、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の前を通りました。威厳と優美さを併せ持った佇まいです。
 
 ウフィツィ美術館は切符を買うのに長い行列に並ばなければならないと聞いていましたが、幸運なことにこの時は10人も並んでいなかったのであまり待たずに入れました。
 回廊の天井などの装飾にも目をひかれます。
 
 
 ラファエロの「ひわの聖母」は前回は貸し出し中のため見られず残念な思いをしましたが、今回は観ることができ念願がかないました。
 ボッティチェリの「プリマヴェーラ」は前回も観ていますが、今回は余計な雑音なく絵に集中できたので感動はより深く心に染み入りました。今回最も感銘を受けた一枚。
 
 部分。
 
 イタリアの国立美術館は以前は撮影不可でしたが、数年前から撮影できるようになって画像を持ち帰ることができ、こうしてブログにも載せることができるようになりました。
 ただ美術館も教会も入場料はこの数年で大幅に上がってウフィツィ美術館も20ユーロ取られました。
 綺羅星のごとく名画があるので時間切れで最後まで観られなくなってはいけないということで少し急ぎ足で回ったので結果的には少し時間が余ってしまいました。もう少しゆっくりと鑑賞してもよかったわけですが、この辺りの加減が難しい。
 集合場所に向かう途中、サンタ・クローチェ教会の前を通ると教会の上半分が夕日に照らされて赤く染まっていました。
 
 

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イタリア・フィレンツェ

2019-11-07 | 海外旅行
翌日はフィレンツェへ。約3時間のバス旅。丘陵地帯もあって自然の景色がきれいでした。
 河川は自然堤防のものが多かった。
 
 木々は少し色づき始めていました。羊の放牧がよく見られましたが、一瞬で通り過ぎてしまうのでなかなか写真には収められませんでした。
 
 フィレンツェには昼頃に到着。まずはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に向かいます。前回来た時には時間切れで見ることができなかったので楽しみにしていました。
 天気は快晴で日中は24℃くらいまで上がり東京よりも暖かいくらいでした。
 教会前の広場に着くと優美な教会のファサードが目に入りました。
 
 
 中に入ると至る所が絵画や彫刻で埋め尽くされている感じで期待にたがわないものです。
 
 ジョットによるキリスト磔刑像。
 
 こちらはギルランダイオのフレスコ画。

 この教会のガイドブックの日本語版があり買ってきました(10ユーロ)。

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イタリア・ヴェネツィア②

2019-11-04 | 海外旅行
 サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会から200m余りの場所にサンタ・マリア・ディ・ミラーコリ教会があります。規模は小さいものの外装も内装も大理石造りの美しい教会でした。
 
 
 撮影しているとお揃いの衣装を身につけた高校生くらいの女性が集まってきました。手にはヴァイオリンやチェロなどを持っている人もいます。チラシが配られてこれからコンサートが始まるとわかりました。
 リハーサルをしているところ。プログラムを見ると演奏曲目は必ずしも宗教曲ばかりではありませんでしたが、1曲目はペルゴレージ作曲の「スターバト・マーテル」。ずっと聴いている時間はなかったのでこの曲だけ聴いて教会を出ましたが、大理石による残響で美しい響きでした。
 
 サン・マルコ広場に戻るとやがて夕日に赤く染まり始めました。
 
 
 

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イタリア・ヴェネツィア

2019-11-03 | 海外旅行
 翌日はヴェネツィアへ。バスの車窓にはブドウ畑が広がります。
 
 ヴァポレットと呼ばれるボートでサン・マルコ広場に向かいます。
 船上からの眺め。前回来た時は雨で風もあったので船が揺れましたが、今回は穏やかな天気で揺れは少なめ。
 
 サン・マルコ広場からは各自の自由行動で夕方の集合時間まであちこち見て回りました。
 まずはサン・マルコ寺院。前回は工事シートで一部が覆われていたのですが、今回は全貌を見ることができました。2度目ですがなんと表現したらよいかわからないほど素晴らしいですね。
 
 
 次は700mほど北にあるサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会へ。ヴェネツィアの町は迷路のようになっていますが、ぴたりと目的の教会の前に出ました。この教会はゴシック様式で13~15世紀に建てられたもの。
 

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イタリア・ミラノ②

2019-11-02 | 海外旅行
 スフォルツァ城内の市立博物館の展示。
 
 
 天井画。
 
 武具の展示。
 
 思った以上に展示物が多く閉館時間が17時半だったので時間切れとなり楽器、陶磁器、考古学博物館(エジプトの資料などがある)などは観ることができず残念でした。
 ライトアップされたスフォルツァ城。夜になってようやく雨が上がりました。
 

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イタリア・ミラノ

2019-11-01 | 海外旅行
 8日間のイタリアの旅に出かけて30日に帰国しました。
 イタリアは6年前に続けて今回が2回目の訪問。ミラノに始まりヴェネツィア、フィレンツェ、ローマと回りましたが、すべて前回に行ったところばかりです。その分新鮮味は若干減じますが、まだ見ていない場所がたくさんあるので時間はいくらあっても足りない感じです。
 ミラノは前回と同様雨になり気温も低めで風も少し吹いていたので少し寒いくらいでした。気温は17℃程度というところだったでしょうか。
 今回のツアーは団体での観光は少なく自由時間が大半なので、ミラノでも初めの1時間ほどは集団で移動しましたが、その後は夕刻まで各自で自由に観光を楽しめます。とはいえ、雨がやや強く降っていたのであまり遠くまで足を延ばす気にはなりません。結局、ドゥオモ内をゆっくり鑑賞してからガッレリアを散策し、最後はスフォルツァ城内にある市立博物館の展示をゆっくりと鑑賞して終わりました。
 巨大なミラノのドゥオモ(大聖堂)。
 
 ドゥオモの中に入ったのは今回が初めてでしたが、中に入ると広さがより実感できます。
 
 ドゥオモのステンドグラス。
 
 外に出ると彫像が勢いよく雨水を吐き出していました。
 
 ガッレリアの装飾。
 
 ガッレリアの床の見事なタイル装飾。
 

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