カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

砧公園

2014-08-31 | 砧公園
 今日で8月も終わり。昨年は9月になってもしばらく猛暑が続いた記憶があるが、このぶんだと今年は昨年ほどは暑さに悩まされずにすむだろうか。8月は広島を始め災害が多かったが9月と言えば台風シーズン、大きな災害にならないことを願うばかりだ。
 この日も涼しくなったので久しぶりに砧公園まで足を延ばしたが汗をかくことなく着いた。ただ、ここでも被写体が少ないことには変わりなく、写真を撮りにきたというより散歩にきたようなものだった。
 それでもやっとアカスジキンカメムシがコブシの葉に止まっているところを見つけることができた。高い所にいたので枝をたぐりよせて撮影。
 
 ヒマワリの花壇には蝶や蜂がきていたが文字通りおんぶしているのはオンブバッタ。ツマグロヒョウモンもいたのだが、近づくとすぐに逃げられてしまい撮れず。
 
 ヒマワリも品種によって花の形も大きさも様々で、この品種は中心部分の色合いが複雑で面白かった。
 
 朝顔はまだたくさん花を咲かせていたが、朝顔の葉には何かの卵がたくさん産みつけられていてそこに1匹の蜂か蠅のようなものがいて動かないので、何をしているのかと思ったのだが、パソコンに映し出して拡大してみるとこの虫の下には蜘蛛がいるようだった。卵の大きさは1ミリちょっと。
 
 例によって世田谷美術館の図書室に寄って美術書を見ながら一休み。石川県立美術館で開催された俵屋宗達と琳派の展示会のカタログがあったのでページをめくったが、これまで画集などでも見たことがない作品を見ることができて収穫だった。

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多摩川台公園

2014-08-29 | 多摩川台公園とその近隣公園
 川崎でもこの3日間23℃前後までしか上がらず、つい先日までより10℃近くも低く8月とは思えない涼しさになっている。その代わり弱い雨が降ったり止んだりという天気なのでなかなかでかけにくい。夏の太平洋高気圧の張り出しが弱いことが原因のようだ。
 写真はこの涼しさがやってくる前に撮ったものだが、この日も曇ってこの時期としては比較的涼しい日だったので池に行くと池の中にクマバチが落ちてもがいていたが、早くもアメンボが集まってきていた。水から上げたところを撮ったのだが、しばらくして見ると翅が乾いているのにまだ飛べずにいたので、寿命だったのだろうか。
 
 ミントの花ではキマダラセセキが吸蜜していた。
 
 蜂も様々な種類が蜜を求めてきていたが、少なくとも4種類ほどが数えられた。そこにさらに肉食のスズメバチもやってきた。写真の蜂は名前は不明。
  
 ジャコウアゲハの雌が翅を休めていた。よく見かけるクロアゲハと比べると尾がずいぶん長い。
 
 センニンソウはもう2週間ほど前から咲いていたと思うが、まだ撮っていなかったので撮影した。
 
 今回のブログでこれまでの写真の掲載総数が5000枚を超えた。撮影した写真の内何%を掲載したのかわからないが、仮に5%とするとこれまでの撮影枚数は10万枚ということになるが、恐らくそれ以上に撮っているのではなかろうか。フィルムで撮っていた時代と比べると大幅に増えていることは間違いないのだが、撮る対象が増えた一方で印象深い写真は増えていないように思う。

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多摩川台公園

2014-08-27 | 多摩川台公園とその近隣公園
 23日に多摩川台公園へ。
 ちょっと遠かったが、こちらはスリムなツクツクボウシ。望遠ズームを持って行かなかったので85㎜マクロレンズで撮影。
 
 ミンミンゼミは一回り大きく鳴き声も大きい。ミンミンゼミのまだきれいな骸が落ちていたので拾って帰った。アブラゼミはわざわざ持ち帰ろうと思わないが、ミンミンゼミは色あいがきれいなので夏の思い出に毎年のように家に持って帰ってしばらく机の上に置いている。
 
 この日はシジュウカラの群れに出会ったが、鳴き声を聞いているとシジュウカラとは違う声が混ざっているようだったので、よく見るとエナガの群れが一緒だった。この公園でエナガを最後に見たのは7月3日でそれ以来姿を消していたので、久しぶりに見ることができてうれしかった。コゲラも近くにいて、まるで冬によく見られる混群のようだった。エナガは毎年夏の間は姿が見えなくなるのでどこに行ってしまうのか不思議に思っているのだが、今夏もそうだった。もっともいないことを証明するのは難しいことなので本当にいなくなってしまうのか見逃しているだけなのかが、その辺がどうも確信がもてない。

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多摩川台公園②

2014-08-25 | 多摩川台公園とその近隣公園
 吸水するクロアゲハ。いつも飛んでいてなかなか撮れなかったクロアゲハをやっと撮ることができた。
 
 樹液を出している木でよく見られるサトキマダラヒカゲ。
 
 木登りをするオオカマキリ。以前にハラビロカマキリが木登りをしているところを見たが、今度はオオカマキリ。この木は樹液を出していないので登って行っても獲物はいないと思うのだが。茶色の木の中で緑の体が目立つので逆に鳥の獲物になってしまいそう。
 

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多摩川台公園①

2014-08-23 | 多摩川台公園とその近隣公園
 今夏は天気の偏在が著しいようで関東南部は連日の晴天猛暑、西日本を中心にその他の地域はどこかしらで大雨という天気が続いている。その雨の降り方も記録的降雨量ということが多く、とうとう広島では大きな災害となってしまった。地球規模の温暖化が影響しているのだろうが、今後一層自然災害に対する注意が必要となってきそうだ。
 写真を撮りにでかけた日も猛暑で公園に着くなり、汗となって失われた分の水分を補給してから歩き始めた。
 この時期、あまり期待できないので最低限の装備ででかけたが、意外にも撮影のチャンスが巡ってきた。
 キアゲハが葉の上に止まっていたが、羽化したばかりなのかしばらくじっとして動かなかったので、だいぶ接近することができた。一眼のマクロで撮った後はコンデジで広角接写した。蝶までの距離は20㎝くらいだろうか。もう少し寄った写真も撮りたかったが、ちょっと高い所にいたので届かなかった。
 
 しばらくすると何度か翅をばたつかせた後に飛び去って行った。
 
 次はオオミズアオがひっそりと翅を休めているところを見つけた。翅が落ちているところは時々見るのだが、生きているのを見たのは久しぶりのことだった。翅の幅が10㎝はありそうで迫力がある。改めて図鑑を見るとアザミやザクロが食草だが、広食性とあったのでえり好みせず様々な植物を食べるようだ。
 
 これも一眼で撮った後、周囲の環境を写しこむためコンデジで広角接写した。
 

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三ツ池公園

2014-08-20 | 三ッ池公園
 先日三ツ池公園にでかけた。この日は朝の内は曇っていて気温も低めだったので自転車で風を切って走っているとあまり暑さを感じずにすんだ。公園に着くと日が射してきたので次第に暑くなってきたが・・・。
 歩きながら四方八方に目を配るが、花なし、虫なし、鳥もなしの三なしでお手上げであった。ブログに載せるための保険にまずは風景を一枚撮る。
 
 広場にトンボがいたが、識別に自信がない。後ろの花はツメクサ。
 
 池に行くとまだチョウトンボがいたが、個体数はだいぶ減っていた。
 撮影コマ数が一桁で帰ることになりそうだったが、ようやく樹液を出している木を見つけてコマ数が増えた。
 アカボシゴマダラの翅は傷んでいたが、ルリタテハが近づくと翅をばたつかせて追い払っていた。ルリタテハより一回り大きいので優位に立っていて樹液のたくさん出ている場所を独占していた。
 
 樹液を求めて移動するルリタテハ。
 
 蝶ではこの他にサトキマダラヒカゲとジャノメチョウが来ていた。クワガタやカブトムシも探したが、いたのはカナブンばかり。

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多摩川台公園

2014-08-17 | 多摩川台公園とその近隣公園
 この日は朝起きると比較的涼しかったので、まずはせせらぎ公園に寄ってから多摩川台公園へ。しかし、せせらぎ公園ではまったく撮るべきものがなくレンズキャップを開けることさえなく公園を後にした。
 多摩川台公園でも貧果を予想してとりあえずの一枚にと紅橋を入れて盛夏の林を撮った。ここは風の通りがよいのでここで涼むことがあるのだが、この日は風がほとんどなかった。
 
 苔の上には桜の黄葉が落ちていていくら暑くても季節は秋に向かっていることを教えてくれているようだ。
 
 他に被写体がないのでいつもの場所にハグロトンボを撮りに行った。なぜかこのところは地面に降りていることが多く、この日もほとんどのハグロトンボが地面にいた。
 
 

 先日ブロックフレーテの名手で指揮者のフランス・ブリュッヘンが亡くなった。その報に接するブリュッヘン数日前にブリュッヘンが指揮するモーツァルトの交響曲のCDを聴いたばかりだった。ブリュッヘンはブロックフレーテの演奏家としてデヴューしてやがて指揮活動も開始した音楽家である。古楽器によるモーツァルト演奏はそれまでのモーツァルト像を一新するもので、きびきびと歯切れのよい音楽を聴かせてくれた。アバド、マゼールと長く親しんできた指揮者がこの世を去っていったが、そこにもう一人が加わった。いずれも私が若かった頃に新進気鋭の若手指揮者として登場してきたのだったが、そうした人たちがいつのまにかそんな齢になっていたのだった。

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東高根森林公園②

2014-08-14 | 東高根森林公園
 草花ではベッコウハゴロモを撮った場所のそばでミズヒキとともにキンミズヒキが咲いていた。
 
 濃い緑の葉の陰から穂先をのぞかせていたのはヌスビトハギか。濃い赤紫の花が映えていた。
 
 レンゲショウマは他の草に囲まれて半ば埋もれるようにして咲いていて、残念ながら初めてこの花を奥多摩山中で見たときのような風情は感じられなかった。日本固有種の花。
 
 セミの方はアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの他、暗い林内からはヒグラシの涼しげな声も聞こえていた。

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東高根森林公園①

2014-08-12 | 東高根森林公園
 今日は予報によると30℃に達しないようだし空を雲が覆っているので陽射しも遮られていくらか楽なのではと思い東高根森林公園にでかけた。しかし、まるで太平洋上の水蒸気をそのまま持ってきたような蒸し暑さで自転車を降りたとたんに汗が噴き出してきた。ダイエットにはいいかもしれないが、これ以上体重が落ちては困るような体形をしているので、汗をかいてもちっとも有難くはない。
 それにしてもどこに出かけても被写体が乏しくフィルムカメラ流に言えば1本も撮らずに帰ってきた。
 草の茎に止まって汁を吸っているのはベッコウハゴロモ。このサイズの写真ではわからないが、拡大してみると目には縞々模様がある。
 
 イナゴは撮ろうとすると気付いてじりじりと柱の裏側に隠れようとする。その動き方が面白い。
 
 このオオシオカラトンボは撮影に協力的で寄っても逃げなかった。帰宅してからコンデジで広角接写をして背景を入れた方がよかったと思ったが後の祭りである。
 
 トンボではオニヤンマとコシアキトンボも何度か見たがなかなか止まってくれない。

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多摩川台公園

2014-08-11 | 多摩川台公園とその近隣公園
 台風がやってくる前の日は比較的涼しく、これなら熱中症の心配もないと多摩川台公園にでかけた。
 陽射しがないので池に行っても暑くないだろうと池に行ってみたが、コシアキトンボとシオカラトンボしかおらず、ショウジョウトンボもクロスジギンヤンマもいなかった。コシアキトンボは今季まだ撮っていなかったので撮りたかったが、そのチャンスがなかった。
 歩いていると地面にカミキリムシがいて触覚に触ってもなんの反応もないので体に触ってみると少し動いたので死んでいるわけではなかった。そのままにしておいては人に踏んづけられてしまいそうなので、撮影後に近くの木に移した。体長は2㎝もないくらいの小ささで図鑑で調べてみるとヒゲナガゴマフカミキリのようだ。この色と模様では木に止まっていたら簡単には見つからないだろう。
 
 その近くではミンミンゼミの声がするので探すと木の幹に止まっていた。あと少しと思って2,3歩前に進むと逃げられてしまった。
 
 多摩川台公園も夏枯れとでもいうか被写体に乏しいので久しぶりに宝来公園に回ってみたが、セミの抜け殻がとても多く多摩川台公園よりも明らかに密度が高いと感じた。
 1mもない中に5つもの抜け殻。セミの抜け殻も多かったが蚊の密度も高く、歩いていてさえ蚊が群がってくるので這う這うの体で退散した。
 

 昨日はニュースで台風の情報を聞いていたところ、緊急地震情報が流れて東北北部と北海道で大きな地震の恐れ、とのこと。幸い大きな被害が出るような揺れではなかったが、台風と併せて今度は地震と誠に日本は災害列島だという思いを深くした。こんな日本にはどう考えても原発は相応しくないと思う。

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