整然と並んだ掛け穂の列。心落ち着く景観です。
さて、私の勤務先がある鶴川駅の駅前広場には数本の木が立っています。この内の1本が一際高く10数メートルあり、この木はスズメのお宿ならぬハクセキレイのお宿になっています。
夕方、日が暮れてくるとどこからともなく、沢山のハクセキレイがあちこちから飛んできます。その内の多くは駅前の4階建てのビルの屋上に、まるでマラソンの選手のように並んでスタートを待っています。そして、時には数羽ずつ、時にはもっと多くのハクセキレイがこの木めがけて飛んでゆき、枝に止まるのです。ハクセキレイの体は文字通り白いので、止まった木は調度白い花が咲いたようです。
少なくとも100羽以上はいるのではないでしょうか。鳴き交わす声が50m位離れた所にいる私にも聞こえてきます。
ビルから飛び立ったものの途中でなぜか引き返してしまうものや、他の鳥より出遅れてしまい、慌てて後を追って飛んでゆく鳥もいたり、とよく見ているとなかなか面白いです。