カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

コゲラ

2008-01-31 | 町田の谷戸
 コゲラはスズメほどの大きさのキツツキの仲間の鳥です。エナガやシジュウカラと比べると多少撮りやすいですが、なにしろ小さいですから大きく撮るのは容易ではありません。中央に写っているのですが、小さくて分かりづらいですね。
 こんなに小さくても静かな雑木林のなかでは、木をつつく音が聞こえてきます。それにギーという特徴的な声で、すぐにコゲラの存在に気づきます。

 昨日から、以前にここで紹介した「かわさき花ごよみ写真展」が場所を変えて始まっています。今回の場所は川崎市民ミュージアム。このミュージアムは自宅から近いので、行って見ましたが、展示点数が大分増え、クローズアップの写真もあって、さらにパワーアップしていました。企画展として、人形作家の「与勇輝展」をやっていることもあって、会場は多くの人でにぎわっていました。

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水の中の落ち葉

2008-01-30 | 町田の谷戸
 これも昨年の写真です。
 小川に沈んだ落ち葉が光と水とともに戯れていました。この小川にはカワニナもいてゆっくりと川底を這っている姿を見ることができます。

 「丸山眞男 音楽の対話」という本を読んでいたら、1936年に初来日したケンプの演奏会に丸山が聞きにいったと書いてあった。丸山はこのとき22歳、ケンプは41歳だから20歳近い差があったわけですが、ほぼ同時代を生きた二人だったのですね。この本の著者によるとケンプは丸山が一番好きな音楽家だったのではないかと書いている。
 私が音楽を聞き始めたころは、ケンプはすでに晩年で、元々、ピアノのテクニックに卓越したピアニストではなかったので、どうもあまり高い評価がされず、ちょっと過去の人という感じでした。しかし、1914年生まれの丸山にとっては、まさに同時代の音楽家だった。それぞれの時代のなかでの歩みを思います。

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魚眼レンズその2

2008-01-28 | 町田の谷戸
 昨日に続いて魚眼レンズの写真、正確には魚眼ズームを使って、一番短焦点側で撮っています。中央の木はイヌシデで以前にこの欄で紹介した木です。このところ撮影に行けていないので、昨年の今頃の写真です。

 今「今、絶滅の恐れがある生き物たち」という本を読んでいます。そこで取り上げられている1種がトノサマガエルです。以前にここでトウキョウダルマガエルが減っているといいましたが、このカエルはトノサマガエルの近縁種です。
 この本でトノサマガエルが減っている原因は、水田の乾田化と中干しであると述べています。乾田化とは冬の間は水を抜いて乾燥化させてしまうことであり、中干しとは、田植え後1ヵ月後に水を抜いて1週間ほど干し上げることです。乾田化により、大型の農機具での作業がやりやすくなり、中干しにより、稲の茎を丈夫にして倒れにくくするのだそうです。乾田化により成体が、中干しによりオタマジャクシが影響を受けて、このダブルパンチで減少しているとのことですが、トウキョウダルマガエルも同じ原因によるものとされています。
 しかし、いずれもちょっとした工夫で大きな減少は防ぐことができるとのこと。
 多様な生物を育む米作りをすることが、安全でおいしい米作りにつながるように思うのですが。

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魚眼レンズ

2008-01-27 | 町田の谷戸
 今週末も仕事や所用のため谷戸には行けず、昨年の1月に撮った写真を掲載します。
 これは魚眼レンズで谷戸を撮ったもの。画角180度なので、うっかりすると三脚の脚が写ってしまいます。中央に写っているのはヤマザクラです。

 デジタルカメラの最近のトレンドとして画像の仕上がりを選べる機能があります。フイルムカメラではフイルムを変えることによって、発色などを変えることができましたが、デジタルでもこれに似たことができるわけです。今度でるペンタックスK20Dの場合、選んだ上にさらに自分で微調整ができるとのことなので、コツをつかめばかなり自分のイメージに合った画像を得ることができそうです。まだ実際に使ったことがないので、実際のところはわかりませんが、楽しみな機能だと思っています。

 

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カメラ

2008-01-24 | 町田の谷戸
 私はペンタックスのデジタル一眼を使っていますが、そのペンタックスから新型のカメラ2機種が発表されました。私のカメラは、発売後3年あまり経ち、かなり旧いモデルになってしまいました。フイルムカメラの場合は、ボディーが3万円のカメラも30万円のカメラも写りは変わりませんでしたが、デジタルの場合はフイルムがカメラに入っているようなものなので、ボディーの能力の差が写りに差になって出てしまうので、新型のカメラは魅力的です。

 この3年ほどの間に手振れ補正や素子のゴミ取り機能は当たり前になり、入門機でさえ1000万画素になりました。そして、2機種のうちの中級機の方は1460万画素で私のカメラの2倍以上もあり十分すぎるほどです。まだ発売は先ですが、どんな映像を結んでくれるのか期待大で、入手することになってしまいそうです。
コメント (2)
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冬の雑木林

2008-01-23 | 町田の谷戸
 篠竹が伐採されて手入れされている雑木林ですが、3、4年前までは篠竹が鬱蒼と生えていました。10年くらいまえに地元の方たちによる管理組合ができて、雑木林などの手入れをしているのです。
 篠竹が密生すると日が当たらないため草本類はなくなってしまい、樹木も新しい世代が育たないので、やがては樹木もなくなって篠竹のみの竹林になってしまいます。ですから、雑木林と下草としての草本類のためには、篠竹を伐採することはとても大事なことなのです。

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霜の下りる条件

2008-01-21 | 町田の谷戸
 谷戸の写真を撮り始めたころは、霜がどういう条件の下で下りるのかが分からず、霜を期待して行って裏切られることが少なくありませんでした。夜の間、晴れて朝冷え込んだこと、風がなかったこと、この2つが大きな条件であることが分かるまで、しばらくかかりました。今だとなんでもインターネットで調べられて便利になりました。

 今日はショパンのエチュードを聞きながら通勤しました。ポリーニの演奏によるもの。当時、この演奏は雑誌、新聞等で絶賛されたと記憶しています。1972年録音ですので、私がクラシックを聞き始めてまだ数年目のころ。このときポリーニは3歳、私は21歳でした。ポリーニは1960年(なんと18歳)にショパン・コンクールで優勝していますが、表舞台でプロとして演奏活動を始めたのは70年代からのようです。10歳近く年が離れていますが、同時代を生きてきたピアニストという思いがあります。
 数年前にアシュケナージ演奏のこの曲のCDを買い、聞きましたが、どうも私には音楽が平板に聞こえて馴染めませんでした。

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ツルウメモドキ

2008-01-20 | 町田の谷戸
 ツルウメモドキ(ニシキギ科)の蔦が高さ6、7メートルある木のてっぺんまで伸びていました。茶色っぽく見えているのは、ツルウメモドキの実です。中の実は朱色をしているのですが、遠いのでこの写真ではそこまで分かりませんね。

 鳥はいろいろな木の実を食べますが、食べられて早くなくなる木といつまでも残っている木があるようで、木によって人気不人気があるようです。

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池畔で

2008-01-19 | あちこち
 先日載せたのと同じ時に撮影したもの。今週は土日とも出勤のため、撮影には出られないので、しばらくはちょっと以前に写したものを掲載します。

 ところで、先日キクイタダキを見たということをここで報告しましたが、今年は里に降りてきたキクイタダキが多いという話を聞きました。昨年はウソが多かったそうです。
 冬鳥が種類によって、年によって多かったり少なかったりするということは珍しいことではありませんが、どうした事情によるものなのでしょうか?

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尾根道

2008-01-17 | 町田の谷戸
 緩やかな傾斜の道が続く、谷戸上の尾根道です。7、8年前までは画面右側の竹薮がもっと鬱蒼と生い茂っていたのですが、刈られて薮の高さが大分低くなり、見通しがよくなりました。
 この尾根からは富士山の頭だけが少し見えますが、今の時期はもちろん真っ白です。
コメント (2)
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