カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

モンキチョウ

2007-11-30 | 町田の谷戸
 モンキチョウがセイタカアワダチソウの花の蜜をストローを伸ばして吸っています。
 私の持っている図鑑によると温度に対する適応力が強いらしく、北の地から南の地まで幅広い生息域を持っているということです。

 セイタカアワダチソウは外来種で、日本であっという間に広まり、日本国中どこもかしこもこの植物に席捲されてしまうのではないかと騒がれましたが、ある程度広まったところで足踏み状態となり、現在は在来の植物と共存しているように見えます。

 植物も昆虫も生存競争は厳しいようですが、一方的な弱者ということはなく、それぞれの生存戦略をもってしたたかに生きているように思えます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲンノショウコ

2007-11-29 | 町田の谷戸
 ゲンノショウコ(フウロソウ科)は、図鑑では夏の花に分類されていますが、秋になっても咲いている花期の長い花です。花の大きさは1cmくらい。花の形から想像できるように、山に行くと草地でよく見られるハクサンフウロと同じ仲間です。

 ゲンノショウコの名の由来は、煎じて飲むと胃腸によく効いて腹痛が見事に治まるところからだそうです。

 イヌタデの群落に埋もれるように咲いているゲンノショウコが面白く感じて摂りました。(11月上旬撮影)

 ところで、昨日は少しピントの外れたヒラタアブのホバリングの写真を掲載しましたが、あの位の接写になるとピントの合う範囲は前後数ミリ程度になります(絞りによって変わってきますが)。

 手持ちでの撮影の場合は、自分の体も多少前後するので、余計にピントを合わせるのは困難になります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホバリング

2007-11-28 | 町田の谷戸
 ヒラタアブがホバリングしながらノハラアザミに接近しているところです。もちろん、目当てはノハラアザミの花粉というごちそうです。
 
 残念ながらヒラタアブにわずかにピントがきていません。飛んでいる虫にピントを合わせるのは難しいです。ヒラタアブの体長は10ミリほどです。

 シャッター速度は1/650秒ですが、羽はぶれて写っていますから、羽ばたきの速さがわかります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二番穂

2007-11-26 | 町田の谷戸
 刈り取った稲から葉が伸びています。早く稲を刈った田圃ほど葉が長く伸びているようです。これからさらに寒さが加わると結局は枯れてしまうのですが、生命力の強さを感じます。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルビーの輝き

2007-11-25 | 町田の谷戸
 ガマズミの実が晩秋の光のなかで輝いていました。完熟した実は宝石のようです。(今週は谷戸行きは休みましたので、先週撮った写真です。)

 ところで、画像を拡大して見る方法ですが、日付のところをクリックすると拡大した画像と文とを一緒に見ることができます。
 わたしも最初はわからず、写真をクリックして拡大していたのですが、2週間ほど前に上記の方法に気づきました。お粗末でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲干し

2007-11-24 | 町田の谷戸
 稲干し風景ですが、すでに脱穀が済んだ稲藁を束ねて立ててあるようです。なんだかオブジェのようですね。

 何年か前から田圃のやり手がいなくなった農家から田圃を借りて、市民が何人かの仲間を集めて田圃作りをやるという例が増えていますが、この稲干しもそうしたグループによるものです。

 田圃をやめてしまえば、荒れるばかりですから、こうして田圃が引き継がれてゆくというのも一つの方法としてあると思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イナゴ

2007-11-23 | 町田の谷戸
 イナゴがノハラアザミに止まったままじっと動きません。昨夜からずっとアザミに止まったまま夜明けを迎えたのでしょう。アザミにはしっとりと露が降りています。
 ノハラアザミも花が終わった株が目立つようになり、いよいよ冬間近です(この写真は先週撮ったものです)。
 
 今日、出勤の途中、大きなヤマザクラにコゲラがいて、ギーという鳴き声を発しながら枝を移っていました。冷え込んだ朝ですが、まぶしいほどの真っ青な空が広がっています。
 私にはギー(なんて気持ちのよい朝なんだ)、ギー(さあ、これから一日の始まりだ)と言っているような気がしました。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リュウノウギク

2007-11-22 | 町田の谷戸
 花の大きさは3センチ位で、高さは5,60センチ位で花といい、葉の形といい。普通見慣れた菊のイメージにぴったりの花です。
 葉をもむとよい香りがします。

 私が子供ころ、庭にはいくつもの菊の鉢があったことが思い出されます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センブリ

2007-11-20 | 町田の谷戸
 センブリはリンドウ科の野草。花は1,5センチくらい。高さは10~20センチくらいのおチビさん。葉が胃の薬になることで有名です。煎じて飲むわけですが、すごく苦いらしいです。写真の株は10センチもないくらいの小ささでした。
 日当たりがよく割りと乾燥した所が好きなようです。
 マムシは、このすぐ近くにいたのです。

 この日の撮影枚数は約200枚。フィルムで撮っていたいたときと比べると数倍に増えています。フィルムだと大体1日に1本から多くても2本くらいでしたから、せいぜい80枚くらいでした。
 やはり、フィルム代を気にせずにシャッターを切れるのは大きいです。
 露出を細かく変えたり、相手が動くものであれば、動きを追ってシャッターを切ったりと、どんどん撮影枚数が増えてゆきます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の谷戸風景

2007-11-19 | 町田の谷戸
 カヤでしょうか、穂に種を沢山付けて風に飛ばされるのを待っています。
 この場所もかなり以前は田圃だったと思われますが、ほとんどその面影はありません。今はホオジロやアオジ、カシラダカなどの野鳥が採餌したり身を潜めたりするのに格好の場所になっています。
 
 コナラやクヌギを中心とした雑木林はまだ紅葉していませんが、白い穂がなびく谷戸の景観に晩秋の訪れを感じます。

 それでも数は少なくなったものの、赤トンボも蝶もイナゴも残り短い生を懸命に生きていました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする