カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

モノクローム

2024-07-04 | 写真
先日の三ッ池公園で水面を眺めていると風の動きで波の斑紋が次々と変化してゆきます。風は弱かったので大きく波立つことはないですが、それでも様々な変化を見せます。水の粘性と風の力の微妙なせめぎ合いが作り出す形。






しばらく撮っていると、なんと蛇がこちらに向かって泳いできました。その速さは予想外でした。


風にそよぐ葉も風の強弱で絶えない動き。しなり、なびき、倒れ、起きを繰り返しています。


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写大ギャラリー「光の術」展

2024-06-28 | 写真
写大ギャラリーは丸の内線中野坂上駅から7分ほどの所にあり、東京工芸大学が持つコレクションを展示するために開設されたギャラリーである。写真史に残るような数々の名作のコレクションが所蔵されている。


今回の企画は風景写真の展示で「光の術」と名付けられている。アンセル・アダムス、エルンスト・ハースなどの巨匠たちの作品の他、日本の作家のものも。
「アサヒカメラ」があったころは、時々、こうした巨匠の作品が掲載されたので見る機会があったが、「アサヒカメラ」も「日本カメラ」もなくなり目にすることがなくなった。


それほど広いギャラリーではないので展示点数は限られますが、名作と接する貴重な機会です。
展示は8月7日まで。
国産のフィルムカメラのコレクション。今はなくなってしまった会社やカメラ製造からは手を引いてしまったメーカーのカメラも。


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「祈り・藤原新也」写真展

2022-12-22 | 写真
 砧公園での撮影の後、公園内にある世田谷美術館で開催中の藤原新也氏の写真展を観ました。かなり大掛かりなもので、畳サイズを超えるサイズの写真も数点ありました。額装もテーマによって様々で工夫が凝らされています。書や絵画もあって表現手段も様々。かつて、アサヒカメラなどの写真誌で見た氏の代表作も多く展示されていました。インドの旅で撮った写真は特に強烈な印象を残します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 1月26日までの開催。

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写真展をはしご

2022-11-23 | 写真
 一昨日は久しぶりに新宿に出かけ写真展をはしごしてきました。はしごをすると言っても、エプソンもリコーも新宿から去ってしまい、新宿の写真ギャラリーはだいぶ少なくなってしまいました。
 今回はまずフォトギャラリー・シリウスを訪ねました。山本純一氏の「カムイの生命」展。北海道の自然を撮影したもので、風景写真もありましたが、どちらかというと鳥と哺乳類が中心。1mを超える大型プリントもあり、なかなかの力作が展示されていました。展示点数は40点余りで、それほど多いというほどではなかったので、もう少し風景や植物の写真があってもよかったのではないかという感想を持ちました。
 
 次はOMシステム・ギャラリーへ。菅原貴徳氏「とりのとき」展。国内で撮影されたものもありましたが、海外取材で撮影した作品が多かったです。南米や中米の鳥は派手な色合いのものが多いので目を惹かれました。少し引いて風景の中の鳥というような作品も見たい感じがしました。
 
 「カムイの生命」展は23日まで、「とりのとき」展は28日まで。

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水越武氏の写真展

2022-11-12 | 写真
 一昨日は目黒のコミュニケーションギャラリーふげん社に水越武氏の写真展「アイヌモシリ―オオカミが見た北海道」を観に出かけました。このギャラリーは駅から遠く不便な所にあるということもあり、自転車で出かけました。前に何度か行ったことがある林試の森公園からさほど離れていない場所にありますが、別の道を通って行ったところ、一度道を間違え、自由が丘の街に入ってしまったので、そこから方向を修正し、目黒通りに出てからは、まっしぐらにギャラリーに向かって走りました。
 
 1階は喫茶店になっていて2階から上がギャラリーになっています。2階では立木義浩氏の個展をやっていたので、まずはそれを見てから、3階の水越武氏の写真展会場へ。
 3階に上がり、狭い通路を抜けると三角屋根の形状をした展示室になっていて、あまり広くないので落ち着いた感じで、なかなかいい雰囲気です。
 
 反対側から通路方向を撮るとこんな感じです。通路にも小さ目なサイズの写真が数点展示されていました。
 
 展示点数は30数点で、テーブル上には写真展と同じタイトルの写真集の見本が置いてありました。つまり、写真集の出版記念展なわけです。
 
 写真は北海道の山、森、植物、動物・・・と北海道の自然が網羅的に撮られています。案内はがきになっている、満月の下で草をはむエゾシカの写真が特に印象的でした。静寂そのものの写真ですが、様々な動物の声など自然のざわめきが聞こえてくるように感じられる写真でした。左がエゾシカの写真。
 
 27日までの開催となっています。
 帰りに久しぶりに林試の森公園に寄りたかったのですが、日が短いこの季節、時間が足りなくなり、まっすぐ帰宅しました。

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エプソン・ギャラリーへ

2021-10-19 | 写真
 半年ぶりに都心にでかけた。目的のひとつは東博の見物だったが、その前にエプソンのギャラリーに寄って三好和義の写真展を観た。新宿から有楽町にエプソンのギャラリーが移転して初めてのこと。
 奄美・沖縄の自然が世界遺産になったことを記念した写真展。
 展示点数が少ないのは残念だったが、大画面で展示されていたので迫力があった。左の滝の写真は畳2枚近い大きさ。
 
 ルリカケスも縦1m以上のサイズ。
 
 
 写真展は27日まで。
 この後、上野に行き東博で鑑賞。

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嶋田忠写真展

2019-09-07 | 写真
 東京都写真美術館で開催中の嶋田忠氏の写真展を観てきました(同展は23日まで開催中)。
 
 初期の作品から近年のものまで時代を追って展示されていますが、初期のものと最近のものとでは画質の向上が一目瞭然でした。特にデジタルになってからの向上が著しいようです。
 アカショウビンやシマフクロウ、ヤマセミの写真は写真集で見覚えのあるものが散見されましたが、シマエナガの写真は初めて見るものばかり。嶋田さんがシマエナガの写真を撮っていることは知りませんでした(ミュージアムショップではシマエナガの写真集も売っていたので買いましたが)。
 NHK・BSで放映された熱帯雨林のフウチョウ類の作品も数多く展示されていました。
 嶋田さんの写真にかける情熱が伝わってくる写真展となっていてお薦めです。
 ミュージアムショップから外を見ると写真のような風景が。
 
 せっかく恵比寿まで来たので國學院大學の博物館に寄ることにしました。前から一度訪ねてみたいと思っていた博物館です。
 一旦恵比寿駅まで戻り渋谷方向に向かって歩いてゆくと小さな川に架かる橋があり、橋の下には大きな白花のキョウチクトウがありました。
 
 そこから少し歩くと今度は赤いキョウチクトウのある家。
 
 恵比寿駅から20分弱で國學院大學の博物館に着きました。
 
 展示作品は次回に。

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東京都写真美術館

2018-12-21 | 写真
 昨日はマイケル・ケンナの写真展を観に恵比寿の東京都写真美術館へ。その前に新宿で写真展3つをはしご。まずはリコー・ペンタックスで会員による入選作品展。以前と比べると少しレベルが下がっていると感じるのはやはりユーザー数が減っているからか。次のエプソンはモノクロで竹と椿を撮影したものですが、一言で言えば真っ黒けの写真。プリントも真っ黒なら会場も照明が暗く真っ暗に近い暗さ。あまりにも暗くて何が写っているのかよくわからず、見る気が失せて2,3分で立ち去りました。最後のニコンはプロの写真家が香港を撮ったものでこちらは楽しめました。
 東京都写真美術館に行くとちょうど65歳以上は無料の日ということで、ラッキーでした。先に3階で展示中の建築写真を見ましたが、アジェやアボットといった写真の初期の作家から現在活躍中の作家の作品まで内容的にも変化に富み、興味深い展示。
 最後に目当てのマイケル・ケンナの展示を観るために地下へ。マイケル・ケンナは私と同世代の人で写真はカメラ誌で少し見た程度ですが、印象に残る風景写真だったので楽しみにしていました。すべてモノクロームの写真で、奇をてらったものではなく実にオーソドックスでクラシックな作風と言っていいもの。風景写真と言っても自然写真ということではなく人工物が入った写真も多い。プリントのサイズは6切りから4切り程度の小さなものが結構あったことと、いわゆるファインプリントではなくあえて粒子が見えるようにしたプリントも少なからずあったのは予想外でした。基本的には諧調の豊かなプリントが多かったですが、ときには必ずしもそうではないものもあり、作品によってさまざまな表現を試みているようです。
ケンナの写真は、写真は引き算であるということを改めて思い起こさせ、プリントのサイズは小さくても写真からはしっかりと語りかけるものが伝わってきました。
 新宿で。クリスマス・イルミネーション(まだ点灯前ですが)。
 
 恵比寿のデパートのショーウィンドーなどの飾りつけ。
 
 
 有名なバカラのシャンデリア。
 
 マイケル・ケンナ展。
 

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新宿で写真展

2017-03-15 | 写真
 一昨日は久しぶりに新宿に行き、写真展のはしごをしてきた。10年以上前まではまだ若かったし、フィルムを買いに行ったり、プロラボに現像に出しに行ったりでよく新宿にでかけてはギャラリー巡りもしたものだが、すっかり行くことが減ってしまった。
 まずは御苑駅近くにあるシリウスというギャラリーでトンボの写真展。シリウスには以前に別の場所にあった頃に行って以来なので、何年ぶりになるのだろうか。ギャラリーは階段を上がって2階にあった。照明の具合もよく見やすいギャラリーで、写真もよいものが多く感心した。
 
 ニコンに用事があったので西口に行く途中、新宿御苑の建物を撮った。後ろの塔はNTTのものだったと思う。
 
 ペンタックスのギャラリーでは津軽の市井の人々を記録したもので長年にわたる労作。新製品のKPが展示されていたので触ってみる。今使っているK-5から色々と進化している部分があるが、K-5は故障もなく結構満足度が高いのですぐには手が伸びない。
 エプソンは3人のプロ作家による写真展でテーマはばらばら。ハービー山口氏のスナップショットと根本タケシ氏の写真に訴求力の強いものを感じた。

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新宿高層ビル街

2016-05-10 | 写真
 久しぶりに電車に乗って中野、新宿へ。中野ではほとんど使わなくなったレンズ5本を売却して代わりに1本を購入し、その後は新宿で写真展を3つ観てきました。
 まずはオリンパスで小檜山賢二氏の昆虫写真展。小檜山氏は昆虫の全身にピントを合わせる撮り方で有名な方ですが、鋭いピントで捉えた昆虫の姿が圧巻でした。展示は11日まで。
 続いてはリコー・ペンタックスで新発売のフルサイズ一眼K-1による展示。A-1?位の大プリントで作例が展示されていましたが、以前にここで見たK-3によるプリントでも十分に美しいプリントだった覚えがあり、正直なところ差を感じることはありませんでした。
 最後はエプソンで三好和義氏による長崎県の軍艦島の展示。モノクロで4×5で撮ったようなカッチリとした静的な写真でした。額も大きなものが使われて余白がたっぷり。1974年に閉山となったとのことで廃坑になってまだ半世紀も経たないとは思えないほど荒廃が進んでいることに驚かされます。いかにも廃墟化しているのでもう1世紀も経っているのではないかと思うほどです。昨年世界文化遺産に登録されたといいますが、今後どのように整備していくのでしょうか。展示は12日まで。
 エプソン・ギャラリーから都庁までは近いので都庁の展望台に上がることにしましたが、前回同様南展望台が休みだったので北展望台へ。
 エプソン・ギャラリーの近くで。
 
 都庁展望台から。雨がぽつぽつ降るという天気だったので霞んでいました。
 
 都庁2階?ロビーのオブジェ。
 

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