カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

写真展の準備続き

2025-02-09 | 写真
前回はプリントとオーバーマットの作成のところまでお話ししました。自分の額を使うのであれば、プリントをオーバーマットに貼り付け、額に挿入するところまで自分ですることができますが、今回は額を借りるのでプリントとオーバーマットを額装などを行う業者に送ることになります。通常、額装を行う業者は展示作業一式を担いますので、展示もお願いすることにしました。もちろん、展示作業には私も立ち会います。もし、手持ちの額を使う場合は、ギャラリーまで運び展示作業も自分で行えば、労力はかかりますが費用はその分少なく済みます。
それ以外の作業としては、案内はがき、案内看板、挨拶文、キャプションの作成、写真・カメラ誌や新聞などマスコミへの掲載依頼があります。これらはギャラリー側で作成、依頼する場合と出品者側で行う場合があり、ギャラリー側で行う場合も費用の負担は様々です。ほぼすべてギャラリー側が負担するものから、作成はするものの費用は出品者がすべて負担する場合もあります。
今回のギャラリーの場合は、ギャラリーは関与せず私の方ですべて作成する方式でした。上記の内、案内看板、挨拶文、キャプションの作成は、上記した展示作業を行う業者に依頼すればやってもらうこともできますが、自分で作成することにしました。写真・カメラ誌等への情報掲載の依頼もこちらが行います。

写真展の開催内容は次のとおりです。足をお運びいただければ幸いです。

写真展「エナガ 翼の天使」
日時 2025年4月2日(水)~14日(月)11:00~19:00 火曜定休
場所 ケンコー・トキナー・ギャラリー JR中野駅下車 徒歩7分

詳しくは、ケンコー・トキナー・ギャラリーのウェブサイトをご覧ください。

写真は出展作品ではありません。
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写真展の準備

2025-02-07 | 写真
以前に今年の4月に写真展を開催すると予告しましたが、それに向けて作業を進めているところです。ここをご覧になっている方の中にも写真展開催に関心をもっておられる方もいらっしゃるかもしれないので、どんな作業が必要になるのかを書いてみたいと思います。
まずは出品作品の選定があります。今回はギャラリーを借りるのに出品予定作品を提出して審査を受けなければならなかったので、その時点でほぼ作品の選考は終わっていました。ギャラリーによって、事前に提出する作品数は異なり、ほぼすべてを提出するところもあれば一部を提出すればよいところもあります。今回の場合はほぼ半数を提出するかたちでした。
審査が通り、開催が決まるといよいよプリント作成となります。外注でラボにプリント依頼するか自分でプリントするかを選択することになりますが、私は自分でプリントすることにしました。
次に出来上がったプリントの裏にバックシートを貼る作業です。展示中にプリントが波打つのを防止するためのものですが、多少の波打ちを覚悟の上であれば省略することもできます。私は貼ることにしました。
次に額装に移ります。展示方法は様々で額縁に入れず、ボード状のものにそのままプリントを貼り付けて展示しているものもよく見られますし、様々な形態がありますが、私は伝統的な額縁に入れる方法にしました。額縁はギャラリー所有の物を借りることにしました。額のレンタル料金はギャラリーによって様々で数百円から千円程度ですが、無料のところもあります。
額にはオーバーマットを入れてプリントの上からかぶせます。オーバーマットの作成は、外注で業者に任せる場合が多いと思いますが、私は自分で行いました。額の大きさに合わせてマット紙をカットするところまでは業者にやってもらい、マット紙に窓を開ける作業は自分で行いました。マット紙は約2㎜の厚さがあるのでマットカッターを使ってもなかなか大変な作業です。
この他にもまだ多くの作業がありますが、続きは改めて記すことにします。

葦原で採餌に余念のないシジュウカラです。採餌に夢中で普段より警戒心が弱かったようです。




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モノクローム

2024-07-04 | 写真
先日の三ッ池公園で水面を眺めていると風の動きで波の斑紋が次々と変化してゆきます。風は弱かったので大きく波立つことはないですが、それでも様々な変化を見せます。水の粘性と風の力の微妙なせめぎ合いが作り出す形。






しばらく撮っていると、なんと蛇がこちらに向かって泳いできました。その速さは予想外でした。


風にそよぐ葉も風の強弱で絶えない動き。しなり、なびき、倒れ、起きを繰り返しています。

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写大ギャラリー「光の術」展

2024-06-28 | 写真
写大ギャラリーは丸の内線中野坂上駅から7分ほどの所にあり、東京工芸大学が持つコレクションを展示するために開設されたギャラリーである。写真史に残るような数々の名作のコレクションが所蔵されている。


今回の企画は風景写真の展示で「光の術」と名付けられている。アンセル・アダムス、エルンスト・ハースなどの巨匠たちの作品の他、日本の作家のものも。
「アサヒカメラ」があったころは、時々、こうした巨匠の作品が掲載されたので見る機会があったが、「アサヒカメラ」も「日本カメラ」もなくなり目にすることがなくなった。


それほど広いギャラリーではないので展示点数は限られますが、名作と接する貴重な機会です。
展示は8月7日まで。
国産のフィルムカメラのコレクション。今はなくなってしまった会社やカメラ製造からは手を引いてしまったメーカーのカメラも。

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「祈り・藤原新也」写真展

2022-12-22 | 写真
 砧公園での撮影の後、公園内にある世田谷美術館で開催中の藤原新也氏の写真展を観ました。かなり大掛かりなもので、畳サイズを超えるサイズの写真も数点ありました。額装もテーマによって様々で工夫が凝らされています。書や絵画もあって表現手段も様々。かつて、アサヒカメラなどの写真誌で見た氏の代表作も多く展示されていました。インドの旅で撮った写真は特に強烈な印象を残します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 1月26日までの開催。
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写真展をはしご

2022-11-23 | 写真
 一昨日は久しぶりに新宿に出かけ写真展をはしごしてきました。はしごをすると言っても、エプソンもリコーも新宿から去ってしまい、新宿の写真ギャラリーはだいぶ少なくなってしまいました。
 今回はまずフォトギャラリー・シリウスを訪ねました。山本純一氏の「カムイの生命」展。北海道の自然を撮影したもので、風景写真もありましたが、どちらかというと鳥と哺乳類が中心。1mを超える大型プリントもあり、なかなかの力作が展示されていました。展示点数は40点余りで、それほど多いというほどではなかったので、もう少し風景や植物の写真があってもよかったのではないかという感想を持ちました。
 
 次はOMシステム・ギャラリーへ。菅原貴徳氏「とりのとき」展。国内で撮影されたものもありましたが、海外取材で撮影した作品が多かったです。南米や中米の鳥は派手な色合いのものが多いので目を惹かれました。少し引いて風景の中の鳥というような作品も見たい感じがしました。
 
 「カムイの生命」展は23日まで、「とりのとき」展は28日まで。
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水越武氏の写真展

2022-11-12 | 写真
 一昨日は目黒のコミュニケーションギャラリーふげん社に水越武氏の写真展「アイヌモシリ―オオカミが見た北海道」を観に出かけました。このギャラリーは駅から遠く不便な所にあるということもあり、自転車で出かけました。前に何度か行ったことがある林試の森公園からさほど離れていない場所にありますが、別の道を通って行ったところ、一度道を間違え、自由が丘の街に入ってしまったので、そこから方向を修正し、目黒通りに出てからは、まっしぐらにギャラリーに向かって走りました。
 
 1階は喫茶店になっていて2階から上がギャラリーになっています。2階では立木義浩氏の個展をやっていたので、まずはそれを見てから、3階の水越武氏の写真展会場へ。
 3階に上がり、狭い通路を抜けると三角屋根の形状をした展示室になっていて、あまり広くないので落ち着いた感じで、なかなかいい雰囲気です。
 
 反対側から通路方向を撮るとこんな感じです。通路にも小さ目なサイズの写真が数点展示されていました。
 
 展示点数は30数点で、テーブル上には写真展と同じタイトルの写真集の見本が置いてありました。つまり、写真集の出版記念展なわけです。
 
 写真は北海道の山、森、植物、動物・・・と北海道の自然が網羅的に撮られています。案内はがきになっている、満月の下で草をはむエゾシカの写真が特に印象的でした。静寂そのものの写真ですが、様々な動物の声など自然のざわめきが聞こえてくるように感じられる写真でした。左がエゾシカの写真。
 
 27日までの開催となっています。
 帰りに久しぶりに林試の森公園に寄りたかったのですが、日が短いこの季節、時間が足りなくなり、まっすぐ帰宅しました。
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エプソン・ギャラリーへ

2021-10-19 | 写真
 半年ぶりに都心にでかけた。目的のひとつは東博の見物だったが、その前にエプソンのギャラリーに寄って三好和義の写真展を観た。新宿から有楽町にエプソンのギャラリーが移転して初めてのこと。
 奄美・沖縄の自然が世界遺産になったことを記念した写真展。
 展示点数が少ないのは残念だったが、大画面で展示されていたので迫力があった。左の滝の写真は畳2枚近い大きさ。
 
 ルリカケスも縦1m以上のサイズ。
 
 
 写真展は27日まで。
 この後、上野に行き東博で鑑賞。
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嶋田忠写真展

2019-09-07 | 写真
 東京都写真美術館で開催中の嶋田忠氏の写真展を観てきました(同展は23日まで開催中)。
 
 初期の作品から近年のものまで時代を追って展示されていますが、初期のものと最近のものとでは画質の向上が一目瞭然でした。特にデジタルになってからの向上が著しいようです。
 アカショウビンやシマフクロウ、ヤマセミの写真は写真集で見覚えのあるものが散見されましたが、シマエナガの写真は初めて見るものばかり。嶋田さんがシマエナガの写真を撮っていることは知りませんでした(ミュージアムショップではシマエナガの写真集も売っていたので買いましたが)。
 NHK・BSで放映された熱帯雨林のフウチョウ類の作品も数多く展示されていました。
 嶋田さんの写真にかける情熱が伝わってくる写真展となっていてお薦めです。
 ミュージアムショップから外を見ると写真のような風景が。
 
 せっかく恵比寿まで来たので國學院大學の博物館に寄ることにしました。前から一度訪ねてみたいと思っていた博物館です。
 一旦恵比寿駅まで戻り渋谷方向に向かって歩いてゆくと小さな川に架かる橋があり、橋の下には大きな白花のキョウチクトウがありました。
 
 そこから少し歩くと今度は赤いキョウチクトウのある家。
 
 恵比寿駅から20分弱で國學院大學の博物館に着きました。
 
 展示作品は次回に。
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東京都写真美術館

2018-12-21 | 写真
 昨日はマイケル・ケンナの写真展を観に恵比寿の東京都写真美術館へ。その前に新宿で写真展3つをはしご。まずはリコー・ペンタックスで会員による入選作品展。以前と比べると少しレベルが下がっていると感じるのはやはりユーザー数が減っているからか。次のエプソンはモノクロで竹と椿を撮影したものですが、一言で言えば真っ黒けの写真。プリントも真っ黒なら会場も照明が暗く真っ暗に近い暗さ。あまりにも暗くて何が写っているのかよくわからず、見る気が失せて2,3分で立ち去りました。最後のニコンはプロの写真家が香港を撮ったものでこちらは楽しめました。
 東京都写真美術館に行くとちょうど65歳以上は無料の日ということで、ラッキーでした。先に3階で展示中の建築写真を見ましたが、アジェやアボットといった写真の初期の作家から現在活躍中の作家の作品まで内容的にも変化に富み、興味深い展示。
 最後に目当てのマイケル・ケンナの展示を観るために地下へ。マイケル・ケンナは私と同世代の人で写真はカメラ誌で少し見た程度ですが、印象に残る風景写真だったので楽しみにしていました。すべてモノクロームの写真で、奇をてらったものではなく実にオーソドックスでクラシックな作風と言っていいもの。風景写真と言っても自然写真ということではなく人工物が入った写真も多い。プリントのサイズは6切りから4切り程度の小さなものが結構あったことと、いわゆるファインプリントではなくあえて粒子が見えるようにしたプリントも少なからずあったのは予想外でした。基本的には諧調の豊かなプリントが多かったですが、ときには必ずしもそうではないものもあり、作品によってさまざまな表現を試みているようです。
ケンナの写真は、写真は引き算であるということを改めて思い起こさせ、プリントのサイズは小さくても写真からはしっかりと語りかけるものが伝わってきました。
 新宿で。クリスマス・イルミネーション(まだ点灯前ですが)。
 
 恵比寿のデパートのショーウィンドーなどの飾りつけ。
 
 
 有名なバカラのシャンデリア。
 
 マイケル・ケンナ展。
 
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