カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

モノクローム

2008-06-30 | 町田の谷戸
 以前から自然をモノクロームで撮ってみたいと思っていたのですが、2台のカメラでカラーとモノクロームの両方を使い分けるのは現実的ではないし、モノクロームで撮ったら現像から自分でやりたいが、そこまでやる時間はないしというわけで、これまでカラーで撮ってきました。
 もう20年近く前になると思いますが、佐々木昆さんという自然写真家が「アサヒカメラ」誌上にモノクロームで撮った花の写真を発表しているのを見たことがあります。
 しかし、デジカメだと簡単に撮り分けられることに気付き、カラーで撮った後、初めてモノクロームで撮ってみました。あまりうまくゆきませんでしたが、また試みてみようと思っています。

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オオバギボウシ

2008-06-29 | 町田の谷戸
 こちらがオオバギボウシで淡い紫色が気品を感じさせます。花の形から推測できるようにユリ科で、高さは7,80センチになります。写真の株の場合は、画面に写っていませんが、上の方にあと3,4個の蕾がありましたので、6,7個の花が咲きますが、下から順に咲いてゆくので、上の方の蕾が開く頃には下の方の花はしおれていることになります。
 花のそばに写っているのはマルハナバチの仲間ですが、三脚に載せたカメラを構えていたところ、蜂が花の中に入ったので出てきた瞬間にシャッターを切ったのですが、蜂の位置が悪く、ピントも外れているしブレてもいて失敗写真となってしまいました。よく昆虫がブレがなく鮮明に撮れている写真が写真集などに載っていますが、あれはほとんどの場合はストロボ光によって、瞬間を切り取っているのです。

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オカトラノオ

2008-06-29 | 町田の谷戸
 この時期に谷戸を彩る花というと真っ先に思い浮かべるのは、このオカトラノオとオオバギボウシ。オカトラノオ(また花に動物の名前が入っていますね)はサクラソウ科で高さは1メートル位になり、他の野草より一際高くすっくと立っているので目に付きます。白い小さな花を穂状に付けますが、穂の長さは10センチあまりでご覧のようにきれいなラインを描きます。
 昨日は風がほとんどなかったので、このような接写でもブレを心配せず写せました。もう少し引いて全体の姿がわかるような写真も撮りたかったのですが、周りの草が密集していて撮りようがなく諦めました。
 ウツボグサもホタルブクロも先週谷戸に行かなかった間にピークは過ぎて、しおれた花が目立つようになりました。ホタルブクロはほとんど写真を撮れずにシーズンを終わってしまい、来年に持ち越しです。

コメント (2)
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ベニシジミ

2008-06-28 | 町田の谷戸
 明日は雨という予報なので、今日、町田の谷戸へ行ってきました。あまり陽は射さなかったのですが、少し歩くと汗ばむ蒸し暑さ。こんな陽気のなかベニシジミが沢山見られました。翅が傷んでいないので、羽化してそれほど経っていない個体だと思われます。

 今日は、久しぶりにアオゲラをじっくり見ることができました。それほど遠くない所で盛んにアオゲラのキョ、キョという鳴き声が聞こえるので、しばらく様子を見ているとアオゲラの姿を双眼鏡で捉えることができました。そのアオゲラが移動してしまい見失うとすぐに別の個体がやってきて、またしきりに鳴いています。双眼鏡で見ると頭の天辺の赤い部分が先程の個体より小さいので、この個体はメスで最初に見たのがオスと分かりました。そして、しきりに鳴いているのは近くに巣立ち雛がいるからではないかと推測しました。
 なおも様子をうかがっていると、ばさばさという羽音が聞こえ、木々の間を移動してゆく鳥の姿が見えました。双眼鏡で確認することはできませんでしたが、まだ不器用な飛び方から、この個体が巣立ち雛だったのだと思います。
 雑木林のなかはかなり暗くて、今日持っていったライカ双眼鏡は20ミリ径のレンズなので、さすがのライカでも鮮明に色彩を見ることは難しかったですが、こんな悪条件下では40ミリ級の双眼鏡が威力を発揮しそうです。

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早苗の田圃

2008-06-27 | 町田の谷戸
 6月15日撮影なので、今頃はもう随分しっかりした稲になっていると思います。左上の田圃だけが、まだこれから田植えです。

 今日の仕事からの帰りに鶴見川でカルガモの親子を見ました。雛の大きさは20センチ余りになっていましたが、数を数えると5羽しかいません。普通は10個近い卵を産むはずなので、少し少なめです。カラスに襲われるなど、何かの事故があって減ってしまったのかもしれません。

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ヤブムラサキの花

2008-06-26 | 町田の谷戸
 6月8日に撮ったものですが、ヤブムラサキ(クマツヅラ科)の花です。秋に紫の美しい実を沢山付けますが、花は5ミリもない小ささです。秋の実は見落とすことはないでしょうが、花の方はうっかりすると見落としてしまいそう。

 私が割合よく見るスポーツはサッカーですが、このところ日本代表はワールドカップの第3次予選、ヨーロッパではユーロ2008が行われているので、TVの視聴時間が増えましたが、日本代表の方は、最終予選に向けて大いに不安を抱かざるを得ない戦いぶりでした。3次予選を首位で突破したとはいうものの内容的には感心しません。まだ気が早いですが、今回は本大会出場ならずを覚悟していた方が、いざその時にショックが少ないと思ったりしています。
 一方のユーロ2008の方も意外な国がベスト4まで勝ちあがってきて、ヨーロッパの国々の力の接近を感じさせます。その意外な国とは、トルコとロシアですが、偶然にもこの両国は共に2002年ワールドカップで日本が対戦した相手です。


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一人前に

2008-06-25 | 町田の谷戸
 トンボの場合もそうですが、昆虫は羽化に失敗して生き残れないということが少なくないようです。これまで見た例では、翅がうまく伸びなかったために飛べなかったり、羽化の途中で蟻に見つかり襲われている場面を見たことがあります。このトンボの場合は、無事、成虫になれました。(6月15日撮影)

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ウラナミアカシジミ

2008-06-23 | 町田の谷戸
 蝶は種類によって食草が決まっていますが、この蝶の場合はコナラ、クヌギですので、まさに雑木林を構成する代表的な木が食草になっています。蝶の翅の模様のヴァリエーションというのもどうしてこの模様になったか、不思議に満ちていますね。(6月8日の撮影)

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ビヨウヤナギ②

2008-06-22 | あちこち
 色温度を変えて撮ってみると色合いが大分変わって、ちょっと変わった雰囲気の写真となります。デジタルカメラは、簡単に色温度を変えて撮ることができる利点があります。

 先週、町田の谷戸に行ったときのことですが、田圃の近くを通りかかるといきなり声がして、見るとカルガモ2羽がわずか3メートルくらいの所にいて、ゆっくりと私から遠ざかろうとしていました。こちらはあまり意識せずにそのまま通り過ぎると、カルガモも歩くのを止めて、座り込んで休んでしまいました。そのときの私との距離は10メートル程。餌付けをしているわけでもないカモが、わずか3メートルまで人の接近を許すなどということは以前は考えられなかったことです。以前にこのブログで書いたコサギもそうでしたが、どうもこの頃、人間にあまり警戒心を持たない野鳥が増えてきたように感じています。
 このカルガモですが、ゆっくりと私から離れようとしながら、ぶつぶつと鳴きながら歩いていましたが、このぶつぶつが私には「せっかく、のんびりと休んでいたのに邪魔なんだから、迷惑だよ・・・ぶつぶつ」と聞こえたのでした。

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ビヨウヤナギ

2008-06-22 | あちこち
 今日は昼頃から雨という予報だったため、いつもの谷戸行きは中止。そこで今日は庭に咲いているビヨウヤナギ(オトギリソウ科)を撮ってみました。もう満開を過ぎていますが、水滴が一杯ついて瑞々しく見えました。

 今、昨晩聞いたブランデンブルク協奏曲をG・レオンハルト盤で聞いていますが、この演奏は古楽器を使っているので、昨晩の演奏の響きに似ていますが、ライナーノートによるとホルンはナトゥーア・ホルンとなっています。昨晩もらったパンフレットにはホルンはコルノ・ダ・カッチャと表記されていて、ナトゥーア・ホルンとこれとは違うのかと思ったのですが、ウィキペディアで調べるとコルノ・ダ・カッチャとはフレンチ・ホルンの先祖とあるので、どうも両者は同じ楽器のようです。

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