Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

鍋割山

2010年05月01日 | 身辺雑記
 いよいよ連休入り。私はカレンダーどおりの生活ですが、皆さんはいかがですか。

 4月29日(今では「昭和の日」ですね)には、神奈川県の丹沢の鍋割山に行ってきました。標高は1,272メートル。私の主要な山のフィールドで、年に何度か登っています。

 まず小田急の渋沢駅で下車して、バスで大倉へ。そこから歩き始めます。最初は平坦な林道歩き。天気予報が外れて、雨がパラパラ降ってきました。傘をさして黙々と歩きました。雨に濡れた新緑が目にしみるようです。

 長い林道歩きが終わって、後沢乗越(うしろざわ・のっこし)という場所から稜線に出ます。途端にものすごい風。ゴーッ、ゴーッと音を立てて吹いてきます。幸いにも雨がやんでいたので助かりました。木々の水滴が吹き飛ばされてきますが、それくらいなら雨具がなくても大丈夫です。

 そのような荒天がなぜか気持ちよくて、なぜだろうと考えました。もしかすると、穏やかな好天のときは、人間はお客さま扱いされているけれど、荒天のときには、自然があるがままの姿を現すので、人間のDNAにひそむ野性が刺激されるからではないか、と思いました。もっとも、アウトドア派ではない私がこんなことを言うのは、とんだお笑い種かもしれませんが。

 頂上に着いて、いつものとおり鍋割山荘で鍋焼うどんを注文しました。これがこの山の楽しみの一つです。もう一つの楽しみは、小屋主の草野さんに会うこと。この日もしばしの歓談を楽しみました。草野さんは若いころは100キロ!!!を超える荷物を担ぎ上げるかたでしたが(その記録と写真がホームページ「鍋割ネット」に載っています↓)、そのころからシャイで、謙虚で、高潔な人柄でした。還暦をすぎた今でも、人柄に変わりはありません。
http://nabewari.net/

 下山路では、風はまだあるものの、雨の心配がなくなり、マメザクラの白く清楚な花や、ミツバツツジの赤紫色の花を楽しみました。林道に下りたころには、空はすっかり晴れあがり、新緑がシャワーのようにふりそそいできました。

 小田急で帰路につき、某駅でJRに乗り換えようとしたとき、目に「生ビール最初の一杯は10円」という看板が入ってきました。どうもこういう看板に弱くて・・・。そのお店は中華料理屋さん。あれこれ点心の小皿をお願いするうちに、一杯ですむはずもなく。結局何杯飲んだかは、ちょっとここでは・・・。
コメント
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