昨日は休暇がとれたので、日~月で伊豆に行ってきました。
日曜日はJRの踊り子号で伊豆高原へ。そこからタクシーで天城高原ゴルフ場へ。目指すは天城山です。タクシーを降りる直前に、目の前に路線バスが見えました。これは私のリサーチ不足。伊東駅から路線バスが走っていました。
タクシーを降りて、だらだらした山道を歩いていると、なんの苦もなく万二郎岳(ばんじろうだけ)の山頂へ(天城山は万二郎岳と万三郎岳(ばんざぶろうだけ)の総称です)。
山頂はブナの樹林になっていて、私のホームグラウンドの丹沢と似た雰囲気でした。
山頂からは稜線歩きになって万三郎岳へ。途中にアセビの高木がトンネル状態になっているところがあり、見事でした。丹沢にもアセビがありますが、こんなに高木になっているのは見たことがありません。万三郎岳の山頂近くではシャクナゲの薄桃色の花が咲いていて、思わず駆け寄ってしまいました。
山頂からの下山路は、私のもっている古い地図(1989年版)とは変わっていて、稜線上をしばらく八丁池方面に行ったところにありました。そこから下ってのんびり歩いていると、ヒメシャラの樹林がありました。赤茶色の滑らかな幹がくねくねと曲がり、あるいは二股に分かれて伸びているさまは、シュールレアリスムの絵のようでした。
ゴルフ場に戻ると、伊東駅行きのバスが待っていました。それに乗れば悠々と帰京できる時間でしたが、翌日は休暇がとれているので、伊豆高原の公共の宿で一泊。温泉に入って、刺身をつまんで地酒を飲んでいたら、いい気分になりました。
翌日は、池田20世紀美術館へ。ここは一度来たいと思いながら、なかなかその機会がなかった美術館です。常設展も面白かったのですが、開館35周年を記念する特別展の第1弾の「稲垣考二展 表面描写からタブローへ」に圧倒されました。
私はこの画家を知りませんでしたが、1952年生まれとのこと。私と同世代です。同世代ならではの問題の共有を感じました。絵のテーマはほとんどが女性、しかも裸体です。赤紫色を多用したどぎつい色彩によって執拗に描かれたそれらの絵を見ながら、オトコとは、本音のところでは、女性に囚われた生き物かもしれないと思いました。
バスで伊東駅に出ました。昼は駅弁では味気ないので、食堂に入りました。金目鯛の煮付け定食を注文したら、「少々お時間がかかりますが、よろしいですか」とのこと。
「どのくらいですか。」
「10~15分くらいです。」
「では、ビールを一本お願いします。」
昼のビールがきいたのか、帰りの電車のなかでは睡魔に襲われました。
日曜日はJRの踊り子号で伊豆高原へ。そこからタクシーで天城高原ゴルフ場へ。目指すは天城山です。タクシーを降りる直前に、目の前に路線バスが見えました。これは私のリサーチ不足。伊東駅から路線バスが走っていました。
タクシーを降りて、だらだらした山道を歩いていると、なんの苦もなく万二郎岳(ばんじろうだけ)の山頂へ(天城山は万二郎岳と万三郎岳(ばんざぶろうだけ)の総称です)。
山頂はブナの樹林になっていて、私のホームグラウンドの丹沢と似た雰囲気でした。
山頂からは稜線歩きになって万三郎岳へ。途中にアセビの高木がトンネル状態になっているところがあり、見事でした。丹沢にもアセビがありますが、こんなに高木になっているのは見たことがありません。万三郎岳の山頂近くではシャクナゲの薄桃色の花が咲いていて、思わず駆け寄ってしまいました。
山頂からの下山路は、私のもっている古い地図(1989年版)とは変わっていて、稜線上をしばらく八丁池方面に行ったところにありました。そこから下ってのんびり歩いていると、ヒメシャラの樹林がありました。赤茶色の滑らかな幹がくねくねと曲がり、あるいは二股に分かれて伸びているさまは、シュールレアリスムの絵のようでした。
ゴルフ場に戻ると、伊東駅行きのバスが待っていました。それに乗れば悠々と帰京できる時間でしたが、翌日は休暇がとれているので、伊豆高原の公共の宿で一泊。温泉に入って、刺身をつまんで地酒を飲んでいたら、いい気分になりました。
翌日は、池田20世紀美術館へ。ここは一度来たいと思いながら、なかなかその機会がなかった美術館です。常設展も面白かったのですが、開館35周年を記念する特別展の第1弾の「稲垣考二展 表面描写からタブローへ」に圧倒されました。
私はこの画家を知りませんでしたが、1952年生まれとのこと。私と同世代です。同世代ならではの問題の共有を感じました。絵のテーマはほとんどが女性、しかも裸体です。赤紫色を多用したどぎつい色彩によって執拗に描かれたそれらの絵を見ながら、オトコとは、本音のところでは、女性に囚われた生き物かもしれないと思いました。
バスで伊東駅に出ました。昼は駅弁では味気ないので、食堂に入りました。金目鯛の煮付け定食を注文したら、「少々お時間がかかりますが、よろしいですか」とのこと。
「どのくらいですか。」
「10~15分くらいです。」
「では、ビールを一本お願いします。」
昼のビールがきいたのか、帰りの電車のなかでは睡魔に襲われました。