Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

チロル旅行日記

2018年05月03日 | 身辺雑記
 友人4人を連れてオーストリアとドイツの旅に行き、添乗員の真似事をしてきました。以下はその旅日記です。

 4月23日(月)。夕方にミュンヘン空港着。中央駅の近くのホテルにチェックイン後、皆さんとビアホールの「ホーフブロイハウス」へ。かつてはヒトラーがアジ演説をしたこともあるビアホール。ミュンヘン名物の白ビールで乾杯。ブラスバンドが陽気な音楽を演奏し、店内は耳を聾さんばかりの盛り上がりぶり。

 4月24日(火)。鉄道でオーストリアのチロル地方のブリックスレッグへ。特急は停まらないローカル駅です。そこからバスで30分ほどのアルプバッハへ。「オーストリアで一番美しい村」に選ばれたことがあるという小村。牧草地にはタンポポが咲き乱れ、遠くの山並みには白い雪がかぶっています(写真↑)。友人の一人は「平和そのものだな」と。

 4月25日(水)。真っ青な空のもと、午前中はハイキング。タンポポ以外にもリュウキンカ、サクラソウなどの花が咲き、花好きの友人は大喜び。午後はアルプバッハに戻って、各自のんびり過ごしました。

 4月26日(木)。あいにくの小雨。さて、どうするかと相談した結果、インスブルックまでの小旅行に出かけました。

 4月27日(金)。快晴。ドイツのバイエルン地方のガルミッシュ・パルテンキルヘンへの移動日。インスブルックからガルミッシュ・パルテンキルヘンまでの区間はアルプスの山々が連なる絶景路線。皆さんは写真を撮るのに大忙し。ガルミッシュ・パルテンキルヘンに到着後、ドイツの最高峰ツーク・シュピッツェへ。登山鉄道とロープウェイで山頂へ。アルプスの大展望に歓声が上がりました。

 4月28日(土)。午前中はガルミッシュ・パルテンキルヘン内を散策。町外れにある作曲家リヒャルト・シュトラウスの屋敷まで歩き、そこからツーク・シュピッツェの雄姿を眺めて「アルプス交響曲」を思い浮かべました。午後は鉄道でミュンヘンに移動し、ニンフェンブルク宮殿を見学した後、ミュンヘン大学に行き、ナチスに対する抵抗運動「白バラ」に想いを馳せました。

 4月29日(日)。午前中はダッハウ強制収容所跡へ。ナチスが作った多数の強制収容所の最初期のもの。言葉もありません。夜は2人の希望者とともにバイエルン州立歌劇場でオペラ「メフィストーフェレ」を鑑賞。今回の旅では添乗員の真似事に徹したため、オペラを観て、やっと自分を取り戻せた感じがしました。
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