平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

24 シーズンⅣ 第5話

2006年09月23日 | テレビドラマ(海外)
 第5話(11:00)
 敵との駆け引き・読み合いというのは面白い。
 テロリスト(ハッサン)を衛星映像を使って気づかれないように追うジャック。
 ハッサンの先にはヘラー長官がいる。ジャックはドリスコルから尾行を委託された。
 しかしトラブル。
 信号で動かない前の車にハッサンがクラクション。
 前の車の男たちは車から降りてきて因縁。
 おまけにハイウェイパトロール。因縁のトラブルは解消されたが、ハイウェイパトロールはハッサンの車が盗まれた車ではないかと照合を始める。
 実際、ハッサンの車はハッサンが盗んだ物だった。照合をされれば拘束され、ヘラー長官への道は閉ざされる。
 ジャックはハイウェイパトロールの本部を動かして、何もなかったことにするが、これからハッサンは疑念を抱いた。
 自分が捕まらないのはおかしい。自分は尾行されている。
 もともとハッサンは強盗を装ったジャックをその手際の良さと行き届いた神経から「ただ者ではない」と見破った男だった。失敬が細かく洞察力に富んでいる。
 ジャックは拘束することに方針を切り替えるが、後の祭り。
 ハッサンは対向車のタンクローリーに突っ込んで、ガソリンが炎上して自殺。
 息詰まる駆け引きだ。
 その後、ジャックはこのまわり5キロの熱探査を行って、敵のアジトを築堤する。
 そして同時並行の事件。
 ヘラー長官と娘のオードリーはインターネットを通じて裁判をされ、処刑されるのを潔しとせず、ガス自殺を考える結局はガス漏れで気づかれ、未遂で終わるが。
 そしてアラス家。
 ベルースの父親が戻ってきた。ベルースの母親は薬で死んだデビーの体を銃で撃ち、その銃をベルースに持たせる。ベルースがデビーを殺せなかったことを父親に知らせたくないため、ベルースがデビーを銃で殺したことにするためだ。
 アラス家はこの親子3人の気持ちの描き方が面白い。
 一方、CTU。
 クロエは命令違反をしたことで拘束。一方、新規募集のオペレーター・マリアンが暗躍。「クロエに協力したことをばらす」とエドガーを脅して、上級者しかアクセスできない情報ラインにアクセスできるようにする。
 この様に「24」ではジャック以外のエピソードも見逃せない。
 これらのエピソードがどんどん発展していって、事件解決の障害になったり、糸口になったりするのだ。
 また個々のエピソードにはサスペンス・謎があり、愛憎のドラマがある。
 「24」の成功はこの同時進行のエピソードを大事に描いたことになる。
 単線でない複線のドラマ。
 実に魅力的だ。
 ラストは大統領。
 ヘラーの居場所を突きとめたというCTUからの報告を受け、大統領は判断を迫られる。テロリストが裁判を開始するのは12時。その数分後にはヘラーの処刑が行われる。それまでに海兵隊は間に合わない。

コメント
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