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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

マイ★ボス マイ★ヒーロー 第8話 

2006年09月03日 | 学園・青春ドラマ
 27がひとつになる。
 27番目のキモロンゲくんが参加していなくて、連れに行ったり(強制連行)したりして。
 そして文化祭。
 27がひとつになった。
 よくあるモチーフ、よくあるテーマだが、設定が面白くしている。
 「ギャルサー」もそうだったが、この枠の作品は、ある意味使い古されたモチーフ・テーマを新鮮なものに料理して見せるのがうまい。

 さて、うまい料理にはその他の食材が必要だ。
 その食材はこんな感じ。

1.真喜男(長瀬智也)はクラスメイトの名を全員覚えていた。
 ライブの練習の時、真喜男は3年A組のメンバーの名を呼んで、演奏でよかった点をひとりひとりに言った。以前はその他、大勢だったメンバーの名をすべて言えた。
 それは3年A組が「自分の組」になったから。
 この進歩、変化。
 もっとも桜小路(手越祐也)くんだけは、相変わらず「桜なんとか」だけれども。
2.ボスとしての成長。
 「27人まとめ上げるのも、5千人をまとめ上げるのも同じだ」という真喜男。
 受験、たるい、格好悪い、様々な価値観を持つ27人をまとめ上げる大変さを知った真喜男。
 それは弟の台頭で内部抗争の起こっている関東鋭牙会でも同じ。
 人をまとめ上げるのは力だけでないことを知った真喜男は立派なボスになっていくだろう。
3.バースデーパーティ
 ライブでは真喜男が失敗。
 そのせいで賞を取れなかったことを謝る真喜男。
 だが、クラスメイトたちにとって優勝などは関係なかった様。
 卒業前に大切な楽しい体験をさせてもらった真喜男に感謝。
 それをバースデーケーキ(28本ローソクが立っている)で表した。
 号泣の真喜男。
4.恋人・友人の協力
 真喜男の言われクラスメイトとして関わっていくことにしたひかり(新垣結衣)。そのひかりは早速、「学園祭に協力するよ」と言ってくれた。
 和弥(田中聖)は真喜男そのもの。
 星野くんら(若葉竜也)を脅して参加させた。
 南先生(香椎由宇)は、くじけそうになる真喜男を叱咤激励、フォローする。
 半ば妄想も交えて。

 この様にして作られている「マイ★ボス マイ★ヒーロー」。
 調味料であるディティルも効いている。
・真喜男の家にやってきた桜なんとかくん。
 彼に組員を見られそうになって、和は吹き矢で対抗!おまけに壁がスライド。
・目安箱への投書から文化祭の出し物を決める真喜男。
 しかし、殆どは否定的な投書。
 真喜男は前向きになり、投書の頭文字を組み合わせて音楽をやることに決定。
・譜面の♯は黒井の「井」。
 おまけに真喜男は半音上げるのを実演。
・マッキーの秘密。
 体育の時一緒に着替えない。ブランド物の財布持ってるのに弟は働いてる。好きなのにひかりをふった。
・人の身体は何万もの細胞、遺伝子で出来ていることを学んだ真喜男。
 空想で具体的にイメージ。
 おまけに手足の様に働いてくれる和のことを、すでに自分の一部と認識。 

 さて、最終回に向かって動き出した「マイ★ボス マイ★ヒーロー」。
 組同士の抗争に学園が巻き込まれていくようだ。
 真喜男、桜小路、ひかり、南先生らがどんなリアクションをしていくか見えない。
 最終的には「卒業」「友情」ということで収まるだろうが、その間に彼らがどんなリアクションをするか?
 そして真喜男。
 卒業して、ヤクザというものをどう捉えるか?
 その辺も楽しみだ。
コメント
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