「桑野さんのこと、好きになっちゃったも……」と語るみちる(国仲涼子)。
信介(阿部寛)は実は魅力的な人間の様だ。
偏屈・毒舌。
マニアック、ウンチク野郎。
自己中。あまのじゃく。
それらは他人を自分の領域に立ち入らせないためのガード。
でもそれらの欠点も慣れてくると味になる。
ないと寂しくなる。
また自分の仕事には信念を持っている。
それゆえトラブルもあり苦労させられるが、放っておけない。
信介の様な人間への関わり方には3通りある。
ひとつは動物園で檻の中の動物を見るような関わり方。
最初の頃のみちるや夏美(夏川結衣)の関わり方だ。
ひとり焼き肉、ひとり帽子。遠くから見ている分には十分に楽しい。
二番目は近づきすぎてもう勘弁という関わり方。
信介には近づき過ぎると毒舌・皮肉で噛みつかれる。
中盤の夏美らがそう。
いっしょにいてメチャクチャムカつく。振り回される。
三番目は信介を理解する関わり方。
動物を手なづけると言ってもいい。
信介の行動パターンや思考を理解して操縦していく。
この場合は摩耶(高島礼子)がそう。
最近は夏美も出来るようになってきた。
ボディガードをすることの返事をみちるは否定と取るが、夏美は了解と取った。
そして三番目の関わり方、レベル3まで行くと信介から離れられなくなる。
噛めば噛むほど味のある人間。
もっと相手のことを知りたくなる。
マニアックに信介と関わりたくなる。
それは金田と対照的だ。
つき合う女の子の趣味に合わせてボウリングをしたり、人気スポットに行ったりする金田には自分がない。
雑誌に載っているマニュアルどおりに行動している人間と言ってもいい。
ある意味、薄っぺらだ。それゆえつき合う女の子も毎回違っている。
一方、信介は毎回夏美。ときどき、みちると摩耶。
よく分からない人間・信介。(それゆえ信介は変人なのだが)
そんな信介にはマニアックに関わりたくなる。
今回のストーカー事件で見せた信介の熱い心。
信介はまた新しい顔を見せた。(夏美はケンちゃんの時に見ているか。動物に対してだったけど)
それは夏美、そしてストーカー当事者のみちるには新鮮だったろう。
男女の関係にマニュアルはない。
よく優しい人、尊敬できる人がいいと言われるが、それだけでは物足りない。
強い気持ちがあれば成立するものではない。
理屈では説明できない何かがある。
それをいわゆる恋愛ドラマのマニュアルどおりではなく、描いた所にこのドラマの凄さがある。
さて、次回は夏美。(恐らくみちるの想いは、一時的な思いこみとして描かれるだろう)
レベル3になった夏美がさらにどんな信介を見出すか?
予告では「キャッチボールがしたい」と夏美は信介に言っている様だったが。
★あらすじ(公式HPより)
ある日、鍵を部屋の中に置き忘れたままゴミ出しをした信介(阿部寛)。オートロックを解除できず、柵を乗り越えようとしている姿を警官が目撃。不審者扱いされているところを愛犬・ケンの散歩を終えたみちる(国仲涼子)に助けられる。信介の事務所では、摩耶(高島礼子)が壁紙を花柄にしたいというクライアントの要望を伝えに来た。「花柄は俺がこの世で嫌いなものトップ5に入るんだ」という信介の予想通りの反応に、顔を見合わせる摩耶と英治(塚本高史)。
一方、まんが喫茶では、みちるが夏美(夏川結衣)に、最近届く不気味なメールを相談。みちるをマンションまで送って来た夏美は、「桑野さんと一緒に帰ってもらえばいいじゃない」と言い出す。「桑野さんでもいた方がマシでしょ」という夏美に納得させられるみちる。「ボクに何かメリットあるんですか?」と言い、部屋に入ってしまった信介に拒否されたと思いきや、信介は「で、何時にどこで待ち合わせるんだ?」と聞くのだった。
摩耶に説得された信介は、花柄の取り入れ方を研究するために街を散策し、みちると合流して一緒に帰ることになる。メールが届くだけのストーカーに「大げさだなあ」と取り合わない信介に、みちるは女性にとってストーカーがどれほど恐怖なのかを話す。
その夜、ケンの散歩にも付き合う信介だが、放置自転車に乗っているところを警官に見られ、交番で事情を聞かれる羽目に。ストーカーの件を警官に話す信介だが、「何かあったら連絡下さい」という反応に、「何かあってからでは遅い。権力ばっかり振りかざしてないで、税金払った分、何かして下さい」と言い放つ。部屋に戻ったみちるは、夏美にその出来事を報告するが、ストーカーから信介と2人でいたことを知っているという内容のメールが届き、さらに不安が込み上げるのだった。
信介は渋々ながらも壁紙に花柄を取り入れた設計図を完成させると、摩耶と英治に「俺がそういう仕事したってことは秘密だぞ!」と釘を刺し、胃痛で中川病院を訪れた。夕べの出来事を褒める夏美に信介は「お節介だな」とつぶやく。
一方、みちるは、お化け屋敷で携帯電話を落とし、ミイラ男の扮装をした若者に拾ってもらったことを思い出す。信介は、夏美と一緒にお化け屋敷に行くと、ミイラ男に扮装した田島と話をするが、犯人であることを否定。
「やっぱり人違いかな」と話し合う信介、夏美、みちる。夏美は茶化すような信介の言動に腹を立てるが、逆に「僕は一貫してしょうがなくあなたに付き合ったいるんです」と言われてしまう。ショックを受けながらも、信介の言い分を認めた夏美は、「今夜からみちるちゃんは私が家まで送ります」とその場から出て行くのだった。
その頃、インターネットには信介が嫌々完成させた設計が流出していた。その後、英治が怪我をしたという連絡で中川病院に駆けつけた信介。英治がインターネットに流出させた犯人が内装業者の社員と気づき、殴りに行ったものの、逆にやられたと知らされる。ポリシーを曲げて仕事をした信介の気持ちが分かっていたのに・・・と後悔する英治。信介は「俺、桑野さんの味方です」と言う英治の言葉に、屋上で1人、涙を流すのだった。
一方、みちるがいる喫茶店に田島が出現。駆けつけた夏美とみちるが困惑していると、信介が入って来た。「結局、あなたですか?」という信介にシラを切る田島だが、信介の執念のような迫力に、田島はおずおずと退散するのだった。
その帰り道、みちるは夏美に「桑野さんのこと、好きになっちゃったも……」と告白する。
信介(阿部寛)は実は魅力的な人間の様だ。
偏屈・毒舌。
マニアック、ウンチク野郎。
自己中。あまのじゃく。
それらは他人を自分の領域に立ち入らせないためのガード。
でもそれらの欠点も慣れてくると味になる。
ないと寂しくなる。
また自分の仕事には信念を持っている。
それゆえトラブルもあり苦労させられるが、放っておけない。
信介の様な人間への関わり方には3通りある。
ひとつは動物園で檻の中の動物を見るような関わり方。
最初の頃のみちるや夏美(夏川結衣)の関わり方だ。
ひとり焼き肉、ひとり帽子。遠くから見ている分には十分に楽しい。
二番目は近づきすぎてもう勘弁という関わり方。
信介には近づき過ぎると毒舌・皮肉で噛みつかれる。
中盤の夏美らがそう。
いっしょにいてメチャクチャムカつく。振り回される。
三番目は信介を理解する関わり方。
動物を手なづけると言ってもいい。
信介の行動パターンや思考を理解して操縦していく。
この場合は摩耶(高島礼子)がそう。
最近は夏美も出来るようになってきた。
ボディガードをすることの返事をみちるは否定と取るが、夏美は了解と取った。
そして三番目の関わり方、レベル3まで行くと信介から離れられなくなる。
噛めば噛むほど味のある人間。
もっと相手のことを知りたくなる。
マニアックに信介と関わりたくなる。
それは金田と対照的だ。
つき合う女の子の趣味に合わせてボウリングをしたり、人気スポットに行ったりする金田には自分がない。
雑誌に載っているマニュアルどおりに行動している人間と言ってもいい。
ある意味、薄っぺらだ。それゆえつき合う女の子も毎回違っている。
一方、信介は毎回夏美。ときどき、みちると摩耶。
よく分からない人間・信介。(それゆえ信介は変人なのだが)
そんな信介にはマニアックに関わりたくなる。
今回のストーカー事件で見せた信介の熱い心。
信介はまた新しい顔を見せた。(夏美はケンちゃんの時に見ているか。動物に対してだったけど)
それは夏美、そしてストーカー当事者のみちるには新鮮だったろう。
男女の関係にマニュアルはない。
よく優しい人、尊敬できる人がいいと言われるが、それだけでは物足りない。
強い気持ちがあれば成立するものではない。
理屈では説明できない何かがある。
それをいわゆる恋愛ドラマのマニュアルどおりではなく、描いた所にこのドラマの凄さがある。
さて、次回は夏美。(恐らくみちるの想いは、一時的な思いこみとして描かれるだろう)
レベル3になった夏美がさらにどんな信介を見出すか?
予告では「キャッチボールがしたい」と夏美は信介に言っている様だったが。
★あらすじ(公式HPより)
ある日、鍵を部屋の中に置き忘れたままゴミ出しをした信介(阿部寛)。オートロックを解除できず、柵を乗り越えようとしている姿を警官が目撃。不審者扱いされているところを愛犬・ケンの散歩を終えたみちる(国仲涼子)に助けられる。信介の事務所では、摩耶(高島礼子)が壁紙を花柄にしたいというクライアントの要望を伝えに来た。「花柄は俺がこの世で嫌いなものトップ5に入るんだ」という信介の予想通りの反応に、顔を見合わせる摩耶と英治(塚本高史)。
一方、まんが喫茶では、みちるが夏美(夏川結衣)に、最近届く不気味なメールを相談。みちるをマンションまで送って来た夏美は、「桑野さんと一緒に帰ってもらえばいいじゃない」と言い出す。「桑野さんでもいた方がマシでしょ」という夏美に納得させられるみちる。「ボクに何かメリットあるんですか?」と言い、部屋に入ってしまった信介に拒否されたと思いきや、信介は「で、何時にどこで待ち合わせるんだ?」と聞くのだった。
摩耶に説得された信介は、花柄の取り入れ方を研究するために街を散策し、みちると合流して一緒に帰ることになる。メールが届くだけのストーカーに「大げさだなあ」と取り合わない信介に、みちるは女性にとってストーカーがどれほど恐怖なのかを話す。
その夜、ケンの散歩にも付き合う信介だが、放置自転車に乗っているところを警官に見られ、交番で事情を聞かれる羽目に。ストーカーの件を警官に話す信介だが、「何かあったら連絡下さい」という反応に、「何かあってからでは遅い。権力ばっかり振りかざしてないで、税金払った分、何かして下さい」と言い放つ。部屋に戻ったみちるは、夏美にその出来事を報告するが、ストーカーから信介と2人でいたことを知っているという内容のメールが届き、さらに不安が込み上げるのだった。
信介は渋々ながらも壁紙に花柄を取り入れた設計図を完成させると、摩耶と英治に「俺がそういう仕事したってことは秘密だぞ!」と釘を刺し、胃痛で中川病院を訪れた。夕べの出来事を褒める夏美に信介は「お節介だな」とつぶやく。
一方、みちるは、お化け屋敷で携帯電話を落とし、ミイラ男の扮装をした若者に拾ってもらったことを思い出す。信介は、夏美と一緒にお化け屋敷に行くと、ミイラ男に扮装した田島と話をするが、犯人であることを否定。
「やっぱり人違いかな」と話し合う信介、夏美、みちる。夏美は茶化すような信介の言動に腹を立てるが、逆に「僕は一貫してしょうがなくあなたに付き合ったいるんです」と言われてしまう。ショックを受けながらも、信介の言い分を認めた夏美は、「今夜からみちるちゃんは私が家まで送ります」とその場から出て行くのだった。
その頃、インターネットには信介が嫌々完成させた設計が流出していた。その後、英治が怪我をしたという連絡で中川病院に駆けつけた信介。英治がインターネットに流出させた犯人が内装業者の社員と気づき、殴りに行ったものの、逆にやられたと知らされる。ポリシーを曲げて仕事をした信介の気持ちが分かっていたのに・・・と後悔する英治。信介は「俺、桑野さんの味方です」と言う英治の言葉に、屋上で1人、涙を流すのだった。
一方、みちるがいる喫茶店に田島が出現。駆けつけた夏美とみちるが困惑していると、信介が入って来た。「結局、あなたですか?」という信介にシラを切る田島だが、信介の執念のような迫力に、田島はおずおずと退散するのだった。
その帰り道、みちるは夏美に「桑野さんのこと、好きになっちゃったも……」と告白する。