平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

24 シーズンⅤ 第17話

2006年12月16日 | テレビドラマ(海外)
 第17話(23:00)

 ストーリーはこう。
『エブリンは大統領とヘンダーソンの通話記録を銀行の貸金庫に預けていた。ジャックは証拠を手に入れるためウェインと共に貸金庫へ急行する。一方ジャックの行動をなんとしても阻止したいローガン大統領は、ジャックを再びパーマー暗殺の第1容疑者と認定し、カレンに緊急逮捕命令を下す。カレンは度重なる無謀な命令に次第に疑問を抱き始める』(FOX・HPより)

 大統領という最高権力者と戦うことになるジャック。
 これまでも指導者の欲、保身、無能を描いてきた「24」だが、敵がテロリスト以外だという点が面白い。
 敵は軍、警察、そして国土安全保障省に吸収されたCTU。
 その中で視聴者を引きつけるのは、ジャックを応援する存在がいることだ。
・オードリー。
・クロエ。
・シークレットサービスのアーロン。
・CTUを解任になった元支部長のブキャナン。
 脇キャラクターが立ってくる瞬間だ。
 そして、大統領に疑念を抱くキャラクターも。
・国家安全保障省(CTU)のカレン。
 カレンは無実が証明されているにも関わらず、パーマー暗殺容疑で再びジャックを捕まえようとすること。暗殺容疑の証拠が提示されないこと。テロの主導者のヘンダーソンを追うことよりもジャックを優先させることに疑問を抱く。
・大統領補佐官のマイク。
 マイクは本当にジャックを捕まえる命令が大統領から出ているか軍の将軍に確認するが、将軍は聞いていないと言う。
・副大統領。
・大統領夫人。
   〃  は謎の男(ヘンダーソン)から夫にかかってくる電話に疑念を抱いている。

 この様に「24」はこの脇キャラの描き方、立て方がうまい。
 副大統領は今までマイナスのイメージだったから尚更だ。
 大統領に次ぐ権限も持っているため、今後の重要なジョーカーにもなりうる。

 孤立無援になった主人公を助けるキャラクター。
 疑念を抱き、主人公に手を貸すかもしれない存在になるキャラクター。
 これらのキャラクター像は実に魅力的だ。


★追記
 ローガンのテロへの関与は次の様なものだ。
 自殺したウォルター・カミングスがやろうとしていたロシアでのテロを実は影で画策していたのはローガンだった。
 カミングスはこのことを知らない。
 カミングスはヘンダーソンからこの計画を持ちかけられて乗った。
 今回のテロは自分とヘンダーソンの間で実行されたものとカミングスは思っている。ヘンダーソンとローガンが通じているとも知らずに。
 カミングスはローガンとヘンダーソンに踊らされたのである。
 ローガンがこのテロへ関与した理由は、国のため石油資源確保のためである。

★追記
 アクションシーン・サスペンスシーンは次のようなものだった。
・銀行でのテロリストとジャックの戦い。
 ジャックは警察を呼び、テロリストと銃撃戦をさせた隙をついて脱出を試みる。
・追跡装置を付けられたオードリー。
 オードリーを追えばジャックにたどり着く。
 そう考えたカレンはオードリーの車に追跡装置を付ける。
 しかしクロエに見つける方法を聞いて追跡装置を発見。
 ガソリンスタンドで別の車に追跡装置を付ける。
・居場所がわかるエブリン親子。
 足を銃で撃たれたエブリン(軽傷)。
 病院に運べば、権力を持っている敵に居場所がばれてしまう。
 とりあえず近くのモーテルに姿を隠すことになる。
 ジャックたちは証拠の品を回収するため銀行に向かい、モーテルにはエブリン親子だけが残される。
 そしてエブリンの娘。母親は軽傷とはいえ気が気ではない。母親が立ち上がろうとして転倒、椅子に頭を打ったのを見て、救急に通報してしまう。

コメント
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