第13話(19:00)
神経ガスに汚染されるCTU。死傷者56人(40%)。
エドガー・スタイルズも死んだ。
ジャックたちは密閉された安全区域でガスが浄化されるのを待つが新たな危機が。
神経ガスが化学反応を起こし、密閉箇所を腐食しているのだ。
ジャックたちは換気装置を作動させて、ガスを外に出し濃度を薄めようとするが、換気プログラムが作動しない。
作動させるには換気室にあるコンピュタを再起動させなくてはならない。
ジャックが空気に皮膚が触れないようにし息を止めて向かうが障壁があって無理。別室にいたリン・マクギルに白羽の矢が当たる。
それは例え再起動させても生きて戻ることが出来ない決死行。
ドラマ作りのために作家が仕組んだ意図は見え見えだが、リンと警備員の死んでいく姿はさすがに胸迫る。
娘に電話をかけて温かくして寝るんだという警備員。
娘はいつ帰ってくるかと聞いてくる。
リンが戻ってきてしばらくは異変がない警備員は「大丈夫だ。平気だ」と安堵した途端、神経ガスに犯されて絶命してしまう。
リンも同様。
口から泡を吹いて倒れる。
その他のドラマとしてはジャックと娘キムとの関係。
CTUでの悲惨を目の当たりにしたキムは父親の業を感じる。
父親のまわりの人間が次々と死んでいく。
父親の安全を思って常に心悩ませなくてはならない。
キムの神経はもう耐えられず、ジャックに別れを告げる。
そしてトニー。
妻・ミシェルを殺されてテロに関わったヘンダーソンを殺そうとするトニー。
しかし、彼は元捜査官。捜査官の使命が殺すことをためらわせ、ヘンダーソンの逆襲に遭う。
ジャックの腕の中で死んでいくトニー。
ジャックは「死ぬな」と言うが、トニーは「ここにはミシェルはいない」と言って死んでいく。
主要メンバーがどんどん死んでいく今回の「24」。
作家はラストに何を描こうとしているのだろう。
第14話(20:00)
今回はコレットというプロの情報ブローカーの話。
コレットはテロの主謀者ビエルコにテロの標的になる建物の見取り図を売った。
応酬したヘンダーソンのパソコンからジャックはコレットの名を発見し、確保に向かう。
一方、コレットには恋人、実は潜入捜査をしていたドイツの工作員がいた。
コレットは既に取り引きのために抜け出し、ジャックは工作員に協力を求めるが、工作員は自分も自分の国の利害で動いていると言って突っぱねる。
今回の見どころはこの駆け引き。
人の死をドラマにしたり、駆け引きをドラマにしたり、「24」は様々なエンタテインメントを凝縮している。
ジャックはアメリカの国家安全保障省の極秘データ(テロリストをリストアップしたウエットリスト)と交換にコレットの居場所を教えろと言う。
同意する工作員。
ジャックはクロエに極秘に安全保障省のデータベースにログインさせ、データをジャックの端末にアップロードさせる。
工作員は幾人か把握しているテロリストの名前を見出しこれが本物であることを確認。コレットとの待ち合わせ場所へ同行する。
そしてコレットを確保。
工作員はアップロードした端末を手に入れ車で現場を離れるが、何と端末から火が。
ジャックは自動消去装置を使い、最初からデータを渡すつもりなどなかったのだ。
今までの正義のヒーローではあり得ない行動だが、国の利益のために戦う捜査官、この方がリアリティがある。
この取り引きをめぐり、CTUのブキャナンと国土安全保障省のカレン・ヘイズのやりとりも面白い。
人員が失われ戦力ダウンしてしまったCTUを自らの支配下に置こうとするカレン。
クロエが不正にアクセスして情報を盗み取ったことから、CTUは組織として成り立っていないと非難する。窮地に立たされるブキャナン。
しかしジャックが最初から渡す気などなかったことがわかるとブキャナンは言う。
「見ろ、CTUはちゃんと機能している」
★追記
次の様なこともアイデアに溢れた見事な描写だった。
クロエが不正に情報を入手したことがばれ、カレンはジャックに電話をかける。
工作員は何か指示が出るのではないかと思い、携帯のスピーカー機能で会話を聞かせろと言う。
そしてカレンの「責任問題よ。懲罰は覚悟してちょうだい」という怒りの電話。 カレンの言葉を聞かせることで逆に工作員を信用させることに成功したジャック。
マイナスをプラスに転ずる機転、ずるさ。
こういう描写を見ると練り込まれたシナリオだなと思ってしまう。
神経ガスに汚染されるCTU。死傷者56人(40%)。
エドガー・スタイルズも死んだ。
ジャックたちは密閉された安全区域でガスが浄化されるのを待つが新たな危機が。
神経ガスが化学反応を起こし、密閉箇所を腐食しているのだ。
ジャックたちは換気装置を作動させて、ガスを外に出し濃度を薄めようとするが、換気プログラムが作動しない。
作動させるには換気室にあるコンピュタを再起動させなくてはならない。
ジャックが空気に皮膚が触れないようにし息を止めて向かうが障壁があって無理。別室にいたリン・マクギルに白羽の矢が当たる。
それは例え再起動させても生きて戻ることが出来ない決死行。
ドラマ作りのために作家が仕組んだ意図は見え見えだが、リンと警備員の死んでいく姿はさすがに胸迫る。
娘に電話をかけて温かくして寝るんだという警備員。
娘はいつ帰ってくるかと聞いてくる。
リンが戻ってきてしばらくは異変がない警備員は「大丈夫だ。平気だ」と安堵した途端、神経ガスに犯されて絶命してしまう。
リンも同様。
口から泡を吹いて倒れる。
その他のドラマとしてはジャックと娘キムとの関係。
CTUでの悲惨を目の当たりにしたキムは父親の業を感じる。
父親のまわりの人間が次々と死んでいく。
父親の安全を思って常に心悩ませなくてはならない。
キムの神経はもう耐えられず、ジャックに別れを告げる。
そしてトニー。
妻・ミシェルを殺されてテロに関わったヘンダーソンを殺そうとするトニー。
しかし、彼は元捜査官。捜査官の使命が殺すことをためらわせ、ヘンダーソンの逆襲に遭う。
ジャックの腕の中で死んでいくトニー。
ジャックは「死ぬな」と言うが、トニーは「ここにはミシェルはいない」と言って死んでいく。
主要メンバーがどんどん死んでいく今回の「24」。
作家はラストに何を描こうとしているのだろう。
第14話(20:00)
今回はコレットというプロの情報ブローカーの話。
コレットはテロの主謀者ビエルコにテロの標的になる建物の見取り図を売った。
応酬したヘンダーソンのパソコンからジャックはコレットの名を発見し、確保に向かう。
一方、コレットには恋人、実は潜入捜査をしていたドイツの工作員がいた。
コレットは既に取り引きのために抜け出し、ジャックは工作員に協力を求めるが、工作員は自分も自分の国の利害で動いていると言って突っぱねる。
今回の見どころはこの駆け引き。
人の死をドラマにしたり、駆け引きをドラマにしたり、「24」は様々なエンタテインメントを凝縮している。
ジャックはアメリカの国家安全保障省の極秘データ(テロリストをリストアップしたウエットリスト)と交換にコレットの居場所を教えろと言う。
同意する工作員。
ジャックはクロエに極秘に安全保障省のデータベースにログインさせ、データをジャックの端末にアップロードさせる。
工作員は幾人か把握しているテロリストの名前を見出しこれが本物であることを確認。コレットとの待ち合わせ場所へ同行する。
そしてコレットを確保。
工作員はアップロードした端末を手に入れ車で現場を離れるが、何と端末から火が。
ジャックは自動消去装置を使い、最初からデータを渡すつもりなどなかったのだ。
今までの正義のヒーローではあり得ない行動だが、国の利益のために戦う捜査官、この方がリアリティがある。
この取り引きをめぐり、CTUのブキャナンと国土安全保障省のカレン・ヘイズのやりとりも面白い。
人員が失われ戦力ダウンしてしまったCTUを自らの支配下に置こうとするカレン。
クロエが不正にアクセスして情報を盗み取ったことから、CTUは組織として成り立っていないと非難する。窮地に立たされるブキャナン。
しかしジャックが最初から渡す気などなかったことがわかるとブキャナンは言う。
「見ろ、CTUはちゃんと機能している」
★追記
次の様なこともアイデアに溢れた見事な描写だった。
クロエが不正に情報を入手したことがばれ、カレンはジャックに電話をかける。
工作員は何か指示が出るのではないかと思い、携帯のスピーカー機能で会話を聞かせろと言う。
そしてカレンの「責任問題よ。懲罰は覚悟してちょうだい」という怒りの電話。 カレンの言葉を聞かせることで逆に工作員を信用させることに成功したジャック。
マイナスをプラスに転ずる機転、ずるさ。
こういう描写を見ると練り込まれたシナリオだなと思ってしまう。