第19話(1:00)・第20話(2:00)
ストーリーは次のとおり。
★第19話
「オードリーの命と引き換えに録音データがヘンダーソンの手に渡った。ジャックはCTUから逃亡したクロエの協力のもと、衛星を使ってヘンダーソンを追跡し拘束に成功する。だが、ヘラー長官を狙っているヘンダーソンの仲間から、解放しなければ長官を殺害すると脅迫される。状況を把握したヘラー長官は、究極の犠牲を払う決断をするが……」(FOX・HPより)
★第20話
「CTUでは逃亡したクロエの居所を察知、拘束チームが派遣される。大統領が陰謀へ関与していることを確信したカレンは、密かにクロエの逃亡を手助けし、ジャックを支援することを決意する。一方、録音データを追って外交用のチャーター機に乗り込んだジャックは、航空保安官を気絶させ、ヘンダーソンと接点のある搭乗者ハンス・マイヤーという男を尋問する」(FOX・HPより)
「24」の魅力は、腹のさぐり合い・心理戦にある。
これはどんなアクションシーンより物語を面白くする。
今回は大統領のテロへの関与をめぐる側近たちの腹のさぐり合い。
CTUの支部長カレン・ヘイズは大統領の命令に不信感を持っている。
ヘンダーソンよりもジャックを拘束することを優先しろという命令。
理由はパーマー暗殺にジャックが関わっているからだというが、その根拠が未だに示されない。
彼女は様々な情報の断片を繋ぎ合わせていき、状況を把握しようとする。
決定的だったのは分析官シェリーの言葉だ。
逃げたクロエはシェリーに言った。
「今回のテロには大統領のローガンが関わっている」
証拠が提示されるまでは信じないが、カレンは影で証拠を手に入れようとしているジャックたちを支援する決心をする。
大統領補佐官のマイクも疑念を抱いている。
大統領は何かを隠している。
そう直感するが、何を隠しているのかわからない。
しかし、大統領を中心に何かが動いている。
そのもやもやとした状況をマイクは「気持ちの悪い夜」と表現する。
そして、「私は主席補佐官だ。もし国の安全に関わる事態が起きているのなら、知る権利がある」と大統領に詰め寄る。
このマイクやカレンが感じるもやもやは同時に視聴者のもやもやでもある。
視聴者はこのもやもやの真相を知っているから、彼らに早く気づいてもらい、ジャックを助けてほしいと思っている。
視聴者のもやもやを積み重ねていき、最後にクリアにすること。
ここにドラマのカタルシスが生まれるのだが、「24」はこの作劇がうまい。
心理戦と言えば、ヘンダーソンは巧みだ。
人質になることを潔しとせず、車ごと湖に飛び込むヘラー国防長官。
ヘンダーソンは娘のオードリーを誘惑する。
「車の中には酸素がある。今、軍や救急に連絡すれば、父親は助かるかもしれない」
オードリーが携帯で連絡すれば、仲間が傍受して自分を助けに来る。
それがヘンダーソンの作戦だが、オードリーもそのことを知っているから電話が出来ない。
オードリーは激しく葛藤する。
この様に巧みに描かれる「24」の心理戦。
当然、カレンやマイクに気づかせないようにする敵の対応もあるし、上にゴマをすることしか頭になく邪魔をするカレンの部下マイルズの様な無意識の敵もいる。
これらが複雑に絡み合って心理戦はどんどん面白くなる。
★追記
今回は「24」では珍しいギャグシーンがあった。
CTUに追われ、ホテルのロビーでジャックのサポートをすることにあったクロエ。
そこでに一夜を共にしたい酔っぱらいの男が絡んでくる。
うるさくてしょうがないクロエは、スタンガンで酔っぱらいを気絶させる。
しかも酔っぱらいが目を覚ますともう一度。
ストーリーは次のとおり。
★第19話
「オードリーの命と引き換えに録音データがヘンダーソンの手に渡った。ジャックはCTUから逃亡したクロエの協力のもと、衛星を使ってヘンダーソンを追跡し拘束に成功する。だが、ヘラー長官を狙っているヘンダーソンの仲間から、解放しなければ長官を殺害すると脅迫される。状況を把握したヘラー長官は、究極の犠牲を払う決断をするが……」(FOX・HPより)
★第20話
「CTUでは逃亡したクロエの居所を察知、拘束チームが派遣される。大統領が陰謀へ関与していることを確信したカレンは、密かにクロエの逃亡を手助けし、ジャックを支援することを決意する。一方、録音データを追って外交用のチャーター機に乗り込んだジャックは、航空保安官を気絶させ、ヘンダーソンと接点のある搭乗者ハンス・マイヤーという男を尋問する」(FOX・HPより)
「24」の魅力は、腹のさぐり合い・心理戦にある。
これはどんなアクションシーンより物語を面白くする。
今回は大統領のテロへの関与をめぐる側近たちの腹のさぐり合い。
CTUの支部長カレン・ヘイズは大統領の命令に不信感を持っている。
ヘンダーソンよりもジャックを拘束することを優先しろという命令。
理由はパーマー暗殺にジャックが関わっているからだというが、その根拠が未だに示されない。
彼女は様々な情報の断片を繋ぎ合わせていき、状況を把握しようとする。
決定的だったのは分析官シェリーの言葉だ。
逃げたクロエはシェリーに言った。
「今回のテロには大統領のローガンが関わっている」
証拠が提示されるまでは信じないが、カレンは影で証拠を手に入れようとしているジャックたちを支援する決心をする。
大統領補佐官のマイクも疑念を抱いている。
大統領は何かを隠している。
そう直感するが、何を隠しているのかわからない。
しかし、大統領を中心に何かが動いている。
そのもやもやとした状況をマイクは「気持ちの悪い夜」と表現する。
そして、「私は主席補佐官だ。もし国の安全に関わる事態が起きているのなら、知る権利がある」と大統領に詰め寄る。
このマイクやカレンが感じるもやもやは同時に視聴者のもやもやでもある。
視聴者はこのもやもやの真相を知っているから、彼らに早く気づいてもらい、ジャックを助けてほしいと思っている。
視聴者のもやもやを積み重ねていき、最後にクリアにすること。
ここにドラマのカタルシスが生まれるのだが、「24」はこの作劇がうまい。
心理戦と言えば、ヘンダーソンは巧みだ。
人質になることを潔しとせず、車ごと湖に飛び込むヘラー国防長官。
ヘンダーソンは娘のオードリーを誘惑する。
「車の中には酸素がある。今、軍や救急に連絡すれば、父親は助かるかもしれない」
オードリーが携帯で連絡すれば、仲間が傍受して自分を助けに来る。
それがヘンダーソンの作戦だが、オードリーもそのことを知っているから電話が出来ない。
オードリーは激しく葛藤する。
この様に巧みに描かれる「24」の心理戦。
当然、カレンやマイクに気づかせないようにする敵の対応もあるし、上にゴマをすることしか頭になく邪魔をするカレンの部下マイルズの様な無意識の敵もいる。
これらが複雑に絡み合って心理戦はどんどん面白くなる。
★追記
今回は「24」では珍しいギャグシーンがあった。
CTUに追われ、ホテルのロビーでジャックのサポートをすることにあったクロエ。
そこでに一夜を共にしたい酔っぱらいの男が絡んでくる。
うるさくてしょうがないクロエは、スタンガンで酔っぱらいを気絶させる。
しかも酔っぱらいが目を覚ますともう一度。