航空機がハイジャック。
テロリストは拘束された仲間の解放を求めるが、その裏にはさらに隠された目的が……。
それは飛行機に搭載された神経ガスDZ-5によるアメリカ全土のテロ。
★主人公の目的
神経ガスによるテロの阻止。
ハイジャックされた飛行機の奪還。人質の救出。
★物語の展開
上記の目的を達するために主人公たちを遅う様々な困難。
これが困難であればあるほど、ドラマは面白くなる。
それは次のとおり。
・いかにして接続型ステルス航空機「リモーラー」から飛行機に乗り移るか?
・部隊の隊長トラヴィス中佐は乗り移れず、指揮が分析官のグラントに委ねられる。指揮系統の不安。
・爆弾処理のスペシャリスト・キャビーが怪我。
・国防省の対策本部は部隊が乗り移ったことに失敗したと思っている。→いつ戦闘機による攻撃命令が出てもおかしくない。
・不審を感じたテロリストが部隊のいる荷物室へ。
・DZ-5爆弾はどこに隠してあるか?
・テロリストのリーダーは飛行機のどこにいるか?
・DZ-5発見。気圧式で解除できたかに思えたが、起爆装置を持つ男が切り替え、起爆装置で爆破可能に。
・テロリストと取り引きして、人質解放のヒーローになろうとする上院議員。
・起爆装置を持っている人物は乗客にまぎれ込んでいるらしい。→起爆装置を持っている人物は誰か?
・F14戦闘機による攻撃が15分に迫る。進路変更を求める戦闘機。
・警戒区域まで40キロ。ロックオンするF14の戦闘機。→パイロットにいかにして部隊が乗っていることを伝えるか?
・二重三重の起爆装置。おとりの起爆装置。本物は基盤の下に。しかし、本物の起爆装置は赤外線センサーを張りめぐらせたもの。センサーに触れただけで爆発する。
・起爆装置を持っていると思っていた座席K21の人物は間違いだった。ではその人物はどこにいるのか?
・部隊突入!銃撃戦!→機体に穴が開き、気圧の気流が!!
・パイロットが撃たれる→飛行機はセスナ機しか操縦したことのないグラントが着陸させることに→管制塔との通信が不良で管制塔の着陸指示を得られない→結局、グラントがセスナ機の発着に使っている空港を使うことに。しかし滑走距離が十分でない。
130分余の時間の中にこれだけの困難を用意している。
これだからアメリカのアクション映画は面白い。
★キャラクターの変化
分析官グラントが次第に部隊員の信頼を得ていく。パーティの途中で現場に駆けつけたグラントはタキシード姿。隊員からは「007が来たのか?」とからかわれる。システムエンジニアのケイヒルもテロリストへの投降を主張する様な男だったが、爆弾処理で次第にたくましくなる。
まさに『信頼』と『成長』のドラマ。
アクション映画はこれでなくては!!
★面白ポイント
・部隊が乗り込んだことを知り、協力する飛行機に乗っている人物たち。(このことをテロリストは知らない)
黒人のCAは起爆装置を持っている人物を捜し出し、荷物室に入った機長は副操縦士に部隊が乗り込んでいることを告げる。
またテロリストが飛行機を制圧した時、素早く銃を隠した航空保安官も協力者になりそうだ。
・いつ部隊が突入するか?
この作品の面白さは飛行機に乗り込んだ主人公たちの部隊がいつ突入するかだ。
この突入する瞬間に最高のカタルシスが生まれる。
それまでは荷物室で主人公たちはひたすら暗躍。
存在を知られないように耐えに耐えまくる。
耐えまくるからそれが爆発した時、カタルシスが生まれる。
中盤ではこんなシーンも。
突入しようとする部隊。しかし起爆装置が手動に変わったことで突入を中断。
本当にやきもきさせられる。
派手な銃撃戦がなくてもアクション映画となるといういい例だ。
★感想レビュー
上記の「面白ポイント」で書いたこと。
『協力者・仲間が増えていくこと』~特に敵がそのことを知らないのがいい。
『カタルシスの作り方』~タメにタメて爆発させる。
これもアクション映画の常道。
★その他
・潜入した部隊がまず行うこと……状況の把握・主人公たちは天井や床に穴を開け小型カメラで飛行機の中を監視する。敵の配置などを確認する。
・戦闘機隊長は言う。「アルファ1まであと10分」。『アルファ1』とは空軍の攻撃コードである。
・戦闘機が攻撃をやめた時に言った隊員の一言。
「海軍への悪口は撤回しないとな」
・冒頭、小型PCの上に夫人が荷物を落としてしまい、怒られるシーンがあるが、これは伏線。このPCの持ち主こそ起爆装置の持ち主だった。
テロリストは拘束された仲間の解放を求めるが、その裏にはさらに隠された目的が……。
それは飛行機に搭載された神経ガスDZ-5によるアメリカ全土のテロ。
★主人公の目的
神経ガスによるテロの阻止。
ハイジャックされた飛行機の奪還。人質の救出。
★物語の展開
上記の目的を達するために主人公たちを遅う様々な困難。
これが困難であればあるほど、ドラマは面白くなる。
それは次のとおり。
・いかにして接続型ステルス航空機「リモーラー」から飛行機に乗り移るか?
・部隊の隊長トラヴィス中佐は乗り移れず、指揮が分析官のグラントに委ねられる。指揮系統の不安。
・爆弾処理のスペシャリスト・キャビーが怪我。
・国防省の対策本部は部隊が乗り移ったことに失敗したと思っている。→いつ戦闘機による攻撃命令が出てもおかしくない。
・不審を感じたテロリストが部隊のいる荷物室へ。
・DZ-5爆弾はどこに隠してあるか?
・テロリストのリーダーは飛行機のどこにいるか?
・DZ-5発見。気圧式で解除できたかに思えたが、起爆装置を持つ男が切り替え、起爆装置で爆破可能に。
・テロリストと取り引きして、人質解放のヒーローになろうとする上院議員。
・起爆装置を持っている人物は乗客にまぎれ込んでいるらしい。→起爆装置を持っている人物は誰か?
・F14戦闘機による攻撃が15分に迫る。進路変更を求める戦闘機。
・警戒区域まで40キロ。ロックオンするF14の戦闘機。→パイロットにいかにして部隊が乗っていることを伝えるか?
・二重三重の起爆装置。おとりの起爆装置。本物は基盤の下に。しかし、本物の起爆装置は赤外線センサーを張りめぐらせたもの。センサーに触れただけで爆発する。
・起爆装置を持っていると思っていた座席K21の人物は間違いだった。ではその人物はどこにいるのか?
・部隊突入!銃撃戦!→機体に穴が開き、気圧の気流が!!
・パイロットが撃たれる→飛行機はセスナ機しか操縦したことのないグラントが着陸させることに→管制塔との通信が不良で管制塔の着陸指示を得られない→結局、グラントがセスナ機の発着に使っている空港を使うことに。しかし滑走距離が十分でない。
130分余の時間の中にこれだけの困難を用意している。
これだからアメリカのアクション映画は面白い。
★キャラクターの変化
分析官グラントが次第に部隊員の信頼を得ていく。パーティの途中で現場に駆けつけたグラントはタキシード姿。隊員からは「007が来たのか?」とからかわれる。システムエンジニアのケイヒルもテロリストへの投降を主張する様な男だったが、爆弾処理で次第にたくましくなる。
まさに『信頼』と『成長』のドラマ。
アクション映画はこれでなくては!!
★面白ポイント
・部隊が乗り込んだことを知り、協力する飛行機に乗っている人物たち。(このことをテロリストは知らない)
黒人のCAは起爆装置を持っている人物を捜し出し、荷物室に入った機長は副操縦士に部隊が乗り込んでいることを告げる。
またテロリストが飛行機を制圧した時、素早く銃を隠した航空保安官も協力者になりそうだ。
・いつ部隊が突入するか?
この作品の面白さは飛行機に乗り込んだ主人公たちの部隊がいつ突入するかだ。
この突入する瞬間に最高のカタルシスが生まれる。
それまでは荷物室で主人公たちはひたすら暗躍。
存在を知られないように耐えに耐えまくる。
耐えまくるからそれが爆発した時、カタルシスが生まれる。
中盤ではこんなシーンも。
突入しようとする部隊。しかし起爆装置が手動に変わったことで突入を中断。
本当にやきもきさせられる。
派手な銃撃戦がなくてもアクション映画となるといういい例だ。
★感想レビュー
上記の「面白ポイント」で書いたこと。
『協力者・仲間が増えていくこと』~特に敵がそのことを知らないのがいい。
『カタルシスの作り方』~タメにタメて爆発させる。
これもアクション映画の常道。
★その他
・潜入した部隊がまず行うこと……状況の把握・主人公たちは天井や床に穴を開け小型カメラで飛行機の中を監視する。敵の配置などを確認する。
・戦闘機隊長は言う。「アルファ1まであと10分」。『アルファ1』とは空軍の攻撃コードである。
・戦闘機が攻撃をやめた時に言った隊員の一言。
「海軍への悪口は撤回しないとな」
・冒頭、小型PCの上に夫人が荷物を落としてしまい、怒られるシーンがあるが、これは伏線。このPCの持ち主こそ起爆装置の持ち主だった。