人の心が闇や迷いから解放される時、ドラマになる。
戦いで劣勢から大逆転する時、ドラマになる。
今回はこのふたつのドラマが爆発した。
★まずは晴信(市川亀治郎)。
「連戦連勝のおごり」
「負ける事への恐怖」
「許しても反旗を翻してくる敵」
これらから自分を見失っていた晴信。
そして上田原の合戦で武田は板垣(千葉真一)、甘利(竜雷太)の両雄を失った。
板垣と甘利は死をもって大事なことを伝える。
自分たちは晴信を信じていること。
晴信は決してひとりではないこと。
ひとつに繋がった心こそ一番強いものであること。
そこで晴信が得た詞とは……
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
人と人との心を繋ぐのは、情け。
繋がった心は最強。
裏切ることはない。信じた人のために懸命に闘う。
現に諏訪衆は晴信を(晴信が掲げた諏訪神号旗を)信じて、先陣を希望してきた。
迷っていた晴信は、敵に仇ばかりをなしていた。
許しても再び裏切ってくる敵。
二度と反旗を翻さないために晴信は見せしめの虐殺を行う。
しかし、それは恐怖による一時的な服従でしかない。
信頼で結ばれた関係こそ強いものなのに。
晴信は「反旗を翻してくる者と自分は信頼を築けなかった」「情けの心が足りなかった」と思い至らない。
恐怖による服従の道を選んだ。
しかし板垣らの死によって気づく。
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
「大望を持て」という言葉と共に素晴らしい言葉だ。
こういうメッセージは大河ドラマでなければ描けない。
闇から脱した晴信の心のドラマも素晴らしい。
今後、晴信は信頼・情けを第一にして家臣や国の者たちと関係を結んでいく。
これが武田軍団の強さになる。
★そしてもうひとつのドラマは信濃守護・小笠原長時(今井朋彦)とのいくさ。
前回、村上義清(永島敏行)に負けているだけにこの勝利はカタルシスになる。
小笠原長時が武田を舐めきって油断しているだけに、奇襲が成功した時、快哉を叫びたくなる。
晴信の復活と共に描かれたため、さらにカタルシスが大きくなった。
戦いで劣勢から大逆転する時、ドラマになる。
今回はこのふたつのドラマが爆発した。
★まずは晴信(市川亀治郎)。
「連戦連勝のおごり」
「負ける事への恐怖」
「許しても反旗を翻してくる敵」
これらから自分を見失っていた晴信。
そして上田原の合戦で武田は板垣(千葉真一)、甘利(竜雷太)の両雄を失った。
板垣と甘利は死をもって大事なことを伝える。
自分たちは晴信を信じていること。
晴信は決してひとりではないこと。
ひとつに繋がった心こそ一番強いものであること。
そこで晴信が得た詞とは……
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
人と人との心を繋ぐのは、情け。
繋がった心は最強。
裏切ることはない。信じた人のために懸命に闘う。
現に諏訪衆は晴信を(晴信が掲げた諏訪神号旗を)信じて、先陣を希望してきた。
迷っていた晴信は、敵に仇ばかりをなしていた。
許しても再び裏切ってくる敵。
二度と反旗を翻さないために晴信は見せしめの虐殺を行う。
しかし、それは恐怖による一時的な服従でしかない。
信頼で結ばれた関係こそ強いものなのに。
晴信は「反旗を翻してくる者と自分は信頼を築けなかった」「情けの心が足りなかった」と思い至らない。
恐怖による服従の道を選んだ。
しかし板垣らの死によって気づく。
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
「大望を持て」という言葉と共に素晴らしい言葉だ。
こういうメッセージは大河ドラマでなければ描けない。
闇から脱した晴信の心のドラマも素晴らしい。
今後、晴信は信頼・情けを第一にして家臣や国の者たちと関係を結んでいく。
これが武田軍団の強さになる。
★そしてもうひとつのドラマは信濃守護・小笠原長時(今井朋彦)とのいくさ。
前回、村上義清(永島敏行)に負けているだけにこの勝利はカタルシスになる。
小笠原長時が武田を舐めきって油断しているだけに、奇襲が成功した時、快哉を叫びたくなる。
晴信の復活と共に描かれたため、さらにカタルシスが大きくなった。