平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

花ざかりの君たちへ 第1話

2007年07月04日 | 学園・青春ドラマ
 衣装が替わるだけで作品は大きく変わってくる。
 「花ざかりの君たちへ」の第1話のストーリーはオーソドックス。
 「挫折した男を復活させるためにがんばる」
 もっと詳しく書けば
 「ハイジャンで挫折した男を復活させるためにマラソン大会で1位を獲る。しかし、そこには足に怪我をさせるという障害があって」

 どこかにあったストーリーと言ってもおかしくない。
 しかし衣装を替えるだけで、それがまったく違ったものになる。
 その衣装とは
★女の子が男を装って男子校に来る。
 その男子校はイケメン揃いで。顔で入学を選ぶ学校で。
★寮が3つあって争っている。
 その延長としてのマラソン大会。

 これで物語に話題性、華ができた。
 これに共感するいいせりふのアクセサリーを加えるとさらに締まる。
「努力は報われる。あとは自分を信じるだけ」
「自分にうそをつくなんて寂しいよ。自分にうそをついていると自分がなくなっていくんだよ」
「花に水をやるように人にも何かを与えないと育たない。何かを与えてそれぞれが見事な花を咲かせる」
 またこれにサブドラマを加えるとさらに物語に深みが出る。
 今回は中津秀一(生田斗真)のドラマ。
 人のために尽くせと言ってきたおばあちゃんが死んだ。そんなおばあちゃんの言葉を全然実践してこなかった自分が最後に傷ついた芦屋瑞稀(堀北真希)を助けた。それをおばあちゃんは喜んでいる。
 本筋とは直接関わりのないドラマだが、これでひとつ得した気分になる。連続ものだが1話の物語が完結した感じになる。

 今回は衣装を替えれば物語が新しくなるという見本の話だった。
 イケメンがいっぱいで小栗旬くんも出ているせいか「花より男子」の匂いも。

 それにしても堀北真希ちゃん、がんばってましたね。
 転校の洗礼でボールが顔を直撃、金だらいが落ちてきて、胸をむぎゅ。女だと言われて牛乳をはいて。
 それらもいいが、何より面白いのはだんだん男の子に見えてくること。
 中津との友情を通わせたり、何気ない仕草に男を感じる。
 「鉄板少女アカネ」ではちゃきちゃき感、男っぽさを出せなかった堀北さんだが、今回は大丈夫そう。
 そう言えば「パパとムスメの七日間」の新垣さんも男を演じていたっけ。
 今は女性が男を演じるのが流行り?

★追記
 寮から学校までの30メートルの道が通学路。
 ここに毎朝、女の子たちがつめかける。
 面白いシチュエーションだ。


コメント (2)
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