平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

山おんな壁おんな 第3話

2007年07月20日 | 職業ドラマ
 「山おんな壁おんな」第3話。
 この作品は「人間って愚かだけど可愛い」って視点で見ると楽しい。
 僕も含めて、人間って青柳恵美(伊東美咲)の様につまらないことにこだわってふりまわされて生きている。
 恵美の場合は胸。
★第3話では『ミルフィーユ・カップ』なるものが登場。
 2サイズアップということに乗せられて買ってしまう。
 それが田村部長(谷原章介)に見られて。
★バッグの品評会にいった時は、毬谷まりえ(深田恭子)と比較。
 同じバッグを肩にかけてまりえは見えないのに、恵美ははっきりバッグが見える。
 それで一喜一憂。
★恵美が毎回見せるバストアップ体操も可愛い。
 人間ひとりでいる時って、結構バカなことやっている。

 SMAPの「世界にひとつだけの花」じゃないが、人間って他人と比較して一喜一憂。
 でもそれが人間らしくて可愛くもある。

★胸の話ではないが、今回はこんなエピソードも。
 ITセレブに食事に誘われて告白されるかと変な期待。
 なかなか言い出せないセレブに心の中で「がんばって!」。
 テーブルの下ではガッツポーズ。
 しかし彼はまりえが好きで。

 期待して裏切られる恵美はおバカさんなんだけど可愛い。
 人間ってどこか満たされないものを持っていて、愛を求めていて。
 そんなことをこのエピソードから感じる。

★風水のエピソードもそう。
 ピンクのブタに行動の理由を求め、ふりまわされている。

 この作品は、こんな人間の可愛らしい愚かさを描いた作品だ。
 毎回描かれる仕事のエピソードは、ダメダメな恵美を凛としたキャラに見せる仕掛け。
 恵美をかっこいい女性に見せるための仕掛け。
 恋やコンプレックスにふりまわされているだけの女性じゃ魅力がないからね。(ドラマ「だめんずウォーカー」が失敗したのはそのため)
 今回の仕事エピソードの教訓は「自分はキリギリスで、アリの地道な努力に負けた」。
 壁おんな=キリギリスとかけたオチでもあるが、これで恵美が仕事の出来る凛とした女性に見えたかどうかは疑問。
 この辺がこの作品の弱いところ。
 職業人・恵美がもっと立ってくるといいのだが。
 

コメント
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