平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

チーム・バチスタの栄光 第2話

2008年10月22日 | 推理・サスペンスドラマ
 やっと面白くなって来ましたね。
 というのは物語が動いてきたから。

 動かしたのは白鳥(仲村トオル)。
 その捜査手法は、相手を挑発して本音を聞き出すアクティヴ・フェーズ。
 これでボロボロ出て来る様々な本音。
 「わたしはドクター桐生の影」
 「原因は3つある。1番目は…2番目は…3番目は…いろいろある」
 「彼女は僕なんか相手にしませんよ」
 どれも意味深な発言。
 これらの言葉の裏に何が隠されているのか?

 白鳥は直美(釈由美子)に関しても違った人物像を見せた。
 パッシブ・フェーズの田口(伊藤淳史)には、バチスタの器械出しに抜擢されて嫉妬とプレッシャーに曝されている可哀想な女性に見えていたが、白鳥にはどこででも涙を流せるしたたかな女性に見える。
 それは第二助手を挑発した時もそう。
 第二助手・酒井はプライドを傷つけられて感情的になったのに直美は冷静。
 あの冷静さの裏には何かを隠していると白鳥は見る。
 田口の見た直美と白鳥の見た直美はどちらが本当なのか?
 この様に人物の謎と二面性を見せられるとドラマは俄然面白くなりますね。

 そして最後に白鳥が見つけた事柄は「大人は死ぬが子供は死なない」という犯人の意図を示す事実。→次回に期待。

 この様にドラマは動いて次々と違った展開を見せないと面白くならない。
 第1話は田口が右往左往しているばかりで面白くなかった。
 この作品、物語を動かすのは白鳥で、感情部分を田口が担当する様だ。

※追記
 「手術は掛け算だ」
 「マイナス因子ばかりの所にプラス因子が入っただけではないか」
 医療物には欠かせないせりふですね。




 
コメント (6)
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