面白いですね。
人間描写が薄っぺらでない。
さすが井上由美子脚本。
★家の外は楽しい!
失踪した花嫁・理佐子(戸田菜穂)。
ひとみ(長谷川京子)、真由子(吹石一恵)、たまき(桃井かおり)はそれをワイドショーを見るように楽しんでいる。
まして自分は少し関わっている当事者。
警察の取り調べを受けられるワクワク感。
ひとみ、真由子、たまきは家庭では空虚を抱いている。
・ひとみは口うるさい面子と出世だけにこだわる財務省の夫にうんざり。
夫はひとみを愛する対象として見ていない。
彼がひとみに望むのは子供の面倒と官舎の中で波風を立てないことだけだ。
・真由子は猫可愛がりの年上の夫にうんざり。
ズボン、スラックス、パンツで世代のギャップを感じ夫に愛を感じていない。
真由子にとっての結婚はお金だけだった。
・たまきは働かない夫と引きこもりの息子。
夫と息子が家にいても彼女は孤独だ。
そんな彼女らがイキイキとしているのは家の外。
理佐子のことでワイワイ騒ぎ、他の人間の悪口で盛り上がる。
警察の事情聴取という非日常のドラマの様な世界。
家の外より断然楽しい。
外に出れば警察を始めとしてまわりの人間は自分の話を真剣に聞いてくれるし。 外に出る楽しさを知ったひとみと真由子は、それぞれ理容師と証券マンとのスキャンダルに一歩踏み込みそうだ。
★ミステリー仕立て
この作品の縦糸になるのは理佐子の失踪。
彼女は現在どこにして何故失踪したのか?
視聴者はたまきたちの家の外での行動を見ながら、それを知りたくて毎週見る。
だって気になりますもんねえ。
理佐子のことが明らかにされるまでは奥歯に何か挟まっている感じ。
うまい作劇の仕方だ。
★他人のスキャンダルは甘い蜜
たまきたちとは立ち位置が違うのが優等生・貴子(鈴木京香)。
しかし第2話で貴子に一番の嵐が吹いてしまった。
夫(沢村一樹)が理佐子とつきあっていた!
現在、夫は部下と不倫している!
しかも同じ十字架のネックレスをプレゼントしている!
優等生・貴子に嵐を吹かせる所などは井上由美子さん、なかなか意地悪ですね。
視聴者的にもこういう修羅場のシーンはぜひ見たい!
それはちょうどたまきたちが理佐子のことで盛り上がっているのと同じ。
自分に害の及ばないスキャンダルは大歓迎なのだ。
それにしても日本中どこを見ても<愛>がないですね。
<愛>そして<刺激>を求めて彷徨う主人公たち。
これがこの作品のモチーフの様ですね。
※追記
十字架のネックレスは見事な小道具。
会社の外で女性と待ち合わせだけでは仕事の待ち合わせかもしれない。
しかし同じネックレスをしていたら、一目で不倫だとわかる。
人間描写が薄っぺらでない。
さすが井上由美子脚本。
★家の外は楽しい!
失踪した花嫁・理佐子(戸田菜穂)。
ひとみ(長谷川京子)、真由子(吹石一恵)、たまき(桃井かおり)はそれをワイドショーを見るように楽しんでいる。
まして自分は少し関わっている当事者。
警察の取り調べを受けられるワクワク感。
ひとみ、真由子、たまきは家庭では空虚を抱いている。
・ひとみは口うるさい面子と出世だけにこだわる財務省の夫にうんざり。
夫はひとみを愛する対象として見ていない。
彼がひとみに望むのは子供の面倒と官舎の中で波風を立てないことだけだ。
・真由子は猫可愛がりの年上の夫にうんざり。
ズボン、スラックス、パンツで世代のギャップを感じ夫に愛を感じていない。
真由子にとっての結婚はお金だけだった。
・たまきは働かない夫と引きこもりの息子。
夫と息子が家にいても彼女は孤独だ。
そんな彼女らがイキイキとしているのは家の外。
理佐子のことでワイワイ騒ぎ、他の人間の悪口で盛り上がる。
警察の事情聴取という非日常のドラマの様な世界。
家の外より断然楽しい。
外に出れば警察を始めとしてまわりの人間は自分の話を真剣に聞いてくれるし。 外に出る楽しさを知ったひとみと真由子は、それぞれ理容師と証券マンとのスキャンダルに一歩踏み込みそうだ。
★ミステリー仕立て
この作品の縦糸になるのは理佐子の失踪。
彼女は現在どこにして何故失踪したのか?
視聴者はたまきたちの家の外での行動を見ながら、それを知りたくて毎週見る。
だって気になりますもんねえ。
理佐子のことが明らかにされるまでは奥歯に何か挟まっている感じ。
うまい作劇の仕方だ。
★他人のスキャンダルは甘い蜜
たまきたちとは立ち位置が違うのが優等生・貴子(鈴木京香)。
しかし第2話で貴子に一番の嵐が吹いてしまった。
夫(沢村一樹)が理佐子とつきあっていた!
現在、夫は部下と不倫している!
しかも同じ十字架のネックレスをプレゼントしている!
優等生・貴子に嵐を吹かせる所などは井上由美子さん、なかなか意地悪ですね。
視聴者的にもこういう修羅場のシーンはぜひ見たい!
それはちょうどたまきたちが理佐子のことで盛り上がっているのと同じ。
自分に害の及ばないスキャンダルは大歓迎なのだ。
それにしても日本中どこを見ても<愛>がないですね。
<愛>そして<刺激>を求めて彷徨う主人公たち。
これがこの作品のモチーフの様ですね。
※追記
十字架のネックレスは見事な小道具。
会社の外で女性と待ち合わせだけでは仕事の待ち合わせかもしれない。
しかし同じネックレスをしていたら、一目で不倫だとわかる。