悩める龍馬です。
「人の気持ちをわかっちょらん。わしには何もできんがじゃ。わしには無理じゃ」
この作品の龍馬(福山雅治)はいろいろな所に頭をぶつけて成長していく人物のようですね。
これまでの龍馬像といえば、自由闊達、痛快、そして人たらし。
岩崎弥太郎(香川照之)は第一回で龍馬のことを「人たらし」と評していたが、この段階ではまだこれからの様だ。
何しろ「人たらし」と対極の「人の気持ちをわかっちょらん」ですからね。
農民が堤作りに協力したのもお決まりのパターンっぽかったですし、龍馬の人間性に打たれて協力したという感じはあまりなかった。
ここから龍馬は成長して変わっていくのだろうが、<人の気持ちをわかっちょらん龍馬>と<人たらしの龍馬>のギャップをうまく埋めていかないと、昨年のようなキャラの混乱になりかねない。
ここは要注意事項。
それでも唯一、龍馬の基盤となる基本性格は今回も描かれていた。
それは洪水で父親を亡くした母子の感謝の思いを感じ取ったこと。握り飯に込められた思いを感じ取ったこと。
この弱い者への<やさしさ>が龍馬なんですね。
他のことではある意味普通の若者ですが、この点だけが個性になっている。
これから龍馬はこの<やさしさ>をのばしていくのだろう。
最後に福山雅治さんの龍馬について。
ナイーブな少年のような感じがあっていいですね。
少しひ弱な感じもしますが、もっと世間を見聞きし、自分を見出せば変わっていくのでしょう。
そしてこの変化の演じ分けが難しい。
役者としては一番面白い、やりがいのある部分ですが、視聴者もこれが楽しみ。
あとは香川さん演じる弥太郎に食われないようにしないと。
ふたりはこれから珍道中を繰り広げていきそうですが、今のところ弥太郎の方が個性やくせが強いですからね。
この両者のバランスも大きな見所。
「人の気持ちをわかっちょらん。わしには何もできんがじゃ。わしには無理じゃ」
この作品の龍馬(福山雅治)はいろいろな所に頭をぶつけて成長していく人物のようですね。
これまでの龍馬像といえば、自由闊達、痛快、そして人たらし。
岩崎弥太郎(香川照之)は第一回で龍馬のことを「人たらし」と評していたが、この段階ではまだこれからの様だ。
何しろ「人たらし」と対極の「人の気持ちをわかっちょらん」ですからね。
農民が堤作りに協力したのもお決まりのパターンっぽかったですし、龍馬の人間性に打たれて協力したという感じはあまりなかった。
ここから龍馬は成長して変わっていくのだろうが、<人の気持ちをわかっちょらん龍馬>と<人たらしの龍馬>のギャップをうまく埋めていかないと、昨年のようなキャラの混乱になりかねない。
ここは要注意事項。
それでも唯一、龍馬の基盤となる基本性格は今回も描かれていた。
それは洪水で父親を亡くした母子の感謝の思いを感じ取ったこと。握り飯に込められた思いを感じ取ったこと。
この弱い者への<やさしさ>が龍馬なんですね。
他のことではある意味普通の若者ですが、この点だけが個性になっている。
これから龍馬はこの<やさしさ>をのばしていくのだろう。
最後に福山雅治さんの龍馬について。
ナイーブな少年のような感じがあっていいですね。
少しひ弱な感じもしますが、もっと世間を見聞きし、自分を見出せば変わっていくのでしょう。
そしてこの変化の演じ分けが難しい。
役者としては一番面白い、やりがいのある部分ですが、視聴者もこれが楽しみ。
あとは香川さん演じる弥太郎に食われないようにしないと。
ふたりはこれから珍道中を繰り広げていきそうですが、今のところ弥太郎の方が個性やくせが強いですからね。
この両者のバランスも大きな見所。