平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

Woman 第3話~ありがとうございました。チャーハンおいしかったです、植杉さん

2013年07月18日 | ホームドラマ
 小春(満島ひかり)と紗千(田中裕子)、今回本音でぶつかりあったことはよかったんでしょうね。
 ピアノのこと、入院のこと、これらを話すことで少しはお互いのことを理解することが出来た。
 紗千には許せなかったことだったが、小春には「ピアノより将棋が好きだった」し、「病院のお化けが怖かった」り、それなりの理由があったのだ。
 そして、ふたりの対立の本質、父親のこと。
 小春は、自分を必死に育ててくれた大好きな父親を「ダメな人」と否定して、捨てていった紗千のことが許せない。
 一方、紗千は夫に暴力を振るわれていて、逃げ出したらしい。
 これらの本音を共有できただけでも意味がある。

 それに、どんな言葉よりも気持ちを的確に伝えるものがある。
 今回の場合は<浴衣>だ。
 紗千は子供の頃の小春の浴衣を捨てずに持っていた。
 惰性で持っていただけかもしれないが、しっかりと洗濯されており、心の片隅にまだ小春がいる証拠だ。
 <ちくわのチャーハン>も昔の母と子の記憶をよみがえらせた。
 だから、最後の小春のせりふ。
「ありがとうございました。チャーハンおいしかったです、植杉さん」
「浴衣もらっていい?」「うん、いいよ」
 <植杉さん>とまだ距離はあるが、今回の本音のぶつけ合いで、小春と紗千の距離は少し縮まった。
 今まで、否定し、心の奥底に封印していた<母親の子に対する気持ち><子が母親を求める気持ち>が解放された。
 おそらく、ふたりはこれから<母親>という点で、理解し合っていくのだろう。

 最後に植杉 栞役の二階堂ふみさん。
 満島ひかりさんと田中裕子さんの演技対決の間に入って、堂々たる演技。
 満島ひかりさんと田中裕子さんにまったく負けていない。
 特に満島ひかりさんの小春に対しては、「死者の美しいところばかりを見ている所」を見事に糾弾。
 いい芝居を見せてもらいました。

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激流~私を憶えていますか? <痛み><挫折>の共有をする主人公たち

2013年07月17日 | 推理・サスペンスドラマ
 ミステリーパートも面白いが、登場人物の描かれ方がいいですね。
 圭子(田中麗奈)は、夫に逃げられ、おまけに夫の彼女が著名な作家だったから、会社で左遷。
 美弥(ともさかりえ)は、薬物使用(実はえん罪)で逮捕、ふたたび世の中に出て叩かれることを恐れている。
 貴子(国仲涼子)は娘のために愛人契約。殺人事件に巻き込まれる。
 鯖島(山本耕史)は女性問題で離婚。銀行の出世ラインからも外される。おまけに女からストーカーのようにつきまとわれる。

 一見、みんな立派な社会人でしっかり人生を歩いているように見えるが、実は暗い影を背負い、実人生で挫折している。
 人間の表と裏。
 確かに人間、三十年以上生きてれば、スネに傷の一つもありますよ。
 触れられたくないこと、触れられれば痛いことのひとつやふたつ、あるはず。
 このリアリティがいい。
 今のドラマは十代や二十代を主人公にしたものばかりですが、こういう人生をある程度歩いてきた三十代のドラマがあってもいい。
 太陽の似合う青春からはかけ離れ、歩んできた人生を少し客観的に振り返ることが出来るような世代のドラマ。

 主人公たちは高校の同級生で、過去の小野寺冬葉(刈谷友衣子)失踪事件のことで再会する。
 そしてかつては無邪気に笑っていた同級生が皆、悩みや苦しみ、挫折を抱えながら生きていることを知る。
 ここで描かれるのは苦しみや挫折での<共感>だ。
「お前も苦労しているんだな、実は俺も」「あたしだって順風満帆な人生を送っているわけではないわよ」という共感。
 おそらく、こういうしみじみとした交流はある程度年齢を重ねないと出来ないものだろう。
 そして、この心が通い合う瞬間がこのドラマの魅力。
 十代二十代が<喜び>の共有だとしたら、三十代以降は<痛み>の共有なんですよね。

 このドラマ、ハマりました!
 通常、こういう三十代物は退屈なものが多いのですが、失踪事件というミステリーの縦糸があることで、実に面白い作品になっています。
 しかも役者さんがみんな実力派。
 田中麗奈さん、ともさかりえさん、国仲涼子さん、桐谷健太さん、山本耕史さん、賀来千香子さん、田中美佐子さん、武田真治さん。
 すごく見応えがあります。


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半沢直樹 第2話~恐らく西大阪スチールの倒産は計画的です

2013年07月16日 | 職業ドラマ
 これって『24』ですよね。
 『24』をビジネスドラマでやっている感じ。
 第2話を見て、つくづく思った。

 巨大な敵に立ち向かうジャック・バウアーは半沢直樹(堺雅人)!
 ジャック・バウアーがテロリストのボスを追跡するのと同じ様に、半沢は東田満(宇梶剛士)を追う。
 しかし、足を引っ張って邪魔する人間たちがいる。
 それは浅野支店長(石丸幹二)を始めとする銀行という組織。それに国税局の黒崎駿一(片岡愛之助)。
 それはジャックがホワイトハウスやCTUの内部から捜査を邪魔されるのに似ている。
 今回の味方だと思っていた者が敵だったというのも、『24』ではよくある話。
 そして、クロエ・オブライエンなどジャックを助ける仲間たちは、半沢の場合は渡真利忍(及川光博)や竹下(赤井英和)、部下の中西(中島裕翔)たち。
 渡真利は大和田常務(香川照之)に通じている感じで、ちょっと怪しいんですけどね。
 今回半沢は脅迫まがいの行為で、東田の居所をを聞き出したが、そんな過激な行動に出てしまうのもジャックに似ている。

 というわけで日本でも『24』のようなハラハラドキドキのドラマがついに誕生しました。
 ドラマの中には困難やサスペンスが詰め込まれており、決して一話で事件は解決しない。
 むしろ困難は大きくなっているから、次回はどうなるんだろうと楽しみになる。
 まさに連続活劇!!
 善と悪がはっきりしていて、自分を守るために戦う主人公。
 そこに難しい理屈はいらない。
 感傷シーンもごくわずかで、あとは、ひたすら行動あるのみ。

 半沢が戦う手段が<情報>、具体的には銀行マンの特権である<金の流れを追うこと>というのも面白い。

 
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八重の桜 第28回「自慢の娘」~恭順を唱えることの方が今はむしろ勇気が要んだ

2013年07月15日 | 大河ドラマ・時代劇
 佐川官兵衛(中村獅童)が酒を飲みすぎて寝坊……!?
 結果、奇襲にならず、的中突破は失敗!
 史実なのだそうですが、このシーン、ギャグシーンなのかどうかで迷いました。

 登勢(白羽ゆり)は不発弾で亡くなるシーンも。
 悲劇には違いないのですが、一方で、アニメなどで、持っていた爆弾が爆発して顔が真っ黒、髪がチリチリになるというギャグを思い出してしまう。

 つまり何が言いたいかというと、戦場には悲劇と喜劇があるということ。
 悲劇と喜劇は背中合わせと言ってもいい。

 このふたつのシーンは作者の戦争批判、あるいは皮肉ですね。
 前夜、死を覚悟して悲愴だった官兵衛が朝寝坊をしてしまうボケっぷり。
 ふつうに日常生活を送っていたら、絶対に不発弾なんかに触らない登勢がそんなことをしてしまう異常さ。あるいは不条理な死。
 戦場には、愚かなこと、バカバカしいことが溢れている。

 容保(綾野剛)は「女子供もわが家臣」と八重に言ったけれど、彼らを悲惨な目に遭わせておいて、これもどうかと思うよ。
 古今東西、上の人間は<美しい言葉>で下々の者を感激させるけど、決してダマされてはいけない。
 これはあくまで現代人の視線で言っているのですが。

 登勢のことは八重(綾瀬はるか)に跳ね返ってくるだろう。
 何しろ登勢にそうさせたのは、八重がきっかけなのだから。
 八重が不発弾処理をしなければ、登勢は逃げていた。
 当然、責任を感じるはず。
 これが八重の非戦への思いに繋がるのか?

 最後は凧揚げ。
 前回は彼岸獅子でしたが、会津にはこうした平和な日常があったんですね。
 ラスト、日向ユキ(剛力彩芽)が目を輝かせたのは、かつての<平和で穏やかな時代への希求>があったから。
 前回、彼岸獅子で城の人間が拍手喝采したのは、敵を欺いたこともあっただろうが、<平和で穏やかな時代への希求>があったから。

 そろそろ皆の意識は、一丸となって敵に立ち向かう高揚から、かつての平和な生活を望むことへ変わりつつあるようです。


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リミット~チカラを抜いて。空気を読んで、私は上手に生きていく

2013年07月14日 | 学園・青春ドラマ
 最近のドラマで描かれる学校というのは社会の縮図で、息苦しい所のようだ。
 暗黙の上下関係、排除、いじめ、空気を読んで顔色をうかがう……。
 容姿が優れている者、頭の良い者、家庭が裕福など生まれながらに多くの者を持っている者が優位に立つ格差社会……。

 しかし、それらも学校という枠の中にいるから可能で、そこからはずれてしまうと別の世界になる。
 バスの転落事故でサバイバル生活を送ることになった今野水希(桜庭ななみ)らがそう。
 学校という秩序がなくなり、<カンペキな世界が今、崩れ落ちた>時、彼らはどんな行動をするのか?
 盛重亜梨紗(山下リオ)のように今までたまりにたまった怒りと憎しみを爆発させるのか?
 優等生・神矢智恵子(土屋太鳳)がリーダーシップを発揮するのか?
 本当の絆、友情が生まれるのか?

 水希たちの置かれた状況を見ると、震災時のことを思い出す。
 あの時、東北の人たちは外国人が賞賛するほど、協力し秩序だった行動をしたが、水希たちの場合はどうなんだろう?
 エンタテインメントは時代とは無縁ではない。
 この作品『リミット』も<学校><格差社会><震災時の非日常>という時代を反映している。
 過重労働のバス運転手の居眠り運転事故も記憶に新しい所だし。

 最後に。
 <チカラを抜いて。空気を読んで、私は上手に生きていく>
 これは、主人公・水希が語ったせりふ。
 こういう生き方は空虚でしょうね。
 自分を偽り、いつも冷静で客観的な目で自分を見ている。
 心の中に他人はいない。
 これもまた、水希に限ったことではなく、現代人の心の中の風景。

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Woman 第2話~望海、おかあさんと花火しようね。帰ったら花火しよう。

2013年07月13日 | ホームドラマ
 ドラマというのは<謎>なんですよね。
 たとえば、今回の望海(鈴木梨央)。
 観ている者には彼女の心の中がよくわからない。
 由季(臼田あさ美)の所に行って、旅行気分で喜んでいるかと思えば、急にふさぎ込む。
 そして、母・小春(満島ひかり)のもとに帰ろうとする。
 そこで視聴者は、なぜ望海がふさぎ込み、帰ろうとしたのかを考える。
 きっかけは「花火をいっしょにやろう」と由季の一家が盛り上がった時。
 その時、弟の陸(高橋來)は声をかけられたが、望海にはかけられなかった。
 その不公平が悲しくなったのか?
 あるいは髪を切られた時。
 由季の子供たちにからかわれて、怒り、悲しくなったのか?

 しかし、理由は他の所にあった。
 母・小春といっしょに花火をしようといった約束。
 その約束を破ってしまったことが悲しくて、小春に謝りたくて、望海は帰ろうとしたのだ。
 この<謎>が解明された時、視聴者は強い親子の絆を感じて涙し、家族ドラマを感じる。

 そして、今回は新たな<謎>が提示された。
 夫・青柳 信(小栗旬)が電車に飛び込んだ理由だ。
 それは梨を拾おうとしたわけではなく、痴漢で捕まって逃走しようとしたため?
 青柳 信は痴漢なのか? えん罪なのか?
 おそらく、この謎はこのドラマ全体を通して追及されるのだろう。
 ちょうど、同じ脚本の坂元裕二さんが書いた『それでも、生きていく』で、兄が子供を殺したかどうかをずっと描いていったように。

 人の心はすべて<謎>である。
 複雑で、時にとんでもない悪魔が住んでいたりして、さまざまな行動をとる。
 だからこそ、面白いし、ドラマが生まれる。


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乃木坂46「ガールズルール」~33.7万枚の売り上げ増の理由は何か?

2013年07月12日 | アイドル
 乃木坂46の6thシングル「ガールズルール」初週売り上げが自己最高の33.7万枚。(もちろんオリコン第1位)
 前作「君の名は希望」が初週24.2万枚だったから、大きく売り上げを伸ばした。

 この売り上げ増の理由は何だろう?
 もちろん、乃木坂46のメンバーそれぞれが自力をつけてきて数が積み重なった部分もあるだろうが、新規ファンの獲得が大きかったのではないか?

 まずは生駒里奈から白石麻衣へのセンターの交替(今回は敬称略、時に通称あり)。
 これでグループイメージが変わった。
 フロントに白石麻衣を始めとする20歳3人が並ぶことで、大人のイメージになった。
 このグループイメージの転換には賛否両論あるだろうが、少なくとも今まであまりアイドルに興味がなかった若い男性層を引き込んだのではないか。
 何だかんだ言って、まいやん(白石麻衣)は綺麗ですからね。
 主観ではアイドル界イチ!
 『プレイボーイ』や一般週刊誌に載っても違和感がない。
 まいやんのグラビアを見て「この子、綺麗だな。誰だ?」と思ったり、中高生を中心にしたお子様グループは敬遠していたが、20歳のグループならと興味を持った男性は多いはず。
 ここからCDを購入して、握手会に参加するという段階に進むには、もうひとつハードルがあるのですが。

 既存のアイドルファンが流れてきた可能性も高い。
 つまり、今までは乃木坂46=生駒里奈というイメージで扉を叩くのをやめていたが、白石麻衣ならと言って入って来たというファン層。
 特に今回AKB48に飽きて、乃木坂に流れてきたファンは多いと思う。
 今まではAKB48に飽きたら、同じグループのSKE・NMB・HKTに流れることが多かった。
 しかし、今回のセンター・フロント交替で流れが変わり、乃木坂に流れてくるようになった。
 もともと乃木坂は楽曲のクォリティは高いですし、おとなしくて上品だと言われているメンバーも実はそれぞれしっかりしたキャラを持っていますからね、ハマればどっぷりハマる。

 この交替→既存のAKBファンの流入という流れは、運営プロデュース側としては作戦成功という感じだろう。
 既存ファンの間では「ガールズルール」がAKBやSKEの曲に似ていて、今までの乃木坂色がなくなったという批判が起こったが、それも運営側としては折り込み済み。
 AKBファンを取り込むために敢えてそうした。
 新番組『NOGIBINGO!』(日本テレビ)で、過去のAKBと同じことをさせているのも、その一貫。
 『NOGIBINGO!』を見たら「乃木坂もなかなかやるじゃん。可愛いじゃん」と思うAKBファンは多いだろう。

 というわけで、今回の「ガールズルール」の売り上げ増には新規ファン参入の力が大きいと思う。
 ちなみに僕は過去の記事を読んでいただければわかるとおり、生駒里奈推しで、『君の名は希望』までの乃木坂を支持し、『ガールズルール』および<乃木坂のAKB化>にはいささか戸惑っている派。
 グループが大きくなって、坂をどんどん昇ってくれるのはうれしいんですけどね、乃木坂46らしさは無くしてほしくないと思っています。


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ロンドンハーツ~『淳が泊まってジャッジ!』 がんばってますなぁ、尾崎ナナさん!

2013年07月11日 | バラエティ・報道
 先日のロンドンハーツ『淳が泊まってジャッジ!ホントはイイ女GP』。
 30歳のグラビアアイドル・尾崎ナナさんの所にロンブー淳さんが泊まった。
 そこで行われた過剰な<接待>の数々。
 フードコーディネイターの腕を持つ尾崎さんの料理。
 ここまでならフツーだが、さらに入浴での洗髪、洗体を始め、化粧水、フェイスパック、膝まくらで耳かき、マッサージ、歯磨きといったサービス!
 そして、ベッドでの一緒の就寝!!

 まあ、半分台本で、是が非でも売れたいのはわかりますけど……。
 他の人と同じことをやっていては上に上がれないのが芸能界だとは思いますけど……。
 がんばってますなぁ、尾崎ナナさん。
 非リア充の私としましては、女性のたくましさ、したたかさ、愚かさ、可愛らしさみたいなものを勉強させてもらいました。
 こうやって女が男をダマし、男はダマされたふりをして女をダマし、オトナの男と女の物語が進行していくんでしょうね。
 明石家さんまさんがよく例に出しますが、『タッチ』の浅倉南ちゃんなんかを<女性>だと思ってはいけないんでしょうね。
 南ちゃんは現実にはいない、男が勝手に作り出した幻想。
 だとしたら、<尾崎ナナ>に太刀打ちできない男は、理想の脳内彼女を作って二次元のそうした幻想の中に生きていくのもひとつの手段だと思いますが……。

 そういえば尾崎ナナさん、以前『ぷっスマ!』~売れないアイドル家宅捜索~に出た時は、さまざまな一発芸を用意していた。
 「おっぱい祭りだ、ワッショイ、ワッショイ!」と叫びながらおっぱいを揺らす<おっぱい祭り>(笑)
  <エロく聞こえる単語シリーズ>(笑)
 例を挙げると……
★オスマン・サンコン
★経済アナリスト
★濡れせんべい
★甘栗剥いちゃいました
★観音開き
★ワンクリック
★温玉ぶっかけ
★しこたま
★スタンディング・オベーション
★ポルチーニ茸
★賃上げ交渉
★御成門

 がんばれ、尾崎ナナ!
 ナナ様のこれからの生き様を楽しみにしています!


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SUMMER NUDE~乃木坂46・橋本奈々未さんにご注目下さい!

2013年07月10日 | 恋愛ドラマ
 大切な人を失って止まってしまった時間。
 三厨朝日(山下智久)は過去にとらわれて前に進むことができない。
 ただひたすら大切な人が戻ってくるのを待っている。

 人生の残り時間が少ない僕なんかにしてみれば、過去にとらわれている時間がもったいない気がするんですけど、これが若さなんでしょうね。
 若者にはまだたくさんの時間がある。
 あるいは、まだ過去の傷が癒えていなくて、回復するのを待っている。

 朝日みたいな役は、山下智久さんが一番合っていますね。
 静かで、それでいて心の中は傷ついていて、時折見せる憂いの表情。
 これが出来るのは山下さんかな?
 おそらく朝日という役は山下さんが演じることを意識して作られた<アテ書き(=役者さんを想定して役を設定すること)>なのだろう。
 作品の企画に関してもプロデューサーは<山下智久>+<夏の海>+<ラブストーリー>みたいな形で発注したに違いない。

 作品の評価については、何となく展開が読めてしまいそうなんですけど、みんなが<まぶしい夏>を取り戻せるといいですね。
 昔ながらのイメージですが、若者には<夏>と<太陽>と<海>がよく似合う。
 歳を取ると、これらはただ鬱陶しくて「早く涼しい秋になってくれ~~」と思うのですが、若者にはこれらに立ち向かい、ねじ伏せて楽しむ力がある。

 あとは乃木坂46・橋本奈々未さん!
 通称ななみん。北海道出身。乃木坂46のクールビューティ。
 第1話は盆踊り大会のチラシを配るバカップル・石狩清子役で出ていましたが、注目して下さい!
 まだまだ演技は危なっかしくてヒヤヒヤして見ているのですが、私的にはななみんを見るためにこのドラマを見ています。
 録画して、橋本さんが出ているシーン以外は早送りで見るなんてことはしませんが……。


 テレビドラマ『BADBOYS J』(日テレ)より


 ZIP『川柳女子』(日テレ)より


 『うまズキッ!』(フジテレビ)より

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半沢直樹 第1話~やられたらやり返す。それが私の流儀だ

2013年07月09日 | 職業ドラマ
 堺雅人にはずれなし!

 物語は巨大な組織と闘う個人。
 個人である半沢直樹(堺雅人)が持っている武器は、明晰な頭脳と剣道の腕。
 しかし、その頭脳も迷ったり、弱気になったり、優しかったり、非情になれなかったりで、時としてフラつく。
 剣道の腕も案外頼りなくて、不意をつかれて、東田社長(宇梶剛士)の愛人(壇蜜)にやられてしまう(笑)
 この半沢の性格の根底にあるのは、「他人との信頼と繋がりこそが大切だ」という父親(笑福亭鶴瓶)の教えだ。
 これは諸刃の剣で、弱点にもなるが、強みにもなる。
 ラスト、竹下清彦(赤井英和)が協力を申し出てくれたのは、半沢が他人との繋がりを大事にしたからこそ。
 巨大組織にはそれがない。

 悪役もはっきりしているからわかりやすい。
 この前にやっている『八重の桜』が視点がさまざまで、善悪がはっきりしていないから、尚更そう感じる。

 庶民は、理不尽で巨大な悪と闘う主人公を見たいのだ。
 しかも、主人公が迷い、自分の弱さと向き合いながら闘うから感情移入できる。
 特筆すべき能力もなく、自分の智恵をギリギリまで絞って闘うから共感する。
 また時代劇の決めぜりふのように半沢は叫ぶ。
「私が全責任を持つと言ったのはウソだったんですか!? あなたの言うことは信用できません!」
「部下の成功は上司の手柄、上司の失敗は部下の責任。やられたらやり返す。それが私の流儀だ」
「だったら、あんた達は何のためにいる? 責任が取れない本部審査に何の意味がある? そんな融資部なら必要ないやめてしまえ!」
「さっきから都合のいいことばかり書いてんじゃねえぞ、記録! 今から言うことを書き留めとけ!」
 会社生活で神経をすり減らしているお父さん(あるいはOLさんたち)は、これで拍手喝采するのだ。

 また、主人公を応援する仲間たちがいるのもエンタテインメント。
 それはどこかアニメ『ワンピース』などにも通じるものであるが、たとえば妻の花(上戸彩)なんかは仲間として良い感じ。
 彼女は物事の本質を理解していて、たとえば半沢が結婚記念日をすっぽかした時も半沢を責めるのではなく、急ぎの稟議書を作らせた支店長に怒る。
 また、どんなことがあっても彼女は夫を信じている味方だ。
 こういう妻の姿にお父さんたちは涙するのだ。
 また、こういうドラマでは通常、主人公の家庭がうまくいっていなくて、妻とも疎遠という描写が多いのだが、この作品ではそういう面倒くさい設定は作らない。
 この点もわかりやすくていい。

 テレビドラマから、お父さんたちが楽しく見られる作品が消えて久しい。
 そうですよね、日曜日の夜くらいは、お父さんのためのドラマがあってもいいですよね。
 これで月曜日からの仕事にがんばれる。


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