新年明けましておめでとうございます。本年もEXPRESS DIARY、メインターミナル、喫茶エクスプレスをよろしくお願い致します。今年も新年初っ端の投稿はこれから始めたいと思います。2013年の鉄道を展望する(近畿中心)。 JRグループの展望。2013年は翌年に北陸新幹線の開業を控えているため、大きな変動はないものと思われます。大きなトピックは3月改正よりスタートする東北新幹線はやぶさの320km/h運転でしょうか。これにより東京~新青森間は2時間59分となり、夢の2時間台に突入しました。現行ダイヤではこの所要時間が限界と言えるのではないでしょうか。JR東日本ではE5系の増備が進んでおり、はやぶさはもちろんはやての大半も今春の改正でE5系に置き換わる予定です。おそらく2015年度の北海道新幹線新函館開業も睨んでの車両投入と思われます。東日本では2014年度開業の北陸新幹線用のE7系も本年度に登場するのではないでしょうか。
JR西日本はアーバンネットワークで225系0番台の投入が続くようです。もっともかつてのような大量投入ではないので、一気に221系や223系を置き換えていくということにはならない模様。新快速増発や早朝深夜の減便など細かい動きはあるものの、昨年までのような大きな動きは今年度はなさそうです。 新幹線ではW7系の登場が期待されます。山陽新幹線以外での始めての新幹線ということでどのような車両(東日本の影響を受けること大だが)になるのか楽しみです。
山陽新幹線では東海のN700A系の乗り入れや既存のN700系の改良などが話題になるものと思われ、大きな変動はなさそう。 在来線特急も2014年度に北陸新幹線が開業するので、大きな変動は見られないものと思われます。その中で、山陰線、福知山線系統の特急から183系800番台が姿を消すことが大きなトピックでしょうか。紀勢線に287系を投入して、その玉突きで381系を福知山に入れて183系の置き換えが本格化することになります。北陸新幹線開業時には681系や683系の転属も考えられ、381系もつなぎになる可能性は大です。
JR東海ではN700A系の営業開始が大きなトピックになりますが、見た目ではN700系とあまり変わらないので鉄道ファン的にはあまり注目度が高いものにはならないでしょう。むしろ在来線で117系が引退する方が大きなトピックと言えるのではないでしょうか。 首都圏私鉄では東急東横線と東京メトロ副都心線との直通運転が開始されます。東横線と日比谷線の直通運転中止も大きなトピックとなるでしょうか。
関西私鉄では近鉄が中心の一年となりそうです。春には50000系しまかぜがデビューします。従来の特急とは一線を画すデザインとなっており、近鉄特急伝統の2階建て車両も復活しました。きんてつ鉄道まつりでの一般公開も大盛況となっており、ファンのみならず一般の利用者からも期待が高い車両と言えます。伊勢志摩ライナーのリニューアルと合わせて伊勢志摩方面への特急の再興を期す1年になるのではないかと思います。 近鉄の春のダイヤ改正は今のところ発表されていませんが、前年に大規模なダイヤ変更を行っているため、今年度はしまかぜデビュー以外はあまり大きな変動はないような気がします。
阪神は前年になんば線快速急行のダイヤ変更などを行ったため、今年度は大きな変化はないものと思われます。三宮駅の改良工事が今年度で終了するものと思われ、これを機に近鉄特急の乗り入れが不定期レベルでも実施されるのかどうかが注目されるところです。赤胴車の置き換えは武庫川線7801型を除いて終了しており、今後はジェットカーの置き換えを本格的に検討していく時期に来ているように思います。5550系を増備するのか、あるいは新型のジェットカーを投入するのか注目してみたいものです。後はせっかく改良している甲子園駅の力を発揮できるよう阪神タイガースが好成績を収めることが阪神電鉄の社運を握っていると言っても過言ではないと思います。
阪急は今秋に京都線長岡天神~大山崎間に新駅西山天王山駅が開業する。これに伴うダイヤ改正があるかどうかは今のところわからないが、おそらく前回のダイヤ改正に同駅開業時のダイヤが盛り込まれていると思われる。ダイヤの調整があっても洛西口駅開業時レベルのものではないかと思っている。宝塚線でそろそろダイヤ改正が行われてもおかしくはない。ATS更新が完了した時点で改正を行うはずなので、今年度に改正が行われるのではないかと予想する。もっともデータイムもラッシュ時もダイヤ変更は出し尽くされた感があり、ダイヤ改正があっても小規模に留まる可能性は高いように思う。神戸線は特に動きはなさそうだが、9000系の増備が続くのか、あるいは新形式が立ち上げられるのか注目されるところだ。
京阪は8531F、旧3000系特急の引退が大きなトピックであるのは間違いない。年明けから春の引退までおそらくイベントが目白押しとなるのではなかろうか。HP上で運転時間が公開されており、引退日など(まだ明らかにはなっていないが)はファンが殺到してしまうのではないかという懸念もある。大きな混乱なく、花道を飾れるよう鉄道会社、ファンとも協力していって欲しいものだ。
南海は前年に南海本線のダイヤが変更されているが、好調なLCCの旅客を取り込むためのダイヤ変更はあるかもしれない。LCC就航とともにラピートαの復活が検討されていたので、それが実現するか否かがポイントと言える。 また、12000系サザンの増備があるのかも注目される所だ。