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木更津レイプ殺人事件と不思議信仰者<本澤二郎の「日本の風景」

2019-08-30 10:54:21 | 日本の風景


木更津レイプ殺人事件と不思議信仰者<本澤二郎の「日本の風景」(3420)
<同僚が殺害されても寄り添わない創価学会婦人部>
共同通信の47ニュースが、神奈川新聞のいい記事を紹介していた。性犯罪の被害者を、逆に責め立てる日本の風土という指摘に合点した。筆者が徹底して取材していた「木更津レイプ殺人事件」に対して、当初は喜んで取材協力してくれると期待したものだが、実際はその反対だった。同僚がやくざ強姦魔に殺害されたことに同情して、事件の真相究明に協力するどころか、反対に逃げ出してしまったのである。被害者に寄り添ってくれない、むしろ、突き放すのである。非情ともいえる宗教団体の知られざる恥部に、現在も衝撃を受けている。

<「そっとしておいて」と言って蓋をかけて平然>
 世の中が乱れると、人々は宗教団体に飛び込んで、そこで仲間を作り、厳しさに耐えるという習性がある。自由に生きるという点では、一匹狼がいいに決まっているが、現実は群れて、寄らば大樹を決め込む。

 そこで信心する仲間を増やす、献金をする、という信者が、組織で頭角を現し、周囲から尊敬される。外からは、信頼関係は鉄のように硬く見えるのだが?
 そう思って、戦争遺児の悲惨すぎる殺人事件と、その前提となったレイプ・性奴隷へと取材を進めたのだが、途中から壁ができた。平和に熱心な仏教信者の団体会員が、突然、非協力的になった。
 問い詰めると、意外な反応である。「本人はもう死んでいない。あれこれつつくと、本人にマイナスではないか」と言い張った。要は、死んだ人間に用はない、という言い草に驚かされた。

 釈迦の説いた仏教は、人間を幸せにする、成仏させると説いているはずだ。戦争遺児はやくざに強姦されて、性奴隷から逃げ出そうとして、殺人的脅迫に屈して、病気の中で一番苦痛の激しい大動脈りゅう破裂で即死した。2014年4月28日、君津中央病院で呼吸が止まった。

 被害者は成仏どころか、地獄に突き落とされた。今も地獄で呻吟している。したがって、犯人を捕まえて、重罰を課すことが、せめてもの供養のはずである。
 だが、池田大作の指導が消えてしまった創価学会は、というよりは、木更津の学会組織の婦人部は、そうした仏教の原則さえもわきまえていないのである。これは取材していて衝撃的なことだった。

<「なぜ一人で男大工を家に入れたのか」と被害者を責める者も>
 取材して判明したことは、戦争遺児がやくざに強姦される過程を追いかけていくと、いくつもの罠が仕掛けられていたことが判明した。
 第一は、富津市出身のやくざ浜名は、やくざ稼業を隠して、厚労省認可の介護サービス「かけはし」をJR巌根駅近くで開業、第二に夫妻で創価学会の信者を装っていた。
 第三に、戦争遺児をそこへと誘い込んだ人物は、同じ学会員のホームヘルパーの吉田ふみえ。戦争遺児のK・T子さんと吉田の接点は、深くはないものの、吉田から「知り合いの学会員がデーサービスを開業、いま苦労している。助けてほしい」との呼びかけに、人の好い美人栄養士は反対できなかった。
 秋田県の由利本庄市の婿とは別居中で、生活費稼ぎという事情も災いした。
 「浜名さんはいいひとよ。若いときは大工をしていた」という大嘘に引っかかったのが第四。「安くするから頼みなさいよ」という吉田の嘘が第五。
 バイト先の学会員の大工を信じて、玄関先の補修を頼んだのだが、学会員は「なぜその時、友人を家に呼んでなかったのか。油断よ」とこれも被害者を責める言い分だ。
 犯人逮捕に協力したい、という認識ゼロなのだ。

<「相手がやくざではなあ」とやくざ浜名のやり得容認?>
 木更津市は、典型的なやくざの街である。敗戦後に進駐軍が押し寄せ、彼らのための国策慰安所もできた。幼いころ、生活苦の売春婦を「パンパン」と呼んでいたことを記憶している。
 米兵の後に占拠したのが、やくざである。やくざが県会議員、ついには国会議員まで誕生した。そのやくざ代議士の息子と運転手が、千葉県選出の衆院議員と参議院議員であるから、警察もやくざから逃げ回っている有様である。

 こうした風土のもとで、やくざの介護施設第一号店が木更津市に誕生、そこで戦争遺児・美人栄養士は食い殺されてしまったものである。
 筆者が追及しなければ、完全に迷宮入りするところだった。
 事情を学会員に説明すると、彼は「やくざではなあ」と嘆息してレイプ殺人から、これまた逃げてしまった。

<「組織での知り合いだから死んだら関係ない」と冷たい対応>
 今の学会は狂っていると改めて思う。
 K・T子さんの親しかった婦人部OBは「組織上の友人知人。亡くなったら関係はない」と言い切った時は、さすがに愕然としてしまった。生きていれば、お互い利用価値がある、その程度の宗教組織といわぬばかりである。

 昔からの反学会派がいることは知っているが、 本来の仏教の教えは、そんなに冷たいものではない。和を大事にする宗教で、他の宗教に勝るはずなのだが?

<「地獄に落ちたら無関係」という薄っぺらな教団>
 1995年の戦後50年8月の南京・盧溝橋の平和行脚に参加してくれた、父親を知らないで大人になった戦争遺児は、北京で唐の時代の優雅な女性の絵画を購入して、玄関先に飾っていた。
 やくざ浜名は、これも奪ってしまったのかどうか?

 K・T子さんは、あれから地獄で泣き続けている。地獄から、浜名とヘルパー吉田と大工佐久間と浜名の妻を追いかけてもいる?
 まともな宗教団体であれば、犯人をかばうのではなく、自首を薦めるのが当たり前のことである。いつ行動を起こすのか注目している。殺人に時効はない。

<逃げまくる被害者の娘たちも同じ信仰者>
 悲しくて声も出ないのは、戦争遺児の二人の娘である。妹には何度も手紙を出して「犯人逮捕」に協力するように呼び掛けてきたが、音信不通である。
 やくざに追いまくられてしまったのかどうか。
 声も出せない信仰者とは?これも不思議でならない。

 真っ当な信仰者は、声を上げて犯人を逮捕、そのことを亡き母親に報告、地獄から救出する義務があるはずなのだが。

<池田氏の「人間革命」は何だったのか>
 思うに池田大作著とされる「人間革命」とは何だったのか。法の支配さえも信じない、性凶悪のやくざ強姦魔を放任するような教えではないだろう。

  K・T子さんは、池田親衛隊の第一号として声を上げ、山口狐の前の太田狸の不正を暴いた。続いて沖縄の野原善正は、第二号として山口狐に挑戦、度肝を抜かせた。

 このことは、創価学会が真っ二つに割れている証拠であろう。先の参院選と埼玉の知事選でも判明した。安倍・日本会議の腰ぎんちゃくになった、裏切り者の狐とタヌキに大義はない証拠でもある。
 安倍の毒饅頭で、狂ってしまった信濃町と病の池田に、因果関係はあるとみたい。はたまた、やくざ強姦魔に殺害された戦争遺児の悲惨な運命と関係がないのかどうか?因果応報は宇宙の基本原則である。

 安倍・破憲内閣と狐とタヌキの共闘の行方が、現在の日本政治の方向を決めているとこだけは確かであろう。政局の鍵を握る信濃町の動向と「木更津レイプ殺人事件」の決着も無関係ではあるまい。
2019年8月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




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