靖国神社令和二年十月の社頭掲示がありました。まだ二十一歳の若者が「自分は何時たりとも天皇陛下の為なれば命を的に働くつもりで居ります」といって散っていったのです。改めて天皇陛下はぜひとも靖国神社へ御参拝あるべしと思わざるを得ません。
「遺書 陸軍上等兵 佐上善郎の命
昭和二十年八月一日・中華民国湖南省衡陽(今の中華人民共和国湖南省中南部に位置する衡陽市)にて戦病死
奈良県宇陀郡室生村出身二十一歳
父母上様 自分今日まで十九年間唯不孝ばかり致し何一つ孝養もしなかったことをお詫び申し上げます。でも今自分は御国の為、天皇陛下の為に尽くすことが父母上様に一番の孝であると信じて居る者です。自分は何も云ひ残すことはありません。唯父母上様に不孝を致した事をくれぐれもお詫び申し上げます。もし自分が戦死致しました時は同封の頭の毛を自分の骨と致してください。
又けして嘆かずお褒めの言葉をかけて下さる事と信じます。自分は何時たりとも天皇陛下の為なれば命を的に働くつもりで居ります。くれぐれも父母様充分に御身大切になさって下さい。
昭和十八年四月二十八日 不孝者なる善郎
父上様
母上様 」